「永遠の昨日 完全版」3話、雨のキャンプ満の気持ち、浩一の気持ち、やっと分かり合えた二人。

この日もやはり雨だった。去年の夏浩一に誘われて「キャンプ」へ来た。満は初めてだった。浩一は家族で来ているので、

 

慣れてはいたが、満の気持ちは浮かないまま。そんな気持ちを表すかのように、バス停についた時は晴れていた空が、

 

キャンプ場について、浩一が海にはしゃぎだしたら曇り空になってきた。まるで自分の気持ちを空は知っているようだった。

 

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初めてのキャンプと満の気持ち

必要なものはすべて浩一が用意してくれた。バスでキャンプ場を目指した。とても暑い日だった。浩一が水を飲む。

 

満にもその水を勧めて、「脱水になるから」と言われても満は飲まなかった。そしてやっとキャプ場についた。

 

浩一は海を見てはしゃいで、海に入っていった。それを満は荷物の横から見ていた。自分の気持ちを隠しきれるのかわからない。

 

だから「このキャンプは怖い」今まで、友達という友達ができたことがなかったし、女子を好きになることもなかった。

 

それは自分が「人に興味がない」という性格なのだと思っていた。しかし、浩一と過ごすようになり嫌でも自分の気持ちを自覚し始めた。

 

自分は「浩一が好き」つまり、マイノリティーの問題で満は今まで人を好きになったことがなかった。でも、浩一は違うのだろう。

 

だから、この気持ちがばれてしまい、浩一に嫌われるのが怖かった。浩一が見ていないときに水を飲もうとしたが、

 

幻覚がそれを拒否した。だからよけに浩一にもどう接していいかわからなかった。そんな気持ちを表すかのように、

 

楽しそうに、浩一がバーベキューの用意をしていると、雨が降り出し本格的に振り出し、結局持ってきたカップ麺で済ませた。

 

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浩一の本当の気持ち

テントに入ると、浩一は線香花火をしていた。満は寝袋を枕に転がっていた。すると浩一が「ごめん」と誤ってきた。

 

「せかっくのキャンプなのに雨になっちゃってごめん」雨が降ったのは浩一のじゃない。それでも浩一はなんでもすぐに謝ってくる。

 

浩一のせいじゃないといっても、「でもなんかごめん」とやっぱり謝ってくる。何度も謝るうちに浩一は自分の気持ちを表に出した。

 

「買い物行ったり、カラオケ行ったり、一緒にしたいのに、楽しみにしているのが自分だけみたいで、バカみたい!!」

 

と、突然大きな声で自分の本心を口にした。満は浩一の気持ちから逃げ出すように、裸足のまま外へ駆け出した。

 

浩一は見逃さなかった。出ていく前の満が泣いていたこと。そして、満は東屋を見つけてそこで気持ちの整理をしていた。

 

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やっと分かり合えた二人の気持ち

浩一がランタンをもって、満を探しに来た。泣いているところを見られたくないのか、背中を向けたままの満。

 

「みっちゃんごめん」また浩一が謝ってきた。別に浩一は悪くない。でもこうやっていつも折れてくる。ずるい気がする。

 

浩一は続けた。「みっちゃんのことが一番大切だから」と。満も「浩一が一番大切だから」とやっと言葉にした。

 

この言葉にすることがどれだけ怖かったか。浩一の匂いがするテントにいるのさえ怖かった。でも、今は浩一が自分の気持ちを

 

初めて聞かせてくれた。浩一も自分のことが一番だと言ってくれた。しかも、「これって両想いじゃねぇ?」と嬉しそうな浩一。

 

満は今までの態度もあるので、「まぁそうなるな」というと、浩一は優しくキスをしてくれた。お互いの気持ちを確かめるように

 

再び唇を重ねた。やっと二人の思いが一致した。満は本当は一緒に浩一といろんなところへ出かけたかったのだ。

 


 

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