「漂着者」最終回、誰も傷つけない答えと、すべての伏線は回収されたのか?
ヘミングウェイは苦悩の末、1枚の絵を書き上げることができた。被害を最小限に抑え、
テロが実行されない方法として、何かを思いついたようだった。そして何かを固くが決意しているようだった。
そのためヘミングウェイには、異常とも思える警護がつけられた。しかしそれをあざ笑うような出来事が起きた。ヘミングウェイは生きているのか?
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偽物のテロ実行者
ヘミングウェイには1つの確信があった。今テロの首謀者とされている男性は偽物である。本物の首謀者は他にいる。
しかしヘミングウェイにもう一つ見えた光景があった。爆弾を組み立てる場面が見えていた。
そのため大規模な爆弾を作るのではなく、持ち運べるような爆弾を使った形跡がある。それを持っている男性はおとりであると断言した。
警察や公安は、その男の行方を追っていたが、雑貨屋に入ったところ見失ってしまい、爆発音の騒動で男を完全に見失ってしまった。
しかしその爆発音は、後に「爆竹」と分かった。おとりとなった男が、行方をくらませるために、爆竹を使って操作を撹乱させていた。
そして男が向かったのは、「しあわせの鐘の家」が見下ろせる山の上だった。山の上から何を狙おうと言うのだろうか。
その日はヘミングウェイが「預言者様」として1400年間鳴らされることのなかった、預言者様の鐘を鳴らす日。
ヘミングウェイがこの日が、テロの首謀者は実行する日だとわかっていた。だからなのか、鐘の前に行く前に詠美に呼びかけた。
確実に山の上から男性がライフルを打ってきている。それに応戦する警察や公安。しかし男性は山から降りてきて、お腹に爆弾が仕掛けてあるのを見せた。
その瞬間1人の公安関係者が、男を抱きしめて、施設の崖の下に落ちた。そして共に爆死してしまった。
周りのものにはこれが本番かと思われたが、ヘミングウェイは捜査を撹乱させるための、前戯に過ぎないと分かっていた。
だからこそ、詠美の名前を呼んだ。
両手を広げたヘミングウェイ
彼の気持ちはもう決まっていた。テロの首謀者を取り抑えることで、テロを未然に防ぐ。そのための犠牲として、自らを差し出す。
つまりテロの首謀者はこの中にいると言うこと。某国の首謀者は誰なのか?ヘミングウェイは既にわかっていた。
詠美の名前を呼ぶと、鐘に向かう事はなく両手を広げた。それはまるで「私は抵抗しません」と言っているようだった。
それをわかったかのように、ヘミングウェイは1発の銃弾を浴びた。白い洋服は血に染まった。
ヘミングウェイは、テロを阻止する代わりに自分の命を差し出すことを決めたのだ。だから詠美が絵を書いているところに来た時、
「初めて死ぬの怖いと思った。」と、詠美に抱きついていた。それは未来を変えるために自らの命を差し出すと言うことを意味していた。
そして最期に、愛する人の名前を呼んだ。
テロの首謀者は、公安の組織の中にいた。まさにカメレオンのように、組織に紛れていれば見つかる事は無い。
しかしヘミングウェイに発砲したことにより、彼は取り押さえられ、テロが実行される事はなかった。
そして最後のヘミちゃんねるが流れた。コメントの中には「ヘミのおかげ」と言うものを見られた。
おそらくローゼン岸本は、予言する力はあるが、未来を変える力は無い。しかし預言者様はその全てを持っている。
だからこそ1400年間待っていたのだろう。そして大規模なテロが起きることも彼はわかっていたのだろう。だからこそ藤沼総理代行に助言していたのだろう。
数日後のしあわせの鐘の家
ヘミングウェイが銃撃され数日後、そこには白い服ではなく、黒い服を着たヘミングウェイがいた。
そしてそれを祝福するように、住民たちがヘミングウェイを讃えていた。彼は本物の預言者だった。
彼は死を覚悟したが、本物の預言者様は「死なない」ため、改めて預言者様の儀式を行うことになった。
ローゼン岸本は、そういったことも全てわかっていたんだろう。そして改めて鐘をつくヘミングウェイ。
そして祝福するものの中には、総理の会談の時に関係者たちや、いきなり捜査に加わり始めた刑事や藤沼など
すべて、この日のために1400年間、ローゼン一族が準備してきた。日本滅亡を迎えるのを救うには「預言者様」しか、未来を変えることはできない。
しかしその未来を変えることができる日が、日本が滅亡する日。そうならないために1400年間、あらゆる組織にローゼンは関係者を潜入させていた。
すべての伏線を回収できたのか?
