「テイオーの長い休日」3話、ひなたの不機嫌、再現VTR、現場から学んだこと

相変わらず「ドラマにしか出ない」と、信念を曲げない大五郎に、ゆかりは手を焼いていた。

 

しかし、荻原の仕事は取ることができた。たとえ端役でも「役」が欲しい彼なら、いくらでも仕事はある。

 

それだけでは、事務所は成り立たない。今日もゆかりの奮闘は続くが、長女の様子がおかしい。

 

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ひなたの不機嫌

大五郎はもちろん仕事がないので家にいた。そして、ゆかりは最近ひなたが「イライラ」しているのが気になっていた。

 

そんな時、朝一番に「熱護条35条に違反した。すぐに出ていけ!!」と言われてしまった。

 

「熱護条」とは大五郎と同居するにあたり、「守るべき事項」がまとめられた3冊のファイルのことを指す。

 

それは辞書よりも分厚く、小さな字でびっしりと書かれている。35条は「騒音は65㏈まで」と記載されていたが、

 

昨晩、2階から95dBの騒音が聞こえてきたのだ。ゆかり達親子はすぐに出て行かないといけないが、

 

とりあえず、ゆかりはテレビ局巡りをして、大五郎の仕事を探しに奔走していた。その間に荻原は回避策を考えていた。

 

ゆかりはひなたが最近不機嫌なのが気になっていたが、思春期だし色々あるだろうということにしていた。

 

しかし、自宅に戻ったゆかりたちに、大五郎は退去命令を出した。しかし、荻原が「説明する義務がある」という項目を見つけていた。

 

そこで、荻原が「Gが出たんだよね」と長男に合図を送ると、話しを合わせて「このくらいのGが出ました」

 

というと、りきも「跳ぶGです!!」と口々に言うので、「Gなら仕方ない」と退去を回避できた。

 

しかし、翌日よるになってもひなたの姿が見えない。大五郎はゆかりに「娘っ子はどこだ?」というと

 

「ダンスの練習に行ってます。友達とチームを組んでいるんです」というと、大五郎は何かに納得した。

 

ひなたが最近不機嫌なことなのか、先日の物音のことなのかわからないが妙に納得していた。

 

■キャスト関連作品

 

再現VTRの出演

大五郎の先日のSNS炎上からの、真相SNSなどで人気が回復傾向にあった。そこで人気グルメ番組から

 

「食レポ」オファーが来たが、受けれるはずもなく断った。そしてテレビ局に行くと、ドラマ班でお世話になった

 

今はバラエティー班のディレクターが声をかけてくれたが、ゆかりは大五郎が「バラエティーNG」なので逃げた。

 

しかし、ディレクターの後ろポケットに、人気再現バラエティーの台本を見て、逆にディレクターを追いかけまわした。

 

再現ドラマならば「ドラマ」だから出演してもらえるかも!!と、実在するプロゴルファーと少年の約束の

 

再現ドラマのオファーを持ってきたが、りきが「人気バラエティーの再現ドラマだよね」と、バラエティーと言ってしまったので、

 

大五郎は却下したが、ゆかりが「私は台本を読んで泣きました」とぜひ台本を読んでほしいと勧めた。

 

そして、デスクの千春から、以前に2時間ドラマで「プロゴルファー」の役を演じた時、実際のモデルはそのプロゴルファーだった。

 

再現VTRでは、プロゴルファーの青木が病気の少年と、ホールインワンの約束を交わし、見事に約束を果たしたが、

 

青木はすでに病魔に侵されており、その後数か月でこの世を去った。しかしその少年はすでに高校生となっていた。

 

その感動を再現したい。大五郎はディレクターを指名してきた。豆原というディレクターだが、今はあまり仕事もない人物だった。

 

そして、ゴルフの指導にプロをつけることを要求してきた。豆原は自由に予算を使うため、煙たがられたのだ。

 

しかし、練習場に行くように言われ、大五郎の練習に付き合うことになったが、朝霞始まった練習は

 

日が暮れるまで続いた。そのころひなたは、誰もいない場所で1人ダンスの練習をしていた。

 

そして、その夜ゆかりに「ダンスのソロコンテストに出るからサインして」と書類を出してきた。

 

「友達と出るんじゃなかったの!?」という質問に、ひなたは答えなかった。ソロであくまでも出るつもりのようだ。

 

■ドラマ関連作品

主題歌

OP

「素顔」

上野大樹

ED

「Bumpy」

Beverly

 

 

現場から学んだこと

大五郎は豆原と話していた。「あの作品は陰影が素晴らしかったが、最近の君の作品はただ作っているだけだ」

 

と、指摘してきた。豆原は今までの自分がかかわった作品を見て、大五郎が自分を指名してきたことを知った。

 

そして、最近の作品の質が落ちていることも見抜かれていた。撮影当日大五郎は時間に現れなかった。

 

かなり遅れてやってきた大五郎。ゆかりたちの子供も初めての撮影現場の見学に来ていた。

 

大五郎は来るなり「1発で決める!!」と撮り直しをしないことを宣言した。豆原もそれを両書し、

 

何カットかに分けて撮影するはずだった予定を変更し、3台のカメラを配置して撮影を1発で決めることにした。

 

大五郎は青木の衣装に着替えていた。そして1発本番が始まり、ショットを打った。ボールはポールの近くへ落ちた。

 

大五郎は心の中で「落ちろ!!」と念じると、風が吹いた。そして見事1発でホールインワンを決めた!

 

モデルになった少年は「ありがとうございます」と握手をしたが、その時気づいた。「手が・・・」

 

子供の時青木選手と握手した時も、練習で豆だらけのつぶれた手をしていた。あの感触だった。

 

大五郎が一日ゴルフの練習を続けたのも、実話に近づけるためだった。そして、1発で決めたのも豆原が自信を取り戻すため。

 

そして何より、ひなたのためだった。ひなたは撮影後の大五郎に「一つの撮影にこんなに多くの人がかかわっていることを初めて知った」

 

と、撮影見学から学んだことを口にすると、大五郎はある言葉を残し「自分で調べろ!」と姿を消した。

 

すぐにスマホで確認すると、「牛の角の手入れをしようとして、牛の角を逆に曲げてしまい死なせてしまう」

 

つまり、「よくしよう」とした結果、「すべてを失う」ということ。つまりひなたのことを言っていた。

 

ひなたは「いいダンスを踊りたい」その一心で、周りの仲間のあら探しをして、注意を繰り返した結果

 

ダンス仲間を失っていた。そのことにひなたの不機嫌や騒音から気づいていたのだった。ひなたはまた仲間にメールをした。

 

「一緒に踊りたい」1人で踊っていると、仲間が帰ってきてくれた。そしてまた一緒に楽しく踊ることができた。

 

またすべての問題を解決した大五郎だったが、豆原からお礼の電話をもらい「ギャラは青木財団にすべて寄付する」と言った。

 

これでまたテイオーの休日は延び、1年2か月の休日となってしまった。ゆかりはドラマの仕事を見つけられるのだろうか!?

 

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