テレ朝「漂着者」4話、謎の婚約者とタトゥー、消えた園児13名
「しあわせの鐘の家」に突然現れた謎の女性は古市琴音と名乗った。ヘミングウェイはどこかで会った記憶があると言う。
後日新谷がインタビューをするために、彼女を会社に呼び出していた。そこで彼女は何を語るのだろうか?
そして事件はまた起きた。今度は13名の幼稚園児を乗せたバスが、忽然と姿を消したのだ。
コンテンツ
琴音のインタビュー
新谷は「ヘミングウェイの婚約者」と名乗る女性にインタビューをすることにした。そうすれば彼の何かがわかるかもしれない。
しかし新谷が名前を聞くと、「お茶も出さないの?」といきなり口を開いた。しかしすぐに「水でいいわ。ただし軟水ね。Ph7くらい。軟水だとお腹を壊してしまうの。」
といきなり飲み物を要求してきた。新谷もお客様をおもてなしするのに、当然のことを怠ったと思い謝罪し、急いで軟水を用意するように内線した。
そして改めて名前を聞くと、女性自らすらすらと語りだした。
私は古市琴音と申します。相撲は東京都、仕事は家事手伝いとでも申しましょうか。
しかし新谷が「では古市さん…」とインタビューを始めようとすると、「琴音と呼んでください。」と要求した。
そこで新谷は改めて「では琴音さん、ヘミングウェイさんの婚約者さんですよね?彼の名前はご存知ですか?」と尋ねると、
彼女の口から意外な言葉が返ってきた。「知りません。」新谷は不思議に思い「でも彼の婚約者ですよね?」と問いかけると、
女性は平然と「えぇそうです。1400年前からお待ちしておりました。」と扇子を持つ右腕にヘミングウェイと同じタトゥーを見つけた新谷だった。
同じタトゥーが刻まれていると言う事は、彼女は婚約者と名乗っているが、ヘミングウェイとは絶対的なつながりがどこかであると確信した。
結局インタビューでは、彼女が1400年前からヘミングウェイを待っていたこと。そして同じタトゥーを腕に刻んでいる事しかわからなかった。
その様子をいつもの女子高生3人が、動画配信をしていた。視聴者の反応も様々で、ほとんどが嘘つきと言うレッテルを貼られてしまった。
しかしそのインタビューも、もしかしたら彼女の計画のうちだったのかもしれない。
USBメモリーの謎
新谷はデスクからあまり残業しないように。と言われて、仕事を自宅に持ち帰ることにした。
彼女が向かった先はヘミングウェイのところだった。それは謎の女子大生が密かに渡してきた「後宮ゼミノート」をヘミングウェイに見せるためだった。
そしてノートを開けたヘミングウェイは「これは警告ですね。」とが思ったことと同じことを口にした。しかし何に対する警告なのか?
これ以上ヘミングウェイに関わるな。と言うことなのか、ヘミングウェイの直感の謎に触れるなと言うことなのか。とにかく新谷にこれ以上詮索しないようにと警告してきたのだ。
そしてヘミングウェイは改めて新谷に、気をつけるように言葉をかけて見送った。そして自宅に戻った新田には、古郡准教授から預かったUSBメモリーの解析をしようとしていた。
しかしパスワードがかかっており、開くことができず思いつく限りの言葉を入力していた。その時ヘミングウェイは直感で新谷に電話をかけていた。
新谷はパスワードを考えることに夢中になりすぎて、カバンにしまったままの電話がバイブ音を出していることに気づかなかった。
それでも、何度も何度もヘミングウェイは電話をかけ続けた。そしてやっと新谷が電話に気づいた時、「すぐに外に逃げるように!」とヘミングウェイは警告した。
しかしすでに電話をかけ始めてから、かなりの時間が経っており、新谷は部屋の中に身を隠した。電話を受けた際に既に犯人は部屋に侵入していたのだ。
簡単に逃げられないように、静かに鍵を閉め内側からロックをかけた。そして部屋の中を静かに歩き回る犯人。新谷はヘミングウェイと電話をつなげたままにしておいた。
そして犯人の隙をついて、後から瓶で殴ったが、反撃に遭いスタンガンで襲われてしまった。その悲鳴を聞きヘミングウェイは少し焦ったような表情を見せた。
しかし、すでに新谷に電話がつながらない事から柴田刑事に応援を要請しており、新谷が覆面をした男性に連れ去られる間際に助けることができた。
