「フェルマーの料理」最終回、真理の扉、2人の真理、渋谷の思い

岳は「孤高」を突き詰めるあまり、周りと距離ができてしまい、厨房の仲間もフロアの全員もいなくなった。

 

2年先まで予約で埋まっていたお店も、寧々が1件ずつお詫びをしてお店は休業となってしまった。

 

岳は海の言う通り「孤高」にこだわってきた。しかし海はすべて岳に伝えていた「わかりやすく伝える」

 

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真理の扉

岳は海が言ったように「孤高」にとらわれていた。しかし、海が自分に何を伝えて料理長を任せたのか!?

 

わからずに苦しんでいた。そこで昔海に言われるままに書きとっていたノートを開いた時、

 

自分は「孤高」は「孤独」だと思い、お店のみんなに「何も伝えなかった」ことに気づいた。

 

岳の頭の中にある味や、これから何を作るのか!?一切誰にも教えずに1人で厨房を仕切ろうとしたことが、

 

「K」閉店の悲劇を招いた。そのことに気づいた岳は主治医の淡島から、海の居場所を聞いて、

 

たどり着いたのは産直野菜がある小さな家だった。しかしそこに現れたのは海ではなく渋谷だった。

 

そこで海に会う前に渋谷はジビエ料理を食べさせた。今まで食べたことのない味に感動した。

 

そして、また海とお店をやりたいことを伝え、海の所へ行くと野菜を栽培していた。料理人は作るだけではないことに気づいた海。

 

しかし、岳は自分のノートを見せて、一緒に作りたい料理を提案した。それは「真理の扉」を開くものだったのか!?

 

海は渋谷の元へ行き、また料理をしたいと伝えた。すると渋谷は海を預かった時から「孤高になれ」と伝えた。

 

そして自分も「孤高」を突き詰め、「真理の扉」にたどり着いたことが一度だけあったと言った。

 

それは海も知っていた。朝目が覚めると厨房から音が聞こえ、言ってみると渋谷が肉をこねていた。

 

その時「真理の扉が開いた」と言った。それはハンバーグのような料理だったが、海はその料理のおいしさを今でも忘れていない。

 

しかし、渋谷は一度だけ「真理の扉が開いた」と言った。その扉は一度開いたと思うと、また次の扉が現れる。

 

「真理の扉」は一つではないことに気づき、渋谷は「料理人」というマウンドから降りる決心をした。

 

しかし、海はまたその扉に挑もうとしている。岳がその気にさせたのだ。無くなる味覚は自分が代わりになる。と。

 

そして、渋谷は「明日お店に料理を食べに行く。そこで納得しないものが出たら海は二度と料理をするな」と厳しくいった。

 

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2人の真理

お店に戻ると蘭菜が来た。「岳は二度とここで料理をしないで。店は私が買い取る」と言い残し店を出た。

 

その言葉を聞くと、岳は厨房のみんなに明日料理を食べに来てもらうために、説得のために店を飛び出した。

 

しかし、岳がいなくなると海は我慢していたのか倒れてしまった。岳はスーシェフの布袋の元へ向かった。

 

昔営んでいた店の買い手がつかず、「K」を辞めて1からまたここでやり直すつもりだと伝え、明日は行かない。

 

と伝えた。そして孫六に会いに行くが、「明日京都の実家に戻り、実家の店の料理長になる」と伝え、やはりいけない。

 

と言われてしまった。岳は全員に声をかけたが、全員から断られてしまった。それを海に伝えると仕方ない。

 

というような表情をした。そして、明日作る料理の仕込みに入ったが、海が途中で倒れてしまった。

 

「今日はもうやめましょう」と岳が提案したが、「これだけは仕上げておこう」と1品だけ料理を試作した。

 

そして迎えた翌日、寧々が渋谷を出迎えた。やはり厨房のみんなは来てくれなかった。これから出す料理は、

 

4品のフルコースでそこには「2人の真理」が詰まっていた。早速料理に取り掛かろうとすると、

 

厨房のみんなが「自分たちはお客としているべきではない。ここにいるべきだ。」と一緒に料理を提供するという。

 

すると蘭菜が岳に「お礼を言うなら孫六に言って」と伝えた。孫六は断った後に、明日何を作るのかレシピを見せてほしい。

 

と、言ったのだ。それをわかったうえで孫六は明日厨房で料理をするために、全員に頭を下げていたのだ。

 

「2人の真理」の料理は、この厨房の誰が欠けても完成しない料理だと気付いたからだった。

 

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渋谷の思い

岳は海と一緒に作りたいレシピを提案した。そこに海が様々なことを書き足して、2人の真理のコースが完成した。

 

まず前菜が出来上がり、寧々が運ぼうとすると海が「俺が行く」と渋谷の元に運んだ。そしてこの料理ができた経緯を話した。

 

それは蘭菜のアイデアを活かした料理に、2人がアレンジを加えたものだった。次のスープもワンのアイデアを活かしていた。

 

すべての料理に、厨房の1人1人がたどり着いた「真理」が活かされており、やっと1つのコースが完成した。

 

そして最後に「ハンバーグ」が出てきた。渋谷は驚いたが、ソースには布袋のアイデアが活かされていた。

 

そして食べ終わると「二人を借りる」と厨房に入った。そして渋谷は肉を取り出しミンチにした。

 

海は幼い日に見た光景を思い出した。岳はハンバーグだと思ったが違った。しかし海にとっては初めて食べたハンバーグ。

 

その料理を岳に食べさせると、渋谷は何も言わずに立ち去ろうとした。その後ろ姿に岳は、

 

「何も言わないんですか?海さんは僕にいつもわかりやすく伝えろって言ってました。」というと、

 

渋谷は自分の思いを口にした。「親でもないのに息子のような気分だ」それが何だか寂しいのだ。

 

そして、自分の息子が病気になって料理ができなくなり、悔しい気持ちでいっぱいだった。

 

でも、また岳と料理を始めるうれしさもある。そんな思いを語り渋谷は店を去った。これで「K」は終わりを迎えた。

 

蘭菜は店を買い取り、新しい従業員を迎え入れ、また人気のレストランとしてお客でいっぱいになっていた。

 

外国から来た3人は一緒に新しい店を始めた。そして海と岳はどこかの街でひっそりとランチを提供する店を始めた。

 

そこには2人の息の合った料理が用意されていた。留学していた魚見も駆け付けた。看板メニューは「ナポリタン」だった。

 


 

 

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