「TOKYO MER」10話、SNSに操作される生徒たちと、内通者により拒まれる救出
TOKYO MERの喜多見が、過去に海外でテロリストの命を助け、かくまっていた事実が明らかになった。
ちょうどそのタイミングで赤塚知事が倒れたため、入院を余儀なくされたが、マスコミはそれを責任逃れで雲隠れしたと報道していた。
しかし過去の出来事はバレた以上、他のメンバーには迷惑をかけられないと喜多見は心に誓った。どんな状況でも1人で救助に向かうと。
MERに駒場から「大学構内に爆弾を仕掛けたと言う通報があった」と救急要請があったため、
喜多見は他のメンバーを待機させ、これ以上自分に関わると、好きな医療学なくなると説得し1人で向かおうとした。
しかし音羽だけは「政府の人間として」現場に向かうと、2人で車に乗り込み大学へたどり着いた。
2人が到着した途端に、駒場から言われていた場所とは違う建物から、爆発が起きた。
急いで2人は救助に向かった。幸い歩けるけが人が多くいたため、なるべく徒歩で外に避難するようにしてもらい、
そうじゃないものは重傷者を助けるために、講堂に避難するように指示をした。しかし生徒たちは喜多見が来たことに不信感を募らせていた。
喜多見がテロ組織の一員であると報道されたばかりで、新なテロを起こしてきたとSNSに書き込み拡散した。
しかし重症である教授は、自分たちが持ってきた救命救急用具では足りなかった。そこは医大生の学校だったため、実習用の医療機器を借りようとしたが、
だれも喜多見の指示に従わなかった。そんな時無線で、その中にTUBAKIの内通者がいるため、慎重に動くように指示があった。
そしてもし、下手な行動するともう一つの爆弾が爆発すると言う。そして彼は公安に向かってある情報を開示するように要求してきた。
もしその情報が5時までに開示されなければ、新たな爆弾をもう一つ爆発させと言う。喜多見たちは極限の状態で救助しなくてはいけなかったが
医大に通う生徒たちは誰も協力をしなかった。しかし、教師を助けるために、実習用の医療機器を取りに向かってくれた生徒がいた。
そして喜多見は、その他に必要なものを手にするため、生徒を先に外に出したが、生徒たちは中に喜多見を閉じ込めてしまった。
救命活動は音羽は1人に託されてしまった。しかし音羽だけでは手が足りない。そこで大学生たちに助手を頼むが、誰1人としてその助手を務めることができなかった。
音羽は、結局何もできない生徒たちに向かって、根もはもない根拠で報道されたねじ曲がった真実を信じ、
そしてテロリストと決めつけた喜多見を、監禁してしまい、SNSでまたテロリストと決めつける発言をする生徒たち。
報道とSNSのに操られた生徒たちは結局役にも立たない。そこで音羽は「しっかり彼の医療行為を見てから真実を見極めろ!」と
ただ固まって現場をSNSで、リアルタイムに発信する生徒たちに向かって叫んだ。その中の1人で男性が動き出した。
喜多見を監禁した部屋を開けに走った。そして医療機器を持った喜多見が、迅速かつ的確に、音羽と2人で救命活動を行い、教授を助けることができた。
しかし生徒たちは2人がしきりに「時間がない」と口にしているのを気にし、何が次に起きるのか不安でいっぱいだった。
そこで喜多見たちは、不必要に表に出れば後10分で違う爆弾が爆発すると言う事実をつけた。そこで見つからないように裏口から避難するように指示をした。
生徒たちは既に喜多見の、技術を目の当たりにして「本物の医師」とSNSに書き込み、2人で協力してけが人が2人動けないため、
運べるような道具を集めてきて、みんなで裏口に向かって避難を始めた。しかし裏口は既に封鎖されており、中からはあげることができなかった。
そこで無線を使い、公安のリーダーに向かって喜多見は、「あなたも国民の命を守るために活動してるんですよね」と説得をした。
すると裏口の封鎖が解けた。そこでやっと外にけが人たちを運び出すことができた。そこに思いもよらずMERのメンバーたちが車で駆けつけてくれた。
そこで緊急オペを、行い教授の救急処置から本格的な手術に移った。そして避難する際に1人の女性が、自分が内通者だと告白してくれた。
ある事情で大学を退学せざるを得なくなり、SNSでTUBAKIと知り合い、今回のテロ計画に協力することで、学業を続けられる保障を手に入れた。
しかし彼の話では、最初の爆発は大したものでは無いから、大丈夫だと言われていたのに、教授の命を奪う寸前だった。
そして自分自身も腹部にダメージを負い、生死の境をさまようことになった。しかし外に出れたおかげで、2人は命を撮る止めることができた。
公安はTUBAKIの要求に応えなかった。そのため2つ目の爆弾が爆発する時刻が来てしまったが、爆発する事はなかった。
結局彼の脅し文句だったのかと思っていたが、思わぬところに二つ目の爆弾が仕掛けられていた。
病院でのボランティアを終えた涼香に向かって、接近してきた男性は「あなたのお兄さんにはお世話になりました」ととても紳士的な態度をとっていた。
兄の助けた患者がだったら、邪険にはできないだろう。涼香ちゃんと相手をした。しかしそれが2つ目の爆弾の罠だった。
兄の様子を見に行った涼香は、兄の無事を確認して、帰ろうとしたが兄は妹の持っているバックから、見たことのない水筒見つけた。
すぐにそれが爆弾だと分かった兄は、なるべく遠くに投げて逃げるように大きな声で指示をした。わけのわからぬまま妹は爆弾を投げた。
すると大きな爆発が起きたが、喜多見は何とか立ち上がることができた。爆弾に1番近かった涼香はどうなったのか?
それで妹と救助に向かうは、すでに意識が薄れており、かすかに目を開ける程度だった。「必ずお兄ちゃんが助けるから」
緊急オペを開始したが、涼香の意識が戻る事はなかった。それでもあきらめず「お兄ちゃんはお前がいなきゃ何もできないんだよ」と懸命に心臓マッサージを繰り返したが、
既に何もできない状態ではなかった。そしてTUBAKIから、無線であの時に「私を助けると後で後悔しますよ」と言ったじゃないですか。と返ってきた。
つまりあの時彼を助けたから、喜多見はたった1人の妹、両親同様にテロによって殺されてしまった。アメリカで起きたテロの時、
涼香は一緒にいたのだ。そして両親が守ったため、2人は助かり喜多見は妹を連れて逃げた。それから2人きりの生活が始まった。
あの時テロリストを助けなければ、妹は死なずに済んだ。命を救うものだと考えていた自分が間違いだったのか。
喜多見には悲しみと後悔が残った。メンバーたちはその姿にかける言葉もなかった。MERが発足して初めての死者が身内となってしまった。
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