「下克上球児」最終回、決勝戦と久我山、浮かび上がった問題

「残念なザン高」と言われ続けた越山高校野球部。しかし南雲と言う男と出会ってから、

 

初めての快挙成し遂げようとしている。南雲は教師として赴任してきたが、それは偽りの教師だった。

 

しかし、様々なことを乗り越え、選手たちは団結して、はじめての甲子園への切符を手にしようとしていた。

 

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決勝戦へ進出

越山高校野球部は、3年前には日沖だけが練習をするような環境であった。しかし、

 

「星葉高校」を受験して失敗した、1年生の翔が入部してきたことから、野球部は変わり始めた。

 

翔の祖父は地元でも有名な資産家。その財力を使い、今まで専用のグラウンドがなかった。野球部に専用グラウンドを作った。

 

それは「孫が野球をする姿を見たい。」と言う思いの表れだった。しかし、廃部寸前の野球部に、

 

新しい1年生はなかなか入部してこようとしなかった。そして南雲は社会科の教師として働いていたが、

 

既に教師を辞める覚悟をしていた。そして野球部の顧問を引き受けて欲しい。と言う願いを夏までということで受け入れた。

 

それは南雲が教員免許を持っていなかったことが原因だった。夏の大会が終わるとともに、南雲を全て打ち明けた。

 

しかし選手たちは、南雲にどうしても監督として戻ってきて欲しかった。南雲は1年間就職活動をして、

 

社会人として新しく働き始めた。しかし、心のどこかで部員たちが気になっていた。そして、夏の試合に選手たちが登場すると、

 

「この試合に勝ったら監督になってください。」と言われ、南雲は会社員と監督と言う二足のわらじを履きながら、

 

越山高校野球部の監督として、選手たちを育てあげてきた。とにかく練習試合をどこの学校よりも多くこなした。

 

それが選手たちの自信につながり、初めて決勝に進出することができた。翔が行きたかった星葉高校に、

 

準決勝で勝つことができた。それも大きな自信となり、いよいよ決勝の日が来た。準決勝では様々なことがあった。

 

選手たちを支えてきた山住の、肋骨にボールが当たりヒビが入っていることがわかった。そして試合中にボールを追いかけた2人が、

 

ボールだけを見ていたため、ぶつかり合って、久我山は熱中症もあり、48時間の静養が必要になった。

 

しかし南雲はそんな時に「負けるのは全員が揃った時だ。」と言って、決勝も勝つことを選手たちに言い聞かせた。

 

そしていよいよ決勝戦となると、南雲の恩師である賀門が、自分たちのブラスバンドを応援に入れてほしいと言ってきた。

 

不完全燃焼だったブラスバンドの応援を快く引き受けた。決勝当日は観客席が緑色に染まった。

 

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こっそりやってきた久我山


久我山は48時間の静養が必要だと言われていたので、準決勝の翌日に行われる決勝戦には出場できなかった。

 

だからこそ選手たちは負けるわけにはいかないと思っていた。ベンチにみんなが揃うと、こっそりと扉が開いて、久我山が入ってきた。

 

みんなは驚いたが、久我山も決勝戦に参加したかった。しかし、母親が休ませたいと言う理由もあり、南雲はベンチで静かにしているように言った。

 

しかし相手は強豪校だった。それでも1年間にどこの学校にも負けない位、練習試合をしてきた選手たちに、

 

どこかしら余裕を見ることができた。そんな決勝戦の裏で校長は決断を下す時が来た。それはもし甲子園に行った時のこと。

 

しかし選手たちはそんなことも知らず、1回ずつの試合を大切に戦っていた。先発ピッチャーは根室だった。

 

根室は高校卒業したら、就職をするつもりでいた。しかし姉は野球を続けさせるため大学を進めた。

 

根室は頑張ったが、5回でかなりの疲労が見えたため、1年生のピッチャーがマウンドに上がることになった。

 

その頃翔の祖父は拒み続けていた目の手術を受けていた。頑張る。孫の姿を見て、自分もいつまでも意地を張っていられないと思った。

 

しかしまさか決勝戦の日に、自分が病院にいるとは思わなかった。翔の母親も決勝まで行くと思わず、手術を決めてしまった。

 

強豪校相手に先制点をとられたが、選手たちもそれを追い越そうと、守備を頑張った。もちろん打席でも頑張った。

 

そして全員で勝つため、南雲は久我山を代走者として塁に出すことにした。盗塁が得意な彼は、南雲の作戦通りに動いてくれた。

 

結果、強豪校にも引き取らない試合を見せてくれた。そしていよいよ翔がマウンドに上がることができた。

 

祖父も右目の手術を終えて病室に戻ることができ、テレビから応援することができた。そしてついに越山高校は決勝で勝つことができた。

 

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浮かび上がった問題

誰もが決勝に行くとは思わなかった。3年前の野球部では考えられなかった。しかし彼らは頑張った。

 

日沖の弟は喧嘩をしてしまい、相手に怪我を負わせてしまった。しかしそれをかばって、兄は試合に出場しなかった。

 

だからこそ、弟は「お兄ちゃんを甲子園に連れて行く!」と言って野球部に入部した。それからは真面目になった。

 

そしてキャッチャーとして、ピッチャーとの連携もうまくいき、チームになくてはならない存在となっていた。

 

兄はそんな弟のことが誇らしかった。しかし決勝戦の裏側では浮かび上がった問題が出てきた。

 

それは甲子園に行く際の交通費だ。校長は様々な学校に問い合わせて、甲子園に行くにはどのくらいかかるのか調べていた。

 

するとバスをチャーターするなどして、およそ3千万円必要だということがわかった。しかし、そんなお金はどこにもなかった。

 

クラウドファウンディングはやろうとしたが、南雲の妻である美香は違う方法提案した。それは以前Tシャツを間違えた焼肉屋さんだった。

 

彼らが近々出店するイベントに、会場の片隅を借りて募金活動をすると言うことだった。そこに青空も来て、お小遣いの千円を入れた。

 

そしてあっという間に目標の金額を集めることができた。無事に甲子園の地を踏むことができた。相手もかなりの強豪校だとわかっているが、

 

何よりも三重県代表として甲子園のマウンドに立てた事が1番嬉しかった。11対0の試合を終えたが、不思議と悔しさはなかった。

 

甲子園に行く前の走行会では、南雲が代表してスピーチをすることになったが、観客席にた青空は「僕のお父さん!」と言った。

 

今まで美香がどんなに行っても名前で呼んでいた。しかし初めて「お父さん」と誇らしげに言う息子の姿が嬉しかった。

 

そしてそれぞれが卒業して、社会人野球で頑張るものや、旅行代理店を始めるものや、それぞれの道を進むことになった。

 

南雲はあれ以来、様々な野球チームでコーチをしていた。そしてあれから5年後OBたちが集まることになった。

 

それぞれがあの夏の甲子園を振り返り、とても熱い思いがこみ上げてきた。あの夏があったからこそ今も頑張れる。

 

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