「イチケイのカラス」最終回、でっち上げの記事の出どころと理由

入間みちおは裁判官になり、10年を迎えようとしていた。日高に呼び出され行ってみると、

 

日高は夢だった「カレー」屋さんをオープンしたという。裁判と同じくカレーも奥深く面白い。

 

と、言うが呼び出した本来の目的は、みちおへの【警告】だった。みちおが政府がらみの案件に、これ以上突っ込むと、裁判官を続けられなくなる。

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裁判官の任期

 

通常裁判官の任期は「10年」そして10年を終えると、最高裁判所関係者と政府の関係者で話し合いが行われる。

 

そしてその中で、裁判官としてふさわしい人材かどうかと言う判断が下され、この先10年再び裁判官を務められるのか

 

もしくは、ふさわしくない人物として、裁判官を辞めることになるのか、審議が行われる。みちおもその対象になってきた。

 

あと丸10年を迎えるまで2週間もない。でも今みちおが抱えている案件は、政治にはびこる癒着の問題だった。

 

そのため、この案件をそのまま突っ走れば、みちおは裁判官を止める事は確実とされていた。しかも毎回「職権発動」をしているので、

 

効率が悪く、なかなか裁判が進んでいかないことも、10年目の判断材料に関わってくる。

 

 

しかしみちおは「いつも通りやりましょう」と普段通りの様子を見せていた。そんな時ありもしない記事がでっち上げられた。

 

「青山弁護士との癒着問題」親しげに歩いている写真とともに、彼女が最近事務所を立ち上げたことも絡め、

 

裁判官と弁護士の癒着があると、記事は書き立てていた。確かに青山弁護士とは仲が良いが、癒着等は無い。

 

みちおはいかなる裁判でも、物事を正確に見抜き正しい判断を行ってきた。青山弁護士だけに便宜を図って有利に進めた事は無い。

 

しかしなぜこんな記事が出たのか。イチケイのメンバーが考えるには、政府関係者が誰かを雇い、みちおの弱みをつかませた。

 

なんのための記事?

 

みちおは裁判官としてとても人気の高い人物だった。そのためいつも傍聴席ではファンが裁判の様子を漫画に書いてSNSにアップする。

 

それだけみちおは一般人からの信頼度が高く、人気も高いため、10年の任期を終えるときに、世間からの反論が出るかもしれない。

 

そのために世間のイメージ操作をするため、弁護士との癒着と言う記事をでっち上げたのかもしれない。そうすればアンチが必ず現れる。

 

予想通りSNSには早速アンチの書き込みが殺到していた。みちおは特にアンチも記事も気にしていなかった。

 

しかし確かなのは、みちおこれ以上裁判官を続けさせないため、どこかから強い圧力がかかりこの記事が書かれたと言うことだ。

 

 

その指示がどこから来たのかがわからないが、とにかくみちおにこれ以上深入りさせないため、警告と受け取れる記事だった。

 

みちおは10年の任期を今まで全うする。それだけが最後の目標だった。しかしその案件こそが1番危険な案件だった。

 

一見ただの自転車事故に思えた事故だったが、被告人は夜間工事が行われており、それを避けたため通行人にぶつかってしまった。

 

しかし被害者側は、夜間工事が行われておらず、通常通り左側を自転車が走っていれば事故に遭う事はなかった。

 

この証言はどちらかが嘘をついている事は明確だった。そしていつも通り職権発動した。事件当日に工事をしていたという記録が存在しないのだ。

 

そして実際に工事をしていたとして、それに見立てた囲いを立てて、実際に自転車で走行してみると、

 

被告人の証言通り、囲いを避けると右側を走ることになる。そして歩行者にぶつかる危険性がわかってきた。

現場の状況

 

現場検証をしている間、坂間は何かを見つけた。政府が干している事業で、大型商業施「東京スクランブルシティー」がその付近でできると言うポスター。

 

坂間は気がついた。自分が今抱えている「過失致死」の案件について、何か関わりがあるかもしれない。みちおに話すと早速「併合審理」に切り替えた。

 

坂間が担当している案件は、この事業に絡む工事で、業務上過失致死が起きたのではないかと言うことだ。

 

被害にあった男性は既に死亡しており、死亡する前遺族によると過酷な労働で疲れ果てていたと言う。

 

しかし工事責任者は、労働状況は極めて安全を考慮したものであり、過失はなかったと主張していた。

 

結果的に、死亡した男性が工事していた場所の地盤が緩かったせいで、事故が起こり亡くなった。と言うことになっていた。

 

もし遺族の言うように、過酷な労働を迫られていたならば、自転車事故の当日に記録にない工事が行われていた可能性が高い。

 

 

しかしそれは違法労働にあたるため、記録には残さず、改ざんされた可能性がある。

 

証人として、その現場で働いていた従業員たちを裁判所に呼ぶが、全員が過剰な労働はなかった。と証言した。

 

しかし、20人以上いる従業員全員が同じ回答と言うのは少し違和感を覚える。そして弁護士が言う記録については、

 

弁護士と、工事を請け負った会社が癒着していれば、改ざんの記録を証拠として提出することも可能である。

 

しかし、みちおはこの2つの事故により、自転車事故にあった女の子は意識不明の重体。そして業務に当たっていた男性が死亡したため

 

離婚して自分の母と息子と3人暮らしだった。そのためこの事故が息子から父親を奪ったことになる。

 

その真相を、政府の嘘で固めてしまってはどちらも報われない結果になる。みちおが今後裁判官を続けられなくなっても、

 

どんなに自分に不利な記事が出ても、この裁判は2人の小さな子供の未来もかかっている。絶対に真相を明らかにしなくてはいけない。

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