「漂着者」7話わかり始めたローゼン岸本の正体と新たに起こった女児誘拐事件
ヘミングウェイは自分が何者なのか少しずつ気づき始めていた。第六感を持つ唯一の人間である。
しかしそれは既に予知されている者であること。それは1400年間ある家系がずっと待ち続けていた人物。
その1400年間の一族の目的とは何か?そしてそれが少しずつ明らかになると、ヘミングウェイはいなくなってしまうのだろうか?
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詠美が伝えた真実
詠美はヘミングウェイが、内閣総理大臣と対談するときに、天井が落ちる絵と違う絵を描いていたことをキャップに伝えた。
しかしキャップは顔色1つ変えず、そんなことがあるわけはないと否定してきた。しかし翌日になりキャップは辞職願いを出していた。
詠美はキャップを探して印刷工場へ来た。「ここにいたんですね」とキャップを見つけると声をかける詠美。
すると、前にギャップが話していた「墓場まで持っていかなきゃいけない真実がある」それを知りたくて社会部に移り、そして詠美の父親が墓場まで持っていった秘密を知ってしまった。
その黒幕は今回亡くなった総理だった。そして詠美に「この鉛筆をお前に託す」と言って去っていった。
何の変哲もない鉛筆に見えたが、デスクに置いたときに転がり落ちてしまった。それを拾いあげた時、鉛筆の先が鉛筆ではないことに気づいた。
急いでノートに字を書こうとすると、紙が削れてしまった。ぱっと見れば鉛筆に見えるが、それは精巧に作られたペン先が金物がとがらせてある鉛筆だった。
あの時会場にこの凶器を持ち込んでいたと言う事は、チャンスがあればキャップは総理さえ殺すつもりでいた。そのくらいの覚悟を持っていたと言うことだった。
だからあの時キャップだけ金属探知機に引っかかり、ポケットから鍵を取り出すときに、一緒に鉛筆も取り出していた。
しかし結果的には、シャンデリアが落下しキャップが実際に手を下さなくても、総理大臣は亡くなった。
早速いつもの女子高生がヘミングウェイの元へ来て、動画で撮影をしていた。総理大臣の死を予知していたのではないか?
そして今回は絵を描かなかったのかと尋ねると、ヘミングウェイにしては珍しくしばらく考えてから「よく覚えていない」と初めて嘘をついた。
そして逆に彼女たちに質問をした。しかしその途端に動画は途切れた。「君たち女子高生じゃないよね。女子高生にしては無理がある」
やはりヘミングウェイの言う通り彼女たちは女子高生ではなく、最初から何かの意図がありヘミングウェイに近づいた可能性がある。
海岸で遊んでいたのも、漂着者を見つけるためではないだろうか。以前から何人もの漂着者が亡くなってたどり着いた海岸。
彼女たちはその中から、「生きている漂着者」を見つけるために、いつもあんな場所にいるのではないだろうか?そうなるとローゼン岸本の仲間と言うことになるだろうか。
そして生きてたどり着いた漂着者を、いち早く動画で配信することにより、警察や政府走る前に漂着者の存在を世に知らしめることができる。
つまりヘミングウェイの存在がより早く世に知られてしまえば、警察でも政府でも、彼には手出しをできなくなる。
それが彼女たちの動画配信をしている目的ではないだろうか。つまり普段は「しあわせの鐘の家」に潜んでおり、動画配信の時だけ女子高生の格好する。
そして彼女たちは、もしかしたら誘拐されてきた女の子たちかもしれない。ローゼン岸本が「私たちは手段を選びません」と言っていたのは、
言い換えれば「より早く漂着者を見つけるためには手段を選ばない」と言うことにもつながるのではないだろうか。
明かされたローゼン岸本の正体とは?
