「永遠の昨日 完全版」最終回を迎えて、ストーリーとTwitter感想

MBSの「ドラマシャワー」枠は、kadokawaとMBSがコラボした、BLドラマ枠でした。その第4弾が

 

「永遠の昨日」でした。このドラマ枠が好評になり、「永遠の昨日」が全世界配信となり、

 

『完全版』として、未公開映像や、その時々の気持ちをナレーションで入れることで、よりドラマがわかりやすくなりました。

 

「永遠の昨日 完全版」ストーリー

満は病院経営をする、父を持ち将来は医者を目指していた。早くに母を亡くし、昼間にヘルパーが来て、

 

掃除や食事の支度をしてくれていた。しかし、父は仕事が忙しくほとんど顔を合わせることがない。

 

対照的に浩一は、小さな兄弟が2人いて、学校でも人気者でいつも人の輪の中心にいた。

 

そんな浩一が満を意識したのは、雨が降る放課後だった。バスケ部の練習を終えて雨に濡れながら玄関に来た時、

 

同じクラスの満と目が合った。その視線は「怖かった」しかし、視線を逸らすことができなかった。

 

その瞬間浩一は「同性を愛してしまった」そして、いつも一人でいる満に初めて声をかけた。

 

「ちょっと来てもらっていい?」と屋上に呼び出した。満は何を言われるのか見当がつかなかったが、

 

浩一は「友達になってほしい」と予想外なことを言われた。「友達なら」とOKをしたが、実際何をしたらいいのかわからなかった。

 

浩一は「一緒にお弁当食べたり・・・」というので、翌日から一緒にお弁当を食べることになった。

 

満は浩一の弁当がうらやましかった。いつも卵焼きにたこさんウィンナーが入っていて、おかずがいっぱいだった。

 

自分は購買で買った「焼きそばパン」と飲み物だけ。1年生の夏から始まった2人のお弁当の時間。

 

2人の座る感覚が徐々に近くなってきた。そして、初めて「たこさんウィンナー」意外の「かにさんウィンナー」を見て、

 

満は思わず声が出てしまった。初めてのことだった。タコよりも難しそうなカニはどうやって作るのか!?

 

と、思って声が出てしまったと説明すると、浩一がどうやって作られているのかを見せてくれた。そして食べさせてくれた。

 

そこから一気に距離が縮まり、一緒に下校するようになった。そしてお互いの家を行き来するようになった。

 

浩一の妹たちに満は大人気で「みっちゃん」と呼ばれるようになった。すると浩一は学校でも「みっちゃん」と呼ぶようになった。

 

そう呼ぶのは浩一だけだった。そして朝も一緒に登校するようになった。朝部活がある浩一に合わせて早めの登校。

 

そして、夏には二人でキャンプへ行った。しかし雨でバーベキューができなかった。2人に何かあると必ず雨が降る。

 

そして、あの日もそうだった。いつもなぜか車道側を歩く浩一。傘をさしていつものように登校していた。

 

そして、いつものように車道側を歩く浩一に質問しようとした。しかし、浩一はいなかった。

 

空に傘が舞っていた。雨でスリップしたトラックが浩一をはねた。満はすぐに浩一を探した。

 

反対側の草むらに変な格好で倒れていた。声をかけると浩一は目を開けて起き上がったが、変に曲がった関節。

 

満は触診で「折れている」と判断したが、浩一は大丈夫と強引に元の位置に戻した。しかし、痛みは感じないという。

 

念のため心音や、脈をとってみたがどれも動いていない。でも目の前の浩一はいつものように笑っている。

 

そして、学校へ行きまず学級委員に浩一のことを相談し、本当に心臓が動いていないことを確かめさせた。

 

しかし、その時重大なことが起きていた。担任の小川先生が、科学のまるちゃんとの失恋のショックから

 

精神を病み屋上から飛び降りようとしていた。浩一は柵を超えて担任に近づき、自分の鼓動がないことを確かめさせた。

 

そして、隙をみて満も近くへ行き、医者の息子として「ここから飛び降りても死ねません。植物状態になる可能性があります」

 

と語ると、強引に柵の内側に戻した。そして小川先生は教師を辞めてしまった。二人は恋人関係だったことはほとんど生徒が気づいてなかった。

 

ただ、満とすみこだけは気づいていた。二人の態度から感じ取っていたのだ。だから小川先生の悲しみは痛いほどにわかった。

 

しかし、その日はあいにく神社の娘であるすみこは休みだった。とりあえず浩一は満の家に泊まった。

 

