間違えれば大惨事！！事案差し戻し！！入間はどう決断する？「イチケイのカラス」2話

穏やかな日、グラウンドでは野球大会が行われていた。対戦は【地裁チーム】VS【地検チーム】

 

負けそうな状況の中、みちおは0.1%でも勝てる確率があるならかけてみる！！と、見事にデッドボールをくらわせてしまった。

 

しかし、愛犬みちこがかき乱してくれたおかげで、穏やかな野球大会となった。

 

 

コンテンツ

幼児虐待の案件

一度実刑となった、人気料理研究家深瀬の事件が、みちおたちの元に差し戻されてきたのだ。

 

これは珍しい。地検で行った判決を最高裁へ差し戻すとは・・・。意味はすぐに分かった。判決を下した裁判官は

 

最高裁事務総局の事務総長である、香田健一郎の息子。つまり、裁判所のお偉いさんの息子が【冤罪】を生んでいるかもしれない。

 

しかし、地裁では権力が強くないため、最高裁へ差し戻しが来たのだ。しかし、2年前の事件の判決を覆すことができるだろうか。

 

 

内容は、当時1歳半の女児が泣き止まず、育児ノイローゼやうつ状態であった深瀬が、泣き止まない娘を揺さぶり、脳に損傷を起こしたとされる事件。

 

 

しかし、深瀬は一貫して無実と貫いていた。そして、当時裁判所から出る時に微笑んだことからも誹謗中傷がやまなかった。

 

深瀬はやってもいない罪を着せられ、挙句誹謗中傷の的になり、家族とも一緒に住めなくなった。

 

かなりの精神的ダメージは大きい。それでも一貫して「虐待はなかった」と言っている。

 

そこで、証人に当時「揺さぶられ症候群」と診断した医師を呼び、話しを聞くと「10人医師がいれば10人がそう診断する」

 

しかし、傍聴席には医師を見張るように、香田健一郎の息子がその様子を見守っていた。

 

そして、次の法廷で10名の医師が集められるとともに、深瀬の主人にも証言を求めた。

 

 

事件は別の日？

法廷では前代未聞の、10人の医師による、「揺さぶられ症候群」と診断する確率について話し合われた。

 

その結果、「揺さぶられ症候群」と診断するには3日間猶予があるという。つまり、当日に揺さぶられたのではなく、

 

3日前に何らかの衝撃を頭に受けた可能性があるという。そこで夫の証言を求めると、3日前にさかのぼると

 

深瀬がうつ気味だったので、会社の保育所に子供を預けた。しかし、そこの保育士は以前夫と付き合っており、結婚することで別れるのにもめた経緯があった。

 

そのため、裁判官は保育所で何かあったのか！？保育士の証言をとることになった。

 

明らかになっていく3日前

すると、その日は女児が微熱を出したため、かかりつけの病院へ連れて行ったが、いつもなら10分の診察が、30分くらいと長かった。

 

と、証言した。その長さは何を意味す！？そして同時に当時判決を下した裁判官と、診断を下した医師は先輩と後輩の仲にあり、

 

証言を求めた日、前日に2人が言い争うのを目撃されていた。そして、翌日医師は仕事を理由に出廷しなかった。

 

これは明らかにおかしな状況が見えている。そこで出廷しなくても医師の証言が取れるようにしたのだが、

 

仕事を理由に断って来た。それでも粘り強く交渉を続けたが、突然ベルリンへ出張へ行ってしまったという。

 

真実は誰が握っているのか！？

 

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