ヘミングウェイは自分が「第六感」の持ち主でありながらも、ローゼン岸本については何もわからないことに不信感を募らせていたのではないだろうか。
そのため直接彼に、「あなたは何者ですか?」と尋ねるとこれを見ればわかるでしょうか。と着ていた服のボタンを外した。
その胸には、ヘミングウェイも驚くほどに大きな翼のタトゥーがあった。自らの足にあるよりももっと大きな同じ形のタトゥー。
つまりこれはローゼン岸本が、ヘミングウェイの第六感よりもさらに大きな力を持つ、第六感以上の感覚を持つと言う印なのだろうか。
それを示すかのように、内閣総理大臣が亡くなってから、万が一の場合に備えて、代理の総理大臣は第1から第5位まで順位がつけられ決められていた。
そして第一に示されていた女性の藤沼が、総理代理として指名された。しかしそれより前、亡くなった総理大臣が対談を申し込む前に、
ローゼン岸本は藤沼の秘書に会っていた。そして献金はできないが、それなりの金額を渡すことを約束し、まもなく総理大臣になることを告げていた。
そして実際に物事はローゼン岸本が言ったようになった。そして藤沼は何が要求したいのか彼に尋ねると、「私は代理なのでできる事は限られている」と付け加えると、
「大丈夫ですその心配は入りません。あなたは総理大臣になります。」と断言したのだ。つまりヘミングウェイが予言するよりも前に、第100代内閣総理大臣が亡くなることをわかっており、
次期総理大臣は藤沼だと言うことも既に知っていた。つまりローゼン岸本の予知能力は全てを見通す力がある。つまりヘミングウェイが予知することも、すべてわかっているのではないだろうか。
そしてその能力は、1400年間受け継がれてきたローゼン岸本の家系の使命だった。しかし、その存在や存続が危ぶまれるため、名前を変え土地を変え、今の場所に定住したのは約100年ほど前だと言う。
真実を調べる詠美がたどりついた答え
詠美は図書館にいた。キャップがいなくなり、自分なりにこの新潟に関する古い書物を調べていた。
以前老女から聞いた、何人もの漂着者が亡くなって海岸にたどり着いたこと。そして皆同じタトゥーを刻んでいたこと。
それは単なる偶然ではないと言うことを、裏付けるために古い書物を調べていた。すると聖徳太子の時代にすでに、羽の絵を持つものがこの地に流れつき
その者に、土地と穀物を与えたと言う記録が残っていた。そして時々同じように羽の絵を持つものが、海岸に流つくようになったと記されている。
聖徳太子が存在していたとされるのは西暦660年頃。つまりローゼン岸本が「約1400年間到着をお待ちしておりました」
と言う言葉の裏付けになるのではないだろうか。そして大地と穀物を与えられた羽の絵を持つ者は、ローゼン岸本の祖先。
書物にもその一族は、「自給自足の生活」を送っていたと記されている。つまり今ある「しあわせの鐘の家」の生活と変わりは無い。
そして一族は途絶えることなく、同じタトゥーを持つ人間が生きてたどり着くの新潟の地で待っていたのではないだろうか。
そして自分たちは、目的を達するためならば手段を選ばない。と言う事は、NPO法人として存在するために、人助けの自給自足の生活をしていると見せかけるため、
多くの人が救われる施設として、存続するために、かなり昔から神隠しのように子供が突然いなくなることがこの地ではよくあったのではないだろうか。
そしてローゼン岸本の一族に匿われ、何らかの方法で記憶を消されて、この地で穏やかな自給自足の生活をしているのではないだろうか。
その中にひかりちゃんもいる可能性が高い。だからこそヘミングウェイは、いつも動画を撮影する彼女たちに、本当に高校生なのかを問いただしたのではないだろうか。
そして今回新たな女の子が誘拐された。しかも新潟県警捜査1課の佐々木の子供だ。これは以前から「誘拐殺人事件」を起こしていた犯人からの警告か、
ローゼン岸本からの警告なのか、娘が誘拐されたのは防犯カメラのない200メートルと言う、とても短い距離。その中で忽然と姿を消した娘はどこへ行ったのだろうか?
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※本ページ情報は2021年8月現在です。詳細はdTV公式HPにてご確認ください。
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