「テイオーの長い休日」7話、社長の思い、大五郎の作戦、いなくなった大五郎
大五郎は長い休日が終わるはずだった。しかし、寿の失脚によりそれは流れてしまった。
すると、社長が大五郎を河原に呼び出した。そこは2人にとって思い出の場所でもあった。
そんな社長と大五郎に、思わぬ落とし穴が待ち受けていたが、大五郎はどう切り抜けるのか!?
コンテンツ
社長の思い
「オリジン」の社長は、大五郎を河原に呼び出していた。それは2人が初めて仕事をした場所だった。
その時、主演をしていた大五郎が、頭を怪我する出来事が起きた。そんな思い出話をしていたが、
事務所に戻ると、社長は「一斉一番の大勝負に出た!!」と、映画の話しを持ってきた。
もちろん主演は大五郎だった。映画の話しを持ってきたが、そのために5千万の融資のところを
倍に社長は出資して1億円を出していた。社長はもう一度大五郎が、主演として返り咲くのを夢見ていたが、
その夢が崩れ去るような事件が起きるとはまだ知らなかった。
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大五郎の作戦
企画していた映画だが、その企画会社の社長が、お金を持ち逃げして、ドバイへ行ってしまった。
というのだった。それに加えて、IT関連会社の北条が乗り込んできて、自分が出資したお金を返金してほしいというのだ。
社長は大五郎を主演にするため、意見が言える立場になるように、2番目の地位にいたため、
北条は6千万円の返金を迫ってきたのだ。しかし、その後社長が道端で倒れてしまった。幸い人通りが多かった。
そのため、救急搬送され「心筋梗塞」と診断され、2週間の入院となったが、夜中に大五郎と一緒に社長は話していた。
そこである人物に大五郎は会った。そしてある思い出がよみがえってきた。それは30年前。
台本の1冊を取り出して、腑に落ちた。そこから大五郎の作戦が始まった。ゆかり達に返金するために、
「この家を2週間後に競売にかけるから出ていけ!」と迫ったのだ。しかし、「住まいが見つかるまで」
という約束だったので、4人はオリジンの事務員である千春の部屋に居候しながら、部屋を探すことになった。
そしてゆかりは、競売で家を持っていかれないように、大五郎が納得する仕事を取ってくることを約束した。
しかし、そこから大五郎を見たものはいなかった。荻原も心配していたが、居場所は誰も知らなかった。
いなくなった大五郎
大五郎は忽然と姿を消し、いなくなってしまったが、ネット記事に「落ちぶれた大物俳優」として、
面白おかしく記事にされていた。篠塚も伊集院もそれを見ていた。もちろん事務所の全員も見ていた。
しかし、彼の目撃情報は散乱しており、どこにいるのかわからなかった。それでも荻原は路上生活者となり、
酔いつぶれた大五郎を見つけ、自分の目指す俳優として、頑張ってほしい。と叱咤激励した。
最初北条はオリジンの事務所全員を、自分の会社の子会社とすることで、借金をもみ消してもいい。
と言っていたが、ネット記事で落ちぶれてしまったイメージのついた大五郎に果たして価値はあるのか!?
ゆかりたちはかつての大五郎の家に呼びだされた。そこには差し押さえの札が何枚も貼ってあった。
しかし、それはフェイクだった。酔っぱらって北条と契約を交わそうとした社長の前に現れた大五郎とはまるで別人だった。
落ちぶれ、酒臭い大五郎に商品価値はない。そう思った北条は契約をしなかった。それはすべて大五郎のシナリオだった。
実は30年前に主演したドラマで、大五郎が頭に怪我を負った時、若き日の北条はそこにいたのだ。
台本に彼の名前があった。彼は本当は俳優になりたかった。しかし、父の後を継ぐためにその夢をあきらめた。
だからこそ、「芸能事務所」という肩書が欲しかったのだ。そして競売の話しも嘘だった。
すべて大五郎のシナリオ。記事を書かせたのも、病院で寿の手先だったパパラッチに会い、落ちぶれた自分を世間にさらしてほしい。
と、お願いしていたのだった。そのイメージが世間に定着すれば、大五郎の俳優としての商品価値はなくなり、
実際に、目の前にぼろぼろの服を着て、ウィスキー片手に現れれば、北条もあきらめるだろう。
「オリジン」は社長と、大五郎の青春が詰まった事務所なので、他に譲るわけにはいかなかったのだ。
「テイオーの長い休日」2話、脚本の直し、テイオーの気づき、そして外科手術
「テイオーの長い休日」3話、ひなたの不機嫌、再現VTR、現場から学んだこと
「テイオーの長い休日」4話、長男の様子、窃盗被害、そして父の味
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