「永遠の昨日」7話、忘れられていく浩一、明るく振る舞う浩一、残された時間
高校に入って1年生の時に知り合い、そして徐々に仲良くなり、3年に入り付き合うようになった。
しかしそんな幸せな日々は続かなかった。それは雨が降った朝、2人は事故に巻き込まれた。
怪我をしたのは浩一。しかしその結果は致命的だった。それでも浩一は生きていた。死体として。
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忘れられていく浩一
浩一は事故が起きた後も学校に登校していた。「鬼」として生きることができていた。
しかし徐々に彼の姿は、他の人から見えなくなっていた。まるでそこにいないように。
浩一の部活の仲間に、この間のDVDを渡してくれと頼まれたが、浩一はすぐ隣にいた。
しかし彼にはその存在が見えていなかった。すぐ隣にいるのに渡せない。
満にはその状況がもどかしかった。しかし浩一にとっては当たり前のことだと明るく笑ってみせた。
明るく振る舞う浩一
浩一の姿がが見えるのは満と、学級委員長。今のところ派遣見えるのはその2人だけだった。
それでも彼は自分が「死体だから」と笑ってみせた。でもそれが満には悲しかった。
浩一の足の傷口が開いてきてしまったため、再び満の父の病院に駆け込んだ。
しかし父の愛人である、内科医の医師は、彼の傷口を縫うことができなかった。
それは浩一の姿が見えないから。しかし満が話しかけている時だけ、その姿ははっきりしていた。
その帰り交通事故を起こしたトラックの運転手に出会った。彼は近隣の病院に聞きまわり
その後浩一がどうなったのか気になっていた。しかしそんな話をしている隣に彼はいる。
しかしトラックの運転手には見えていなかった。待っていてくれと言われたが、2人は帰ってきた。
浩一に残された時間
2人は満の家に帰ってきた。その後満が高熱を出したためだ。
浩一は眠らなくても、食事をしなくても、鬼として生きていくことができた。
しかし充は生身の人間だ。熱を出して動くことができなかった。
浩一はそんな満のために、自分ができる精一杯の看病をしていた。
こうして、充と過ごせる時間はあとどれくらいあるのだろうか?
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