「漂着者」6話、詠美の行き過ぎた取材と、ヘミングウェイが詠美に託した絵の謎
ヘミングウェイは自分が何者なのか知りたい。でもローゼンからははぐらかされてばかり、その上【政治】に利用されようとしている。
嫌でもローゼンへの不信感が強くなる中、ヘミングウェイ唯一無条件で信じられる存在は【詠美】だけだと気づいた。
すると自然と足は詠美の家に向かっていた。そして一夜を共にして総理との対談へ望んだヘミングウェイは詠美にある絵を託した。
コンテンツ
詠美の地道な取材
デスクからは止められた。先日も行き過ぎた取材の代償に、蔵に閉じ込められることになった詠美。しかし、ヘミングウェイのことを知るために
取材を続けたいと申し出る詠美に、デスクは「隠していい事実と、明かしていい事実がある」と事実の2種類について説明を始めた。
議員の【秘書】をしていた詠美の父親は、議員の「不正献金疑惑」について、全てを知っていたはずだが、口を閉ざしたまま【自殺】という道を選んだ。
それは「明かしてはならない真実がそこにあったから」と、詠美を諭したが、詠美の両親は【自殺】により命を絶ったのだろうか!?
母親は失敗して目を開けたが、あの後どうなったのかまだわかっていない。でも、1度は子供を残して【自殺】を選んだことに間違いはない。
それは夫が犯した罪を償うためだったのだろうか。今となっては父が亡くなり事実は明らかにされないまま闇に葬られた。
しかも、ヘミングウェイに関して公安が動いていたり、その公安の行動を国が止めたことから、バックボーンには「知ってはいけない真実」がある。
これ以上取材を続けることにデスクは反対したが、詠美は独断で取材を勧めて行き、年配で海岸近くに住む人から何かを聞いていた。
それは過去にも「あの海岸に泳ぎ着いた人はいるのか?」ほとんどの人は【知らない】と答えたが、一人の老女だけは違った。
過去にも何人もの男性が遺体となって流れ着いた。そしてみな同じ場所にヘミングウェイと同じタトゥーが刻まれていたが、皆服は着ていた。と証言してくれた。
なぜ、たどり着いた遺体が皆「男性なのか?」新たな疑問に老女は「女性は子供がいれば、泳ぎつくことができない」と答えた。
確かに船が座礁した場合、女性に子供がいれば、子供を優先し自分の命を投げ出しても守ろうとするだろう。そしてもし子供がいなくても、男性より体力の劣る女性がたどり着く可能性は低い。
しかし、全員が服を着て死んでいた。という事実と、ヘミングウェイは全裸で生きていた事実。ここにはある違いがあるのだろう。
普通衣服を着て、泳いだ場合衣服が水を含み重さを増し、泳ぐことが困難になる。そのため、途中で体力がなくなり遺体となってたどり着いた。
しかし、ヘミングウェイは全裸だったことは、この【リスク】を知っており、自ら服を脱ぎ強い意志で岸に泳ぎ着いたと推測される。
だからこそ生き残り、「本物」だとローゼンは言うのだ。【第六感】が服を着て泳ぐ危険性をわかっていた。ということだろうか。
突然詠美の家を訪れたヘミングウェイ
ヘミングウェイはローゼン岸本に【保護】されている立場でありながら、自分自身の真実を知っているはずなのに、何も語ろうとしない。
そして、「13人の使徒」の壁画を完成させるために、13人の園児を誘拐し、運転手を殺害して敷地内に埋めた事実。
なぜ、その壁画のために園児たちが辛い思いをしなくてはいけないのか!?ヘミングウェイには理解できないことが多い。
そんな中、ローゼン岸本の独断で「現総理」との【対談】をすることになってしまった。おそらく支持率が低迷しているため、
そこに話題の人物と対談させることで、支持率を上げる意図をローゼン岸本は知っていて引き受けたのだろう。
もしくは、ローゼンの後ろで動いている国の機密機関からの指示か・・・。とにかくヘミングウェイはローゼン岸本に不信感が募り
気づくと詠美の家に来ていた。もう夜も遅かったが詠美は嫌な顔もせずあげてくれた。そして、ワインを飲みながら仕事をしていた。
詠美はヘミングウェイにもワインを勧めたが「自分が飲めるのか・・・」というヘミングウェイに「試してみないとわからない」とワインを勧めた。
最初は1本だったボトルが2本になっていたことから、ヘミングウェイはお酒に強いのだろう。新しく自分を知ることができた。
そして、そのまま同じベッドで眠り朝を迎え、ヘミングウェイは対談へ向かい、詠美は記者として会場入りした。
ヘミングウェイが託した絵に気付いた詠美
ヘミングウェイの意に反する【対談】が始まった。とても親し気に話し出す総理。何をヘミングウェイに求めているのか!?
そこで総理は自分が在任中に、日本はどうなるのかをヘミングウェイに質問した。しかし帰ってきた言葉は意外なことで
【生中継】だった対談は、秘書の判断により急遽打ち切られ、一般人がその後の様子を見ることはなかった。
ヘミングウェイは「日本は変わらない。あなたはいなくなる」。それがヘミングウェイの質問に対する答えだった。焦る総理と
騒然とする場内で、詠美は自分の手帳に「付箋」があるのに気付き、そのページを見てみると、四角いマスに花が描かれ、その下で四角い板の下敷きになる人物。
詠美は天井を見た。シャンデリアが「花のモチーフ」になり、天井は四角い板で作られていた。ということは総理はこの後「下敷きになって死ぬ」
そう察知詠美は、総理に向かい「上!!」と叫んだが、遅かった1本のねじが落ちて、総理の上のシャンデリアが落下した。
事故なのか、事件なのか・・・。ねじが落ちたことから、意図的にそこのねじだけ緩めてあった可能性もある。総理を抹消するために。
そのためにローゼンは【対談】を引き受けたのだろうか。しかし、ヘミングウェイが託していたのは1枚の絵だけではなかった。
その日の夜電話をしている二人。ヘミングウェイは手帳のポケットを見るように言った。「詠美の大切な人を守りたかったから、事実を変えた」
言われた通りポケットには紙切れが入っていた。そこにはメガネをかけた人物が総理を鋭利な物で首を刺していた。
そう、本来ならばデスクが総理殺害を企てていたのだ。しかし、ヘミングウェイは詠美の大切な人だから、起こりうる事実が「シャンデリア落下」となるように祈ったのか!?
そして翌日詠美はあの絵が事実になっていたかもしれないと、思い知ったかもしれない。詠美に話しかけてきたデスクは
先をとがらせた木の小さな棒で、頭を掻いていた。それはヘミングウェイが描いた絵にあった木の棒。
ここからは憶測だが、デスクは「ヘミングウェイの動画」を見て、総理を抹消する使命感に駆られていたのかもしれない。
漂着者を1話から視聴
NTTdocomo運営の「dTV」では月額550円で様々な動画作品を楽しむことができます。
話題のドラマや映画、音楽ライブも見放題!!dポイントがあればレンタルにも利用できます。
「漂着者」は1話レンタル330円で、1話から視聴することができます。
入会【初月無料お試し】となっているので、入会の際にお試し期間がいつ終了するのかを確認してください。
※本ページ情報は2021年8月現在です。詳細はdTV公式HPにてご確認ください。
コメントを残す コメントをキャンセル