特別編「TOKYO MER」隅田川ミッション開始!絆と比奈の悩み
2023年4月28日から映画が公開されるのに先立ち、「特別編TOKYO MER 隅田川ミッション」が放送されました。
映画につながるとても重要なエピソードとなり、今後のTOKYO MERのあり方が問われるストーリー。
チーフドクターの喜多見は妹を椿に奪われて、あれからどうしていたのだろうか?MERのチームは?
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隅田川ミッション開始!
TOKYO MERに出動要請がきた。しかし喜多見は自宅にいた。音羽を相手にプロポーズの練習。
その傍には東京都知事の赤塚の姿があった。しかし、緊急要請を比奈が承諾すると共に、
喜多見は元妻の高輪に電話をすると、「誕生日おめでとう!」と電話を素早く切ってしまった。
どうやらプロポーズの相手は高輪医師。しかし、いつも通りの喜多見とのやりとりに、高輪は少し呆れていた。
喜多見が到着するまで、東京の劇場での救助の指揮を執ることになったが、中に残された人を搬送中、
落ちて来た照明機材で比奈は負傷した。しかし、それでもオペはできると判断したが、徐々に痛みが増して、
ついには器具を握れなくなった。そこに喜多見たちが合流し、音羽と2人でオペを完了させた。
比奈の判断が正しかったのか、疑問が持たれる中で、次の事故が発生した。隅田川で屋形船が爆発したのだった。
出動しようとする比奈を、喜多見は怪我を理由に待機させたが、それがのちに功を奏することになった。
厨房から爆発が起き、操縦していた料理長が意識不明となり、鍵は彼が管理しているので操舵室に入れない。
そのため、床下に燃料タンクを詰んだまま、船の制御が不可能となった船は走り続けていた。喜多見は先回りをして
橋から船を見たが、お客の不安な視線に気づいた。喜多見の立つ橋の下に、下部に伸びた突起、
そして船の先端に上へ伸びる突起。このまま行くと船は確実に衝突する。乗客を川に泳がせてから救助する方法しかない。
と、思ったが、多くの喜怒哀楽を共にして来た、レスキューの千住が現れた。彼たちはボートを平行に2隻走らせ、
千住が屋形船に飛び移り、レスキューの船からロープをもらい、屋形船の船尾に結び、もう片方の船にロープを渡した。
2隻の船で屋形船の進行方向を曲げたのだ。そのため突起同士がぶつからず、橋を通過できた。
深い絆が生んだトリアージ
千住と数人のレスキューは、床下がまだ燃えている船に移り、動けない乗客の確認をし、
他の隊員は、動ける乗客を他の船に移した。喜多見は千住と無線で繋がり、画像共有をお願いした。
最初は千住と喜多見はうまくいかなかった仲だが、共に苦境を乗り越えるうちに、信頼し合う絆が生まれていた。
喜多見はその動画を元に「トリアージする」と提案し、千住の報告と画像から考えられる症状で順番をつけていった。
会った当初なら、千住は喜多見の言うことに従わなかっただろう。しかし、喜多見の指示に従い
乗客の手の甲に、赤、黄と書いて行った。すると待機していま比奈が気づいた。倒れている親子に戻るよう指示すると
比奈が心臓のオペをして、昨日退院した女の子だった。彼女は見た目に怪我はなくとも胸部から出血があり
動かすのが危険な状態であり、母親も頭部を負傷しており、意識をなくした。喜多見は爆破の危険がある船でオペをすると言い出した。
喜多見は女の子用のオペの準備をして、比奈を現地に向かうよう指示をした。幸いにも音羽が抜けるため
幸い新しいサブドクターとして、厚生労働大臣からの紹介で、音羽と同じ医系技官の青戸が入ったばかりだった。
医師の人数は足りている。喜多見は床下が燃えている船に移り、千住と共に処置をしていた。
MERでは船長のオペが始まったが、医師として8年のブランクがあり、蒲田はは「ポンコツ」を送り込みTOKYO MERを潰すつもりだった。
蒲田の思惑は当たり、青戸は重症患者を前に何もできないまま、患者は危険な状態になって行ったが
テントで処置をしていた音羽が来た。蒲田の思惑はわかっている。だらこそオペを代わった。
そして到着した比奈を、バイクで指定の橋まで送った。下ではレスキュー隊員が布を広げて機材の受け取りを待っていた。
しかし、比奈は意を決して船に向かい飛んだ。自分も喜多見と一緒に処置にあたることにした。
自分が救った幼い命を、再び救う。酸素マスクを使いながら、処置をするが、千住はマスクを喜多見たちに使わせた。
無事に処置が終わり、ボートに乗せて一気に離脱した時、漏れ出していた燃料が、燻っていた火に引火して爆発が起きたが、
離脱の後だと知り、本部は安堵したが、思い通りに行かなかった蒲田は、不服な表情で視察を終えた。
悩める比奈
比奈はMREでの研修期間を終えたら、高輪の元で、循環器医として働くつもりでいた。
しかし、音羽はMREを全国展開する指揮官に任命され、MREを去る事が決まっていた。
そして、意気揚々と現れた青戸は、実際の現場を前に何もできずに、地元に帰り研修医としてやり直す。
と、さっさとMREを去った。となると医師がチーフドクターの喜多見1人になる。これでは機能しなくなる。
比奈は循環器に行くべきか、MERに残るべきか悩んだが、喜多見はMREは1人で動いているんじゃない。
ひとつのチームとして動いている。という言葉を聞き、MRE立ち上げから携わった身として、
音羽ほどの働きは、今はまだできないが、そうなれるように頑張りたい!とサブドクターに立候補した。
それから1年半後、音羽はまず横浜にMREを立ち上げ、TOKYO MREにはない機能を備えたオペ室を完成させた。
しかし、そのオペ室は相当な腕がないと使いこなせない。音羽には当てがあった。それは昔付き合っていた女性らしい。
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