「漂着者」8話、足を引きずるシリアルキラーと駒を戻す意味とは?
詠美はヘミングウェイのもとに来た。それは佐々木課長の娘、一恵ちゃんの行方を聞くために。
そして詠美は、佐々木課長の家で前日の夜に起きた現場検証の現場に向かった。
無数に貼られた葬儀を告知する紙、そして置き去りにされたピンク色のランドセル。きっとそこからは何も出てこないと思う。
コンテンツ
ヘミングウェイに話を聞いた詠美
佐々木課長に合わせてほしいと懇願する詠美。いつも柴田と顔を合わせている彼女のことだから、
佐々木課長は何かを感じたのか、捜査現場の中に入るのを許した。そして彼女が取り出した手帳には、ヘミングウェイが描いた絵が残っていた。
もう誰も悲しむ顔を見たくない。そんな思いから、詠美はいち早くヘミングウェイを訪ね、一恵ちゃんの居場所を聞いていた。
そこにはくちばしを合わせた2匹の鳥が描かれていた。ヘミングウェイがその光景を描けたと言う事は、彼女はまだ生きている。
しかし何の鳥が誰にもわからなかった。警察は警察で動き、詠美はその鳥の正体を突き止めようと、野鳥を多く扱う場所へ行った。
そこで飼育員に聞くと、頭上の毛の形や、くちばしの長さ、足の短さなどから、新潟の鳥として知られている「トキ」ではないかと教えてくれた。
そして、絶滅寸前まで数を減らしたトキだったが、今は佐渡島にいると言う。そのことをすぐに課長に伝え、詠美は佐渡島へ向かうと言う。
しかし1人で行くのは危険なので、どこかで他の刑事と落ち合うように話をしていたところ、詠美は何かを見つけてタクシーを止めた。
そこは「嘴家」と言う和菓子店だった。しかもそこには雲行寺に収めているあの茶色い饅頭も扱われている。
詠美は1人で店内に入ったが、誰もいない様子だった。そこで客のふりをしてケースの中のお菓子を見ていると、
ガラス越しに店員のおばあさんと目があった。驚いた詠美だったが、冷静に目の前にあった夏の和菓子を買って帰っていった。
そしてすぐさま、ヘミングウェイが描いた絵と同じ家紋を持つ「嘴屋」が何か知っているかもしれないと、佐々木課長に電話をした。
和菓子屋の息子の引きづる足
あまりにも急な話なので、捜査令状等は取れなかった。しかし柴田と野間はすぐに和菓子屋に来た。そして店主の老女に、他に店員はいるか聞いた。
すると息子がいると言う。そしてすぐに呼んでもらうと、彼は血まみれの手を拭きながら出てきた。それを見た柴田たちは、嫌な予感がしたが、
「今鶏をさばいていましたが、これも罪になりますか?」と尋ねてきた。しかしそれよりも、この店の奥から女の子の悲鳴がしたことを話した。
すると知り合いから、女の子を見ていてほしいと預かっていると話した。そして女の子を呼んでもらうと、一恵ちゃんではなかった。
そして野間が、女の子に対してさっき大きな声を出したか聞いてみた。すると少し考えて手で輪を作り、「こんなに大きなゴキブリが出たんだよ」
と話してくれた。そして自分の父親と、ここの店主は知り合いだと言うことを女の子は認めた。そうなると彼をこれ以上は怪しむわけにはいかない。
そこで柴田は賭けに出た。ショーケースの中のお菓子の説明書きの字が間違っていないか、彼に確かめるように言ったのだ。
つまり彼をしっかりと歩く姿を確認し、あの防犯カメラに映った左足を引きずる姿を確認しようと、野間とアイコンタクトを取った。
そして彼の足に注目していると、確かに足を引きずっている。しかしその母親曰く、小学生の頃にスキーで複雑骨折をした後遺症だと言う。
しかも野間が気づいた。防犯カメラに映っていたのは左足を引きずる姿。彼は右足を引きずっている。相違点があるためこれ以上はお店にいることができなかった。
しかし預けられていた女の子は、柴田たちが帰る直前に、「妙子ちゃんもゴキブリが嫌いだったんだよ」と話してくれた。
すぐさま、遥香ちゃんが行方不明になったときに、同時期に殺害された女の子の名前を思い出した。するとその女の子は口にした名前は同じ子だった。
しかも店を出た時、隣の家の駐車場に黒い車が入っていった。その車は妙子ちゃんの葬儀の日に見た車。その日はその車は盗難に遭っていた。
やはりこの和菓子屋と、一連の女児誘拐殺人事件が関係している可能性は高くなってきた。
しかも、署に戻った野間が、私は息子のデータベースを見ていると、過去に窃盗罪で逮捕されていた。しかし誘拐ではないのではずれかと思われた。
野間は次の写真を見ると「ビンゴ!」と叫んだ。彼が窃盗罪で捕まったのは、女児の水着や下着等を盗んだ罪で逮捕されたのだ。
つまり、小学生位の小さい女の子に対して、性的な興味があると言うことだ。結果的にあれば良いがあったとしても、彼は限りなく黒に近いかもしれない。
1つ駒を戻す意味とは?
