「エルピス」最終回を迎えて、ストーリーとTwitter感想

「エルピス」それは『パンドラの箱』に由来する。開けてはいけない『パンドラの箱』そこから様々なものを取り出し、

 

最後に残ったのが「エルピス」、それは災いなのか幸せなのか、誰にも分らない。しかし、報道において、この箱を開けるには

 

相当大きな賭けとなり、もしかすると命取りになるかもしれない。冤罪を描いた作品。

 

「エルピス」ストーリー

恵那は深夜番組の「ボンボンフライデー」で、ワンコーナーを任されている元キャスターだった。

 

路上キス写真が出回り、看板ニュース番組「ニュース8」から降格させられたのだ。そこには報道から左遷された

 

プロデューサーの村井もいた。まるで掃いて捨てるような吹き溜まりの場所だった。しかし、岸本は幼少期から「優れている」

 

という、両親の呪縛にとらわれ、ディレクターとして番組に関わっていたが、常に自分は人より優れているという変な意識があった。

 

しかし、番組のタブーである「ボンボンガール」に手を出したことから、証拠をつかまれたメイクのさくらから、

 

ある事件が冤罪の可能性がある。と言われ「調べて欲しい」と頼まれた。岸本は自分の不正を隠したまま恵那に相談した。

 

それは10年以上前に起きた「八頭眉山少女殺害事件」だった。捕まったのは松本死刑囚。さくらは親からのDVから逃げ、

 

松本にかくまってもらっていた。そして逮捕時にその家にいたことから、世の中から「ロリコン殺人」と言われてしまい、

 

自分が原因で松本が犯人であると、世の中に確信させてしまったのかもしれないと罪の意識を持っていた。

 

恵那と岸本はさくらの証言を元に、当日誕生日だったさくらのために、ショートケーキを用意して、カレーを作ってみた。

 

仕事が終わり、勤務していた工場から八頭眉山まで自転車で走り、10分で犯行に及んだとする。

 

そして、急いで自宅に帰宅すると、あと10分でさくらが帰宅したとされる、夜7時過ぎになる。そんな短時間でカレーは作れるのか!?

 

実際に作ってみると、具材は煮えておらず、ケーキもスピードを出した自転車ではぐちゃぐちゃになってしまった。

 

2人は松本の「冤罪」を確信した。そして、当時「長髪の若い男性」の目撃情報があったが、一人の男性が

 

「作業服を着た中年の男性が、女の子と山に入って行くのを見た」と話したことから、その髪の長い男性の目撃情報は消えてしまった。

 

その目撃情報と、家にさくらがいたことなどから、松本は逮捕され「無罪」を主張しても連日繰り返される

 

暴行や暴言に耐えかねて「許してください」と口にしたことから、殺害を自白した。として有罪となり、死刑囚となってしまった。

 

しかし、恵那は様々な事実を飲み込み、これ以上飲み込むことはできない。見過ごすことはできない。と岸本とさらに調べた。

 

担当弁護士の元へ行ったり、当時のことを調べている新聞記者の所へ行ったりと、2人なりの取材を続けてきた。

 

そして、ついに「中年の男」の目撃情報を話した、男性の元妻の証言を取ることができた。そして、それをゲリラ放送した。

 

すると世論は「冤罪」へと傾いていき、各テレビ局が追いかけるように報道し始めた。しかし、上からの圧力がかかった。

 

それでも「冤罪」の可能性を信じ、当時松本の家にいたさくらの証言や、3人目の被害者の姉。そして、当時取り調べを担当した刑事の証言VTRを流した。

 

すると、岸本は経理部へ、松井は関連会社へ左遷させられてしまった。しかし、恵那だけは世の中の反応を考え

 

「ニュース8」へ返り咲くことになった。それからは忙しく岸本の取材に付き合うことも、連絡を取り合うこともできなくなった。

 

また飲み込みたくないのに、飲み込まなくてはいけないことができてしまった。そして、岸本から送られてくる写真。

 

1枚に「大門副総理」のポスターが気になり、大門周辺を新聞記者の笹岡にしらべてもらった。

 

すると彼は八頭眉山近くの、八飛村の出身で、そこで大地主の本城という男と幼馴染だった。

 

そして、以前恵那が気になったお店はすでに閉店していたが、その店の店主が本城の長男の彰だとわかり、

 

3人の少女が殺害された後、アジアを中心に点々としており、最近帰国した。そしてまた同じような事件が起きた。

 

そして、4人目の被害者家族から、本城からもらったとされるストールを調べると、本城のDNAが検出された。

 

当時取り調べた刑事も、お金をくれたらすべてを話す。と岸本に持ち掛けてきた。そして、実際に松本は白だという。

 

上からの圧力がかかり、ちょうどよさそうな人物を犯人に仕立てたということだった。しかし、岸本はこの刑事にお金を渡し

 

脅したとされ警察に逮捕されてしまった。彼は自分の無力さと昔いじめを受けていた親友を見ないふりをして、

 

仲間外れにならないように、できるグループに入っていた。しかし友人はいじめを苦にして自殺をしてしまった。

 

結局自分はエリートでも何でもないやつだと気づき、取材への熱も入らなくなってきた。

 

しかし、八頭眉山の事件ではないが、大門絡みの事件がもみ消されたという情報が入ってきた。

 

そして、大門の娘婿で、秘書の大門亨と接触し、インタビューに成功した。彼はもう黙っておくことができなかった。

 

2017年に大門の派閥の議員が、事務所のアルバイトの女性に性的暴行を行ったが、その事件を大門がもみ消し、

 

彼女は事件を苦にして命を絶ってしまった。そこで岸本は自分の過去と重ね合わせた。

 

そして、大門亨は離婚することで、呪縛から逃れられると思っていたが、証言したことが漏れたのか殺害されてしまった。

 

しかし、大門は他殺ではなく、「病死」として世間に公表し、この件ももみ消したのだ。

 

そこに恵那がやってきて、大門亨のインタビューと、記事を見つけて「私が報道する!!」と言い張った。

 

でも、それは無理だともみ合ううちに、ボイスレコーダーが飛んでしまった。壊れてないか確認するために

 

恵那は音声を再生すると、亨が「一筋の光が見えました」と話していた。そして、恵那にも希望という一筋の光が見えた。

 

そして、「ニュース8」で報道するために、滝川に極秘にトップニュースの差し替えを頼むが拒否された。

 

それでも原稿を読む。という恵那に対して、滝川は斎藤を呼んだ。そして、斎藤は「今はまだ力はないがいずれ自分が政界を変える」

 

と言い、報道するのは大門に直接関係しない、本城の件であればOKが出た。そして、ちょうど岸本はテレビ局に来ていたので、

 

ストールの件など、2017年の少女殺害についての報道が、「速報」として放送されることになった。

 

それから時は流れ、2020年恵那は「ニュース8」のキャスターを続け、松井は新しく会社を立ち上げ、岸本を雇っていた。

 

そして、さくらは松本のためにカレーを作り、二人でイチゴのショートケーキを食べていた。

「エルピス」のTwitterの感想

「冤罪」が生み出されるまでの経緯や、政治と警察のずさんさ。これはドラマではなく事実だと思う。

 

過去の事件にヒントを得て、作り上げたドラマでもこれはこの日本で本当に起きていることだと感じた。

 

エンディングでは最初は希望に満ちたものだったが、最後は最悪のものが出来上がる。希望が絶望に変わったが、

 

ドラマ本編では、「希望」を持つことでそれが『冤罪を証明した』という明るい未来になった。

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