「漂着者」5話、動画を見た者の異変と、古市家とローゼンのつながり
詠美は琴音に疑いの眼差しを向けられたような気がして、信用を得るためにまだ封が切られていない水を飲んだ。
琴音と水とは深いつながりがある。編集者に来た琴音をもてなした時、水について琴音がこだわりを持っていたからだ。
これさえ飲めば、自分の言っていることが正しく、信用を得られると思った。しかし水を飲んだ途端、詠美の意識は薄れていった。
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詠美の行方
琴音がロシア語で何か言うと、後宮教授の部屋を調べていた外国人たちが出てきて、詠美をどこかへ連れ去ってしまった。
その時「しあわせの鐘の家」ではローゼン岸本が誇らしげに、ヘミングウェイに向けて、「大変長らくお待たせいたしました」と言って布で覆われた石碑を見せていた。
「13人の使徒たちです。」そこでは13人分の子供の足跡と、その下にはヘミングウェイの足にあるタトゥーと同じマークが刻まれていた。
ローゼン岸本が「まだ色々と準備があるので今は何も申し上げられません」と言っていた準備と言うのはこのことだったのか。
そして「13人の足跡」を残すために、園児たち13名は連れ去られたのか。そして子供たちはどこにいるのだろうか。ヘミングウェイによると生きていると言うが…。
一方古市琴音での家では、意識を取り戻した詠美が、行方不明になっていた13名の園児と一緒にいた。つまり園児たちはここに閉じ込められた後、
誰も乗っていないバスを、しあわせの鐘の家の敷地内に埋めたと言うことだ。そして13人分の足形を取るために、園児たちの足には石膏のような白い塊が付いていた。
詠美が心配になり、暴力を振るわれていないか、食事はちゃんと食べているのか質問すると、誰も暴力は受けていない。そして食事もカレーが出たと言う。
園児たちの無事の姿を見てほっとした詠美だったが、そこから脱出する方法は見つからなかった。まず自分たちがどこにいるのかがわからなかった。
しかしその頃、ヘミングウェイは施設を抜け出してどこかに歩き出そうとしていた。ローゼン岸本は1人では危ないので誰かをつけます。と言うと、
「危険なのは私ではなく詠美だ」と言い放ち、1人でどこかへ向かって歩き出した。おそらく詠美のいる場所が視えたのだろう。
そして同じ頃、柴田の上司にあたる佐々木は、例の動画についてマスコミが警察に押し掛ける中、トイレで1人動画を見ていた。
そして動画から何かを感じ取ったようだった。柴田も詠美と連絡がつかないことから、GPSが古市家付近で途切れていることから、家の中に入り調べ始めていた。
物音に気づいた詠美
園児たちを励ましながらも、助けを待つ詠美たち。外が騒がしいことに気づいた。しかし身の危険を感じたのか、2階へと上がった。
その頃ヘミングウェイも古市琴音の家にたどり着いた。そしてその家に初めて来たとは思えないほど、すんなりと詠美たちがいる場所に近づいた。
紫田と野間は、ロシア人と手伝いの若い男性と思われる3人に阻まれ、なかなか助けに行く事はできなかった。挙句なぜか古市家では、
庭に像が飼育されており、家の中に像が解放されたため、救出はより困難になった。しかし、動画を見た佐々木は部下を連れて、なぜか古市家に来ていた。
そんな騒動をものともせず、ヘミングウェイは相手の動きを既に察知しており、自ら相手の攻撃を目をつぶって交わすことができた。
そして閉じ込められている建物の扉を開け中に入ると、詠美は園児たちと息を潜めていたが、入ってきたのがヘミングウェイだとわかると、喜びにあふれた。
ヘミングウェイも、詠美が無事であったことに安堵したのか、2人で抱きしめあった。そして佐々木は園児の母親たちも連れてきていたので、
子供たちはすぐに親と再会することができた。しかし建物に入る際、ヘミングウェイを女性の外国人が刃物を持って狙ってきた。
「古市琴音やめろ」とヘミングウェイはつぶやいたが、琴音は盾となり身を呈して、ヘミングウェイを守ったため、即死した。
それがヘミングウェイと同じタトゥーを持つものの宿命だったのか。そして、時を前後して公安は政府から古市家の見張りを止めるよう指示されていた。
一体どんな力が背後で動いているのか?政府が公安を動かしたということは、もうヘミングウェイ個人の話しではなく、国同士の話しになっているのだろうか。
ローゼンと古市琴音
ずっと気になっているのが、ローゼン岸本がヘミングウェイに向かっていつも言っている言葉。
・まだ早い
・準備が必要
この言葉は、古市琴音も召使いのような人たちに向かって言っていた。もちろんヘミングウェイに向かっても。
一体何に対して早いのか?そしてどんな準備が必要なのか?それによってヘミングウェイはどんな存在になっていくのか?
しかし今回のことで、古市琴音は刺殺され亡くなってしまった。そして使用人と思われる外国人や日本人たちも、パトカーに乗った途端口の中で青いカプセルのようなものを噛んだ。
そしてすぐに首をうなだれたことから、警察に捕まることをすでに予測しており、口の中に毒薬を仕込ませて起き、自殺を図ったものと思われる。
そうなると古市側の人間は誰もいなくなったんではないだろうか。そしてバスはしあわせの鐘の家の敷地内に埋められていたが、
運転手は、任務を終えた後古市琴音の家に来ていた。そして園児たちもその家に保護されていた。このことからも両者の関係はかなり濃いものと思われる。
そしてこの両者がヘミングウェイの漂着を待っていた。とくに琴音は1400年待っていたことから、詠美が言うように、先祖同士が許嫁を決め
どちらかの子孫が「預言者」となって巡り会ったときに結婚する約束だったんではないだろうか。そのための準備と時間が必要だったと言うことなのか?
しかしなぜ13名の子供の足形が必要だったのか。1人の子供が13人分の足形をつけるのはいけなかったのか?
そしてなぜ、古市側の人間は身内でありながら殺しあったり、自殺したり、みんな死を遂げる必要があったのか?
そして話はそれたが、最後に柴田とヘミングウェイが海岸で語り合っていた。「ひかりちゃんがお父さんに会いたがってます」
それは柴田もおそらく誰にも言っていないことだろう。何年か前に公園でひかりちゃんと遊んでいる時、仕事の電話が入ったため、ちょっと目を離した隙にいなくなった愛娘のこと。
なぜヘミングウェイがそのことを知っているのか。そして柴田はヘミングウェイのあの動画を見たとき、その時の光景がよみがえっていた。
ひかりちゃんが会いたがっていると言う事は、彼女はどこかで生きていると言うことだ。それもまたロシア側が絡んでくる何か重要な秘密が隠されているのだろうか。
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※本ページ情報は2021年8月現在です。詳細はdTV公式HPにてご確認ください。
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