「漂着者」最終回、ヘミングウェイが出した答えと、深見と嘴屋の完全犯罪
ヘミングウェイはスケッチブック一冊を使い切り、なおも「未来」を変えられずに焦っていた。
どの未来も「爆破」を意味する。中には火山が爆発するような絵もあった。どれだけの苦悩があるかがわかる
そこに詠美が来た。どうしても変えられない。ヘミングウェイに優しく寄り添う詠美。
コンテンツ
救急搬送された紫田
嘴屋の女将が振り向きざまに「私って綺麗?」と崩れた化粧で聞いてきた。詠美に呼ばれ振り向いた柴田は、
「俺なんだか気持ち悪くなってきた」と言って、その場に崩れるように倒れた。不幸中の幸い、詠美がその場にいたため、
女将は現行犯逮捕され、柴田は救急搬送された。手術中弱気になる野間「これから誰が俺の頭を叩いてくれるすか?」
詠美は近づき何も言わず頭を叩いた。そして「しっかりしろ」と野間を元気付けた。
警察では女将の取り調べが行われていたが、女将はふざけるばかりで取り調べに応じる態度は無い。それどころか警察を馬鹿にしているようだった。
しかし警察が今までの「幼女連続殺人事件」について調べる限りでは、深見1人では絶対にできない犯行が2件ほどある。
その協力者として、女将ならいつでも動けるはず。あの偽警官の防犯カメラ映像を見せても、これは警官だと言い張る、
しかし、警察は柴田が生死の境を彷徨うほどの大怪我をしている。それだけ躊躇することなく、大の大人を刺すことができる。
ましてや子供に関しての犯行ならば、たやすいことだろう。その時柴田は生死の境をさまよっていた。そしてやっとひかりちゃんに会えた。
あのときのままのひかりちゃん。花束を手に「あそこの花が綺麗だったから」と1人で花を摘んでいたことを謝ってきた。
でも柴田は、ひかりちゃんに会えただけで嬉しかった。柴田はひかりちゃんに謝った。仕事の電話をしていたのが悪かったと。
でもひかりちゃんは「お父さんは刑事さんだものお仕事頑張らなくちゃ」と言ってくれたことで、柴田は救われた気がした。
そしてたとえ夢でも、また娘に会えた。そして話ができたことで、柴田は現実に戻ることができた。
既に予想されていた訪問者
深見は紫田の見舞いに来た。しかし面会謝絶になっており、1人の警官が警護に当たっていた。しかし深見が袈裟着ててきたので、
お寺の住職が見舞ってくれれば、先輩も喜ぶと思い中に入れてしまった。しかし、深見には目的があった。
今までの自分の犯行を、誰かに話したくて仕方がないのだ。その相手が刑事と言うことにとても興奮していた。
やはり完全なるサイコパスは深見だった。お寺の住職と言う立場悪用しては、少女油断させ誘拐し、殺害していたが
嘴屋の女将が、自分に惚れていたことを利用して、共犯者となり完全犯罪を行っていた。しかし犯人と言うものは、自分の犯罪を誰かに話したくて仕方がない。
柴田の意識がない今こそ、それを全て打ち明けるチャンスだと思ったのだろう。深見は小声で柴田に犯行の全てを打ち明けた。
その姿はとても楽しそうだった。楽しい思い出を語るように、柴田にささやく深見の姿は異常だった。
しかし深見と入れ違いに、野間が来たことから、すぐに柴田の安全を確認した。よかった。深見は柴田に手を出していなかった。
しかし、完全犯罪を行った喜びからか、自分が来た証拠として、檀家などに配るおまんじゅうである、嘴屋の黒い饅頭を置いていった。
しかし、柴田の中では全て予想された出来事だったのだろう。すぐに深見は逮捕された。それは柴田の指示だった。まだ意識が戻らない柴田。
嘴屋に家宅捜索に入った際か、野間に指示をしていたのだ。もしも自分に何かあったら、枕元にこのボイスレコーダーを置いておくように。
野間は指示通り、意識がない柴田の枕元に、見えないように電源を入れたままのボイスレコーダーを置いていた。
それを深見に突きつけた。今までどこを探してもない証拠。後は犯人の自白だけがが逮捕の決め手となる。
やっと「幼少連続殺人事件」の首謀者が逮捕された。しかし深見はそれでもなお完全犯罪に自信を持っていた。
それはおそらく、職場上の立場を悪用して、すべての証拠消し去っている。だからこそ家宅捜索に入っても、何も証拠は出てこないはず。
ヘミングウェイが出した答え
ヘミングウェイは珍しく、自ら「ヘミちゃんねる」の動画の撮影を依頼していた。
そして「おそらくこれが最後の出演となります。今まで皆さんありがとうございました。ヘミチャンネルはこれで終わります」と、
女子高生が勝手に始めたチャンネルを、勝手に最終回にしてしまった。それはヘミングウェイが出した1つの答えだった。
ローゼン岸本にもその答えを伝えた。詠美のおかげで1つの決心がつき、ひとつの絵を描き上げることができた。
日本の被害を最小限にして、テロは実行させない方法をヘミングウェイは思いついた。だからこそ、応援してくれた皆のために最後の挨拶をした。
藤沼は焦っていた。しかしローゼン岸本に言われた言葉がある。「総理代行の間にテロが行われた大臣として名前が残るか、代行の間にテロを未然に防いだ大臣として名前が残るか」
もちろん藤沼にとって、後者の方がより印象が良い。ヘミングウェイはその答えを作ってくれた。それを信じている。
そのためローゼン岸本は、今守るべき場所は日本国内ではなく、ヘミングウェイだと言う。
そのため、あらゆる事態に備えてヘミングウェイの周りに大量の警護をつけた。SPから、特殊部隊まで、最悪の事態を想定して。
そしてその日はやってきた。ヘミングウェイが「預言者様」として1400年鳴らされなかった鐘を鳴らす日。
遥香ちゃんに導かれ、13人の使徒の壁画の前に、並んで足型を残して、鐘へと向かった。
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※本ページ情報は2021年8月現在です。詳細はdTV公式HPにてご確認ください。
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