斉藤工監督、高橋一生主演実話が元になった映画「Blank13」概要
映画「Blank13」は俳優の「斉藤工」さんが本名の【齋藤工】名義で監督を務め、
海外の映画祭に出品するための70分の長編映画となり、斉藤工さん初の長編映画監督作品となりました。
主演は高橋さんが努め、兄役として斉藤工さんも出演しています。今回は「Blank13」について概要や感想をお伝えします。
公開日
2018年2月3日
監督
齋藤工
原作
はしもとこうじ
※バラエティ番組の構成作家である、彼の父親がモデル
※エンドロール最後に「故・松本匡人に捧ぐ」と表示され彼の幼少期と父の写真が掲載されている
脚本
西条みつとし
- 関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!
- ゆらり
- 名も無き世界のエンドロール
音楽
金子ノブアキ
- Blank13
- MANRIKI
※普段はRIZEのリズムを実弟と担当している
※斎藤工とは友人関係にあり、高校の同級生に安達祐実、仲村勘九郎がいる
※本人もこの映画に葬儀の参列者として出演している
主題歌
笹川美和
「家族の風景」
この楽曲のみお聴きになりたい方へ
家族の風景
キャスト
- 松田コウジ:高橋一生
- 松田ヨシユキ:斎藤工
- 松田洋子:神野三鈴
- 西田サオリ:松岡茉優
- 松田雅人:リリー・フランキー
- 岡宗太郎:佐藤二朗
- 多田マサシ:村上淳
父の雅人はすぐに借金をしては、いつも家に借金取りが来るような生活を強いられていた。
しかし、ある日「たばこを買ってくる」と言ったきり、帰ってこなくなった。
400万もの借金を残された家族3人は、新聞配達や、スナック、内職をしながら必死で返済した。
時には母が新聞配達中に事故に遭うなどしたが、それでも休まず配達を続ける母を見て子供たちも手伝うようになっていた。
しかし、13年後兄ヨシアキが2人を集めて、父の所在を報告した。余命3カ月の胃がんで入院しているとのこと。
ヨシアキは幼少期の苦い思い出があるので、見舞いにはいかなかった。
母も同様に病院へ足を運ぶことはなかった。しかし、コウジだけは幼い頃にキャッチボールをした思い出が忘れられず
一人病院を訪ねたが、病床にあっても電話でお金を工面する姿を見て、愛想をつかせてしまった。
しかし、恋人が妊娠し、もう一度会うことを勧められたことから、2人でもう1度見舞いに行ったのが最後になった。
喪主は母が来ない代わりに兄が代役を務めたが、参列者は素性のわからない人ばかり。
しかし、少ない参列者から僧侶の計らいで、生前の故人との思い出を語ってもらうことにした。
そこには、兄弟たちが知らない「父の優しすぎる」本当の姿があった。そして、父が友人に自慢していたのは、
コウジが小学校で書いた【作文】だった。麻雀に夢中で眼中にもないと思っていたが
父はいつまでも大切に持っていたのだ。そして、お金に困る人に自分が借金しては工面していたのだ。
父不在の間13年苦労した家族をよそに、父は人々のために一生懸命で、コウジがあった時に金の工面をしていたのは
同居人の母の入院費のためだと初めて知ったのだった。
淡々と語られていく父の姿。このポスターの子と父の距離がその13年という月日を現わしているかのようです。
兄も参列者から話しを聞き、最後に喪主の挨拶ができず、会場を出てしまい、コウジが引きつぎましたが
父の人柄を現わすかのように、普通では「厄介者」と思われそうな人々が集まったお葬式。
それは、父が人に分け隔てなく優しさを分けていた証拠でもある。
葬儀には参列しなかったが、記入された「離婚届」をそのままにして、喪服で夫が13年前に残した
煙草を口にする妻の姿も印象的でした。まだそれでも夫を愛し続ける妻。置いたままの離婚届け。
死により、すべての時間が止まったようなラストシーンでした。
2017年
- ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017 観客賞
- ゆうばりファンタランド大賞
- 第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門
- 最優秀監督賞(齊藤工)
- 第15回ウラジオストク国際映画祭長編コンペティション部門
- 最優秀男優賞(高橋一生・斎藤工・リリー・フランキー)
- 第3回シドニー・インディ映画祭
- 最優秀脚本賞(西条みつとし)
- トロント日本映画祭2018
- AUDIENCE CHOICE KOBAYASHI AWARD
- 第38回ハワイ国際映画祭
- Halekulani Maverick Award(齊藤工)
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