「テイオーの長い休日」最終回、因縁の相手、海外進出、続く休日

熱護大五郎は、仕事にこだわりを持ち、なかなかマネージャーのゆかりも仕事探しに苦労していた。

 

早く大五郎の休日を終わらせないと、事務所の存続も危ういところにある。そんな時に海外から、

 

「日本の2時間サスペンスの大ファン」という監督から、世界配信の2時間ドラマのオファーがあった。

 

コンテンツ

因縁の相手

ジョディ・ハリスが持ってきたオファーは、世界配信される日本の2時間サスペンスだった。

 

それは殺された中学生が、刑事に転生して、自分を殺した犯人を捜しだすというストーリーだった。

 

大五郎はやっとオファーが来たと思ったが、ゆかりから「オーディションがあります」と聞かされ、

 

少し表情が曇った。刑事役と犯人役をオーディションで決めるというのだ。その相手がトレランスの桐林だった。

 

大五郎と桐林は「因縁の相手」となるのか、お互いに顔を合わせれば火花が散るような危なっかしさがあったが、

 

オーディションとなると、2人はそれぞれ刑事役と犯人役を熱演し、「集中力を見たい」と言われ、

 

なぜか小豆を箸でお皿に移しながら、話しをしているが、お互いヒートアップして、2人ともマネージャーに向けて小豆を投げ出した。

 

そして、最後は即興での芝居となったが、桐林が提案した。「2人の親友が1人の女性に恋をする」

 

すると、大五郎は「その女性はどっちが好きなんだ?」と聞くと「お前でいい」と桐林が答えた。

 

そして、即興の芝居ではあるが、熱のある迫真の演技に、すでに配役が決まって見学にきていた荻原も感動した。

 

なぜ、2人はあんなに険悪な雰囲気なのか!?桐林のマネージャーは寿だった。彼はゆかりがトレランスを辞める原因を作ってしまったことを、

 

誠意を込めて謝罪してきたが、2人とも桐林と大五郎の間に何があったかまではわからなかった。

 

■キャスト関連作品

 

海外進出への足掛かり

桐林のデビュー作の台本が、なぜか大五郎の部屋にあった。と萩原が言っていた。ゆかりも確認すると確かにあった。

 

そして、大五郎と親しい、大道具のベテランに寿と一緒に尋ねてみた。すると「とうちゃん、あっちゃんね」

 

と、昔の2人を知っているようだった。2人は同じ大学の同じ演劇部出身。部長は大五郎。

 

副部長が桐林だった。しかし、仲が良かった二人だが、芸能界に入ると先に売れたのは大五郎で、

 

20代後半になり、桐林は芸能界を辞める覚悟をし始めた。その時にあの台本のオーディションが舞い込んだ。

 

これが転機となり、桐林は一気にスターダムに上り詰め、海外でも名を残す俳優となっていた。

 

そして、大五郎は2時間サスペンスの帝王と呼ばれるまでになっていた。しかし、なぜ大五郎も同じ台本を持っているのか!?

 

当時は管理が緩かったから、誰でも台本を手にすることができた。というが、2人の険悪さはどうして!?

 

この作品が世に出れば、大五郎も海外進出への足掛かりとなる。そしてオーディションの結果、刑事は大五郎になった。

 

桐林は犯人となった。そしてクランクインまで台本に集中するため、夕飯は子供たちだけになる日もあった。

 

でも、子供たちは内心喜んでいた。大五郎がいないということは、彼の休日が終わるということだった。

 

■ドラマ関連作品

主題歌

OP

素顔

上野大樹

ED

Bumpy

Beverly

 

 

再び続く休日

そして、クランクインの直前、控室の桐林にゆかりは、桐林の転機となった台本を見せた。

 

なぜ大五郎が持っているのか彼も知らないという。しかしゆかりは台本を広げて、セリフに大五郎の書き込みがびっしりあるのを見せた。

 

すると、桐林の表情が変わった。そこに大五郎も来た。あの時同じオーディションを二人で受けていた。

 

オーディションに落ちまくっていた桐林は、その時点で大五郎との演技の差に、自分は落ちたと思った。

 

すると受かったのは自分だったのだ。大五郎が「譲った」と思ったのだが、大五郎はこのオーディション前に

 

事務所を辞めており、そのごたごたでドラマに出演できなかっただけだと言った。なんだか二人の表情が和らいだ。

 

そのままクランクインを迎え、断崖でクライマックスから撮影することになったが、興奮した監督のジョディ・ハリスが

 

2人の立ち位置を変えて、も一度撮りなおしたいと、立ち位置を決めようと下がっていった。

 

すると、転落しそうになったジョディ・ハリス。思わず二人は駆け寄り助けたが、二人とも足を怪我して鋼板となってしまった。

 

そして、ゆかりの計らいで病室は2人一緒にされてしまったが、桐林が「お前が事務所を移籍したのはあの作品の後だ」

 

と、因縁の関係が雪解けを迎えた。しかし、事務所は火の車だった。予定していた仕事もなくなってしまったが、

 

荻原がもう少し、オリプロで自分を磨きたいと戻ってきた。そして、社長は自身策として、

 

「熱護カレー」なる商品を開発していた。そして、投資したお金を持ち逃げした人物も見つかったが、

 

すでに大半はギャンブルに消えていた。しかし、IT企業の北条が出資したお金の返済をもとめていたが、

 

その期間を延長してくれることになった。そして、ゆかり達は新しい家を見つけて大五郎の家を出ることになった。

 

寂しくなった部屋。また一人となった大五郎だが、彼の休日はまだ続くようだ。

 

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