そして翌日すみこに話しをした。するとすみこは浩一にお札を貼った。すると浩一の動きは封じられた。

 

満にお札をはがすように言うと、すみこは浩一が「鬼」になった可能性を示唆した。しかし、こうして動いているなら

 

何かしらの「エネルギーが必要」といい、2人に「何か特別なことをした?」と質問したが、昨晩起きた2人の変化をいうことはできなかった。

 

浩一は自分が動くために、満の精機を吸い取っている。と落ち込み距離を置こうとしたが、吸い取っているのではなく

 

「与えられている」とすみこは訂正した。そして、2日目浩一を認識する者は極端に減ってきた。

 

父が浮気している内科の先生に、内緒で診断してもらったが、やはり浩一は「生きるしかばね」となっていた。

 

科学的にも聞いたことがない症例で、先生はもっと詳しく調べたかったが、それには様々な機器を必要とするので、

 

ばれることを恐れてそれ以上の診察はしなかった。そして3日目満は熱を出した。するとすみこが家に来た。

 

浩一を学校へ行かせたのだが、午前で早退したという。すみこにさえ浩一は透けて見えたという。もう長くはない。

 

満は浩一を探し回った。しかし、電話にも出ない。すると公衆電話から着信があった。何も言わなかったが、

 

満は浩一だと確信した。そしてその後ろに父の病院で使うアナウンスが流れていた。急いで病院へ向かうと、

 

浩一は産婦人科の待合室にいた。「ここにいるとエネルギーがあるれている感じがして落ち着くんだ。」

 

と、看護師が来たが、満に挨拶だけして去っていった。すると妹たちが「どうしてお兄ちゃんが先に来ているの?」

 

と、急いで病院へ入ってきた。満はとっさに先ほど父が「緊急オペが入った」と言ったことを思い出した。

 

浩一の母の出産だ!!家族を分娩室に案内した。浩一は家族には見えているらしい。そして、父は「一番最初に抱くのはお前だ」

 

と、生まれたばかりの妹を抱っこさせてくれた。しかしこれには深いわけがあった。浩一はこの家の子供ではない。

 

だから、兄弟と年が離れているのだ。父は蒸発してしまい、母も浩一を捨ててどこかへ行ってしまった。

 

しかし、運がよかったのは母の弟である叔父が引き取ってくれたのだ。そして結婚した女性である母も浩一を受け入れてくれた。

 

だから、浩一を本当の家族としてもっと、実感してもらうために、生まれたばかりの妹を抱かせてくれた。

 

その時、さっき浩一が見えていなかった看護師は、浩一に声をかけた。やはり家族といると浩一は他人にも見えるらしい。

 

しかし、浩一は「自分の終わり」を感じていた。満は否定したかった。だから、病院から強引に浩一を家に連れて行った。

 

そして、「今夜はするから!!」と特別なことを意味した。しかしお互い初めてだった。意気込んだ満も何をしていいかわからなかった。

 

満は浩一と抱き合えば、まだ浩一は存在していられると思った。お互いに「一番大切な存在」と確認しあった後抱き合った。

 

しかし、朝には浩一はいなかった。珍しく朝父と一緒になった。「浩一君は逝ったのか?」と聞かれた。

 

茫然とする満に父は、「母さんの時と同じだった。母さんも生きるしかばねだった」と初めて聞いた。

 

満には笑顔一つ見せない母だった。しかし、父からその真実を聞かされた。自分が病魔に襲われ先が長くないことを知り、

 

いつ自分が死んでも、満が悲しまないように母はわざと冷たく接していた。でも、満は母が亡くなった後

 

笑った母を見たことを父に伝えた。きっとそれは屍として最期の日だったのだろう。

 

そして、浩一は満と抱き合った翌日、ベッドで自分が発見されないように、トラックに飛ばされた草むらに戻った。

 

「遅れて発見された遺体」として、事故処理された。5年後満は医大に通っていた。すみこと満以外

 

浩一のことを記憶しているものは誰もいなかった。でも満の中ではいつまでも浩一は一番のままだった。

 

■ドラマ関連作品

「永遠の昨日 完全版」Twitter感想

多くのカットが追加になっていたり、ナレーションが多く入っていたり、以前の「永遠の昨日」よりも

 

満と、浩一のお互いの思いがそれぞれわかってとても良い作品になっていた。これをDVD化しないということは、

 

配信でいつでも見られるから!?でも、もっと知りたいことはたくさんある。満の母のことや、満の父はどうして

 

浩一が「生きるしかばね」と気づいたのか、そしてまるちゃん先生はなぜ2人のことを覚えていたのか!?もっと知りたい!!

 

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