詠美は再びヘミングウェイの元を訪れた。どうしてそんなに一生懸命になるのか、ヘミングウェイは不思議に思っていた。
しかし詠美の気持ちを知り、彼女に助言をした。「警察は既に犯人にたどり着いている」その言葉を伝えるため柴田とコンタクトを取った。
その頃ちょうど柴田たちは捜査令状取り、和菓子屋の息子を警察に連れて行くところだった。そして帰りがけに、出口に陳列されていた黒いおまんじゅうを持ち帰った。
それは「雲行寺」で過去に出されたことがあるおまんじゅうで、そのパッケージには白い翼の鳥が、くちばしを重ね合っている描かれている。
柴田はその時、雲行寺の住職である深見を疑いにかけた。彼は何度も幼女誘拐で事情聴取されている過去がある。
そのためすぐにお寺に向かった。すると来るのがわかっていたかのように、深見は門の方を向いて座っていた。その表情は不思議な笑みをたたえていた。
まるで柴田たちをあざ笑うかのような笑い。そして柴田は過去にもらったおまんじゅうを住職に見せた。すると冷静に「これは賞味期限が切れてますね」と横に置いた。
そして一恵ちゃんが亡くなった日のアリバイを聞くと、檀家さんのもとで葬儀の打ち合わせをしていたと言う。そこで柴田は帰りがけにまたもや賭けに出た。
本堂の隣にある蔵を見せてほしいとお願いした。待ってましたとばかりに、笑いながら蔵に向かう住職。そして足に注目する2人。
しかし住職は足を引きずっていなかった。そこで柴田は仮説として、あの防犯カメラに映る時は、意図的に足を引きずってたのではないかと言う仮説。
そこに詠美から、ヘミングウェイの伝言が伝えられた。「警察はすでに犯人にたどり着いている。でも1つ駒を戻せ」と言われたと言う。
柴田は過去の深見のデータベースを見ながら、駒の意味を考えていた。警察はすでに犯人にたどり着いている。と言う事はやはり深見が犯人。
しかし一恵ちゃんがいるのは1つ駒を戻した場所。となると、その前に訪ねたのは和菓子屋さん。そこで捜査令状を取りすぐさま家宅捜索を行った。
すると、押し入れの中から一恵ちゃんが出てきた。ヘミングウェイの言った通り、一つ前に戻ったら一恵ちゃんを見つけることができた。
一恵ちゃんの無事を確認する詠美に、紫田は「ヘミングウェイには1つ借りができてしまった。また大きな借りを作らなければいけないかもしれない」とつぶやいていた。
しかし、なぜか和菓子屋の老女はお店を出て、どこかに向かっていった。その足元は左足を引きずっていた。つまり防犯カメラに映ったのは老女だったかもしれない。
そこで柴田が追いかけ、呼び止めると振り向いた老女の顔は、とても気味悪く微笑んでいた。そして「私って綺麗?」とつぶやいた。
そして柴田を追いかけてきた詠美は、柴田に声をかけると、振り向き「俺気持ち悪くなってきた」と言うと、詠美は柴田の腹に包丁が刺さっていることに気づいた。
そして紫田は膝から崩れ落ちるように倒れ込んでしまった。先日ヘミングウェイに娘に合わせてほしいと懇願した時、ヘミングウェイが困った顔をしたのは、
柴田が死ぬかもしれない可能性が見えたのかもしれない。だからこの2人はもう会うことがないと言うことだったのかもしれない。
しかし、詠美がすぐ見つけたので、柴田はもしかしたら助かるかもしれない。
しかし、同じ管轄で連続して起きている「幼女誘拐殺人事件」の本当のキリアルシラーは誰なのか?一恵ちゃんを連れ去った老女か
一旦お寺に預かった深見なのか?そして再び和菓子屋に戻した、息子なのか?この3人が共謀して行っているのだろうか。
漂着者を1話から視聴
NTTdocomo運営の「dTV」では月額550円で様々な動画作品を楽しむことができます。
話題のドラマや映画、音楽ライブも見放題!!dポイントがあればレンタルにも利用できます。
「漂着者」は1話レンタル330円で、1話から視聴することができます。
入会【初月無料お試し】となっているので、入会の際にお試し期間がいつ終了するのかを確認してください。
※本ページ情報は2021年8月現在です。詳細はdTV公式HPにてご確認ください。
コメントを残す コメントをキャンセル