これで最終回を迎えた「漂着者」すべての伏線は回収できたんだろうか?
・ローゼン岸本は、ヘミングウェイが詠美を愛することを最初から知っていた。
・しあわせの鐘の家は、大規模なテロに備えて、あらゆる政治的組織に、人を送り込んでいた。
・預言者様を待ち続けていたのは、未来を変えることができるのは預言者様だけ。
・後宮教授が自殺したのは、預言者様がたどり着いたと言う事は、日本が滅亡することを意味するから。
・最後に白い服ではなく黒い服だったのは、ヘミングウェイは自らの記憶を取り戻したのではないか。
・女子高生ではないと疑われていたが、チャンネルのコメント欄に「彼女たちは何年も留年している」と答えが書かれていた。
回収されていない伏線
・ペリはなぜ途中で入れ替わって、最後に出てきたのか?
・ひかりちゃんに会うために、柴田は瀕死の重傷をことになったのか?
・ヘミングウェイは柴田にひかりちゃんに会いたくないかと言ったのは、すでに彼女が亡くなっているのを知っていたのか?
Twitterでの感想
#漂着者 最終回。「だから、何?」と「気持ち悪い」の嵐で何も心に残らない作品だった…女児連続殺人の犯人も住職なのかハッキリしない、いつの間にテロの話、ヘミングウェイが何者なのかもよく分からない、で、秋元康ミステリー史上一番酷かった感じが否めない…なんの時間だったんだ pic.twitter.com/575I60Q4y6
— そ (@__sososo10) September 24, 2021
#漂着者 最終回!私たちは何を見せられていたんだ…?個人的な感想としては至る所に気持ち悪いが散りばめられててすごく苦手だった。そして毎回ねじ込まれる中島美嘉タイムに1ミリも感動できなくて草。ヘミとエミの相思相愛が一番違和感あったし、最後までエミ呼びに耐性できなかった。 pic.twitter.com/uOhi5zkPA0
— せせりこ (@seseriko_21) September 24, 2021
最終回やっぱリアタイで見れなかったなぁ😱
あのばぁさん出過ぎて怖い😭
謎解きの回だと思ったらほとんどしない
作った方は納得して放送してるんだろうけど見た人ほとんどモヤモヤしてる🤔#漂着者 pic.twitter.com/h9oR7FufFg— カズ (@KZ738KZ) September 25, 2021
やはりなんだかモヤっとした気持ちが残った方が多かったようです。全てが解決されたようで解決されていない。
なぜ最後にヘミングウェイは黒い服を着ていたのか。ペリは一体何者だったのか?
このもやっとした気持ちは、秋元康さんが原案を作るドラマに共通しているものでしょうか?
「あなたの番です」でも何かもやっとした気持ちが残りました。しかし劇場版公開されると言うことで、ここでしっかりと伏線を回収してほしいです。
となると漂着者も、劇場版が用意されると言うことになるのでしょうか?
漂着者を1話から視聴
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「漂着者」は1話レンタル330円で、1話から視聴することができます。
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※本ページ情報は2021年8月現在です。詳細はdTV公式HPにてご確認ください。
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