改めて部屋に戻り、ヘミングウェイから連絡を受けて駆けつけたと言うことを聞き、電話をつなぎっぱなしにしていたことを思い出し、ヘミングウェイと話をした。
新谷を連れ去ろうとした男性は、急いで車に乗り込むと覆面を外した。先日後宮教授の研究室にいたあの外国人2人組だった。
おそらくロシア語で何か話していたが、早く車に乗って逃げると言うような内容だったのだろうか。
しかし新谷は、自分が解析しようとしていたUSBメモリが盗まれたことに気がついた。覆面をした男性はそれが目的だったのだろうか。でも新谷を連れ去った事は、
そのまま新谷は秘密を押しすぎた女性として始末しようとしているのだろうか。その光景がヘミングウェイの頭によぎったから電話をかけたのだろうか。
しかし、謎のロシア人男女2人組と、琴音はどこかつながりがあるのだろうか?琴音に同じタトゥーがあると分かった時、
ヘミングウェイのタトゥーがアップになったが、タトゥーはただ刻まれただけではなく小さな文字の配列だった。もしかしたらそれは「第六感の数式」なのかもしれない。
しかしタトゥーが刻まれた時点では、数式は完成していなかったはず。だからタトゥーも未完成のまま刻まれているのではないだろうか。
消えた幼稚園バス
命が助かった新谷は、ヘミングウェイと電話で話していた。そして後宮教授がエレベーターでヘミングウェイに会った時、
ロシア語で「戻ってきたのか」と話しかけていたことを伝えた。ヘミングウェイにそのようなことを言われる心当たりがあったのだろうか。
翌日朝から騒がしかった。幼稚園児13人と運転手山田を乗せた、幼稚園のバスが忽然と姿を消してしまったのだ。
そのためヘミングウェイの第六感に頼ろうと、保護者たちが幼稚園に詰めかけていた。もちろん警察も駆けつけたが、ヘミングウェイは生中継で記者会見をすることになった。
特にヘミングウェイは嫌がることもなく、自分の使命のような形で当たり前のようにカメラの前に座った。そして記者からの質問に答えた。
幼稚園は騒ぎで混乱しており、保護者たちは皆一様に「いつもと運転手が違った」そして園長は運転手の山田のGPSを追っているからと説明をしているが、
いつもと運転手が違ったのに、山田のGPSを追っても意味がないと講義が続いていた。勤続30年のベテラン運転手に何が起きたのだろうか?
記者会見が始まり、質問はまず13名の園児がどこにいるか聞かれた。しかしヘミングウェイは目の前にあるスケッチブックを開ける事はなかった。そのかわり首を振った。
つまり園児たちがどこにいるのかわからないと言うことなのだ。そのかわり「山田さんは幼稚園内にいます。」と確信を持って答えた。
幼稚園のどこにいると言うのだろうか?柴田刑事があたりを見回すも、それらしき人物はいなかった。するとヘミングウェイは「ほらそこの砂場に」と目の前にその景色が見えているように指を差した。
新谷が勤める新聞社でも、記者会見の様子を見ていたが、デスクが「なぜいつものスケッチブックを使わないのか?」と言うと新谷が、「ヘミングウェイの第六感が次の段階へ進化したと言うことです」
つまり今までのように抽象的な絵を書くよりも、よりはっきりと現場の状況が説明できるようになってきたと言うことだ。だから目の前に園庭の様子が見えているように指を差したのだ。
柴田は急いで砂場へ行き、おもちゃのスコップで砂を掘ると髪の毛が見えた。すぐにカメラを切り替えられMCが謝罪をした。
その記者会見の様子を、琴音はなぜかそばを大量にすすりながら見ていた。そして山田の代わりをしただろう運転手らしき人物が琴音の後ろにやってきた。
うまくいった。と言うような会話を交わしたので、13名の園児が行方不明になったのはこの2人が関係していると思われる。
と言う事は琴音はロシア側の協力者なのだろうか？そして不思議なことにローゼンは、やがてヘミングウェイと信田には一緒になると口にしていた。
琴音は1400年前からの婚約者ではなかったのか。ローゼンはそれを知っていて、ヘミングウェイは新谷と一緒になると言い切ったのだ。
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