「IP-サイバー捜査班-」8話、ディープフェイク動画アプリの売買は現役警察官、しかし姿は見えず
最近、世の中でSNSを中心に、「ディープフェイク動画」で多くの騒ぎが起きていた。元の動画を全く違う人物に替えたり、
発言を全く別の言葉に替えたりして、最悪の場合会社が倒産するなどの騒ぎに発展していた。
一般ではその動画などが「フェイク」なのか見抜けないため、余計に世の中は混乱していたが、その真犯人は現役警察官だった。
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『#IP～サイバー捜査班』
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多和田はIPのスペシャリストというわけではないが、京都府警の「IP-サイバー捜査班-」に配属されたのには理由があった。
それは安洛を見張り、どんな人物で、警視庁に呼ぶにふさわしい人物かどうか見極めるため。
そして、多和田の報告は「警視庁にふさわしい人物」であると、報告は閉められた。近年IP犯罪が横行する中、
警視庁は少しでも優秀な人材が欲しいのだ。特に安洛の実力には一目置いていた。そこに報告が上がったため、安洛は今の案件が終ると
警視庁へ行くことが決定となった。そして、多和田も警視庁にポストが用意されることになったが、多和田は安洛がそうも簡単に
異動の要請を受け入れるとは思えなかった。しかし、部内でその話しが出てしまい、絆の耳に入ってしまった。
絆はやっと父に会えた。と思った矢先に、また引き裂かれることを不安に思っていたが、安洛はIP犯罪撲滅のためなら警視庁へ行く覚悟があると告げた。
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— 【公式】新木曜ミステリー「IP〜サイバー捜査班」 (@ip_cyber2021) July 13, 2021
今世の中で問題になっている「ディープフェイク動画」これは、本物かどうか素人にはわからない。だからこそ、本当にこの人物が発した言葉なのか、
この人物が行った行動なのか、見極めることができないまま、世の中にそれが【真実】として、信じられてしまう現実があった。
警視庁から警視正の桐子がやって来た。警視庁の調べでフェイク動画の多くが【京都】から発信されていることを突き止めたため、
京都府警に捜査本部を設置し、本格的に調査に乗り出すことになった。そして、サイバー班の岡林がフェイク動画がアップされているのは
京都市内の8か所のフリーWi-Fiだと突き止めた。そして、その場所の防犯カメラ映像を分析すると、共通する人物が写っていた。
現職の警察官長尾。彼は長らく欠勤しており、家にも帰宅した様子はなかった。しかし毎週木曜日、同じ時間あたりに
フリーWi-Fiを使って、簡単に誰でも「ディープフェイク動画」を作ることができるソフトを売買し、足が付かないデジタル通過で取引をしていた。
それぞれが張り込みに入るが、誰一人として永尾の姿を確認しなかったが、岡林はサイトの監視を続けると、次々と取引がされている。
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『#IP～サイバー捜査班 』
第５話 本日よる8時✨✨
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— 【公式】新木曜ミステリー「IP〜サイバー捜査班」 (@ip_cyber2021) August 12, 2021
川瀬が監視していている、8か所の防犯カメラにも永尾は写っていない。しかし取引は8ヶ所のフリーWi-Fiから実際に行われている。
犯人の姿なき犯行は「手詰まり」かと思われたが、安洛が最初に自分たちが見た8か所の防犯カメラ映像が、「ディープフェイク動画」だと気づき
岡林にすぐに確認させると、全て関係のない人物でカメラを見た人物の顔を永尾自身にすり替えていた。
となると、毎週木曜日の14時から取引がされるとなると、一定の条件が必要となる。そこで安洛は「配送業者」に目を付けた。
永尾は起動したパソコンを「ジェラルミンケース」に入れ、最終的にアジトに配達されるように仕掛けて置き、
街中を徒歩で配達に回る配達員が、フリーWi-Fiの場所にワゴンを止めている間に取引を遠隔で成立させる。
そこで、配達業者のワゴンを見ると、確かに起動したままのパソコンがあったがそのまま放置して、配達が終るのを待った。
やはり、最終的な届け先に永尾がいたが、様子がおかしい。服毒自殺をしたようだ。しかもその様子がすべて生配信されていた。
これで事件解決かと思われたが、永尾が最期に残した言葉通り、これは「始まりに過ぎない」と安洛は発言した。
つまり『0』が【１】に変る犯罪が、これからどんどん起きる予兆に過ぎないのだ・・・。
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