「エルピス」8話、明らかになる本城彰、そして被害少女とのつながり、最後の砦は村井か?
八頭眉山で目撃された「男性」は松本ではなかったのではないのか!?最初の目撃証言では男性は「長髪で若かった」
しかし、松本は単発で中年の男性。その全く違う男性像に、恵那は副総理大門の出身が、その近くの八飛市ということに気づき
岸本に色々調べてもらううちに、先日見かけたさびた商店街の店主の男性を思い出した。
コンテンツ
明らかになる本城彰
岸本は本城彰について、八飛でいろいろ聞き込み調査を始めたが、その本人の存在を知る人物はあまりいない。
知られているのは、「本城建設」を手伝っている、次男と長女だけだった。そして、彰本人を知っていても、
凶悪な犯罪を犯すような、恐ろしさを微塵も感じさせない印象だった。物腰はやわらかで、会えば気軽に挨拶をしてくる。
しかし、女性にとって「とても魅力的」な男性だというのだ。そして、事件を追っている女性記者と話しをすると、
本城彰があまり知られていない理由に、長年海外を転々としていたというのだ。しかもその期間が、
松本が起こしたとされる、最後の殺人事件から12年間。そして、彼が帰国してまた同じような犯行が起きた。
この時期の一致に、岸本も真犯人と確信をせずにいられなかった。しかし、最後の被害者との接点が見つからない。
本城彰と被害少女とのつながり
最後に殺害された優香とのつながり。彼女は家庭のためか、14歳を18歳と偽り、風俗で働いていた。
しかし、その顧客リストの中に「本城彰」の名前はなかった。しかも、被害者の会を結成した妹を殺害された姉は、
「会見を取りやめます」と連絡を入れてきた。最後の被害者が風俗で働いていたことで、それぞれの被害者も
風俗と結び付けられて、亡くなってもなお彼女たちの名誉が傷つけられるのを嫌がったからだった。
そこで、岸本は優香の通っていた中学校で聞き込みをするが、誰も話してくれない。すると最後に男子生徒が
「まどかが知っている。今は引きこもり」とだけ教えてくれた。さっそく家を調べて訪ね、事情を話すが、
優香は時折家に来ていたが、「友達ではない」といい、多くを語らなかった。しかし、付き合っている男性について聞いたとき
まどかは「優香は私の憧れの人を取ったのよ!」と言い出した。そこで、その男性は商店街の人かと尋ねると、
優香が隠し撮りした写真をみせてくれた。まさしく本城彰だった。しかし、前に50万払い警察から買い取ったデータにはなかった。
再度その刑事を呼び、「データを抜いた!」と岸本は訪ね、ボイスレコーダーを見せて、この間の会話を録音したことを口にすると、
夜になり、抜いた写真データが送られてきた。やはり警察に不都合な真実は隠されていた。
そして、優香の家を訪ねて、遺品を見せてもらうと、本城彰からもらったとまどかに自慢していた黒のストールが見つかった。
最後の砦は村井か?
岸本はさっそくストールの「DNA鑑定」を3か所に依頼した。すると3か所で同じ結果が出た。
一つのDNAは優香と一致しているが、もう一人別のDNAが検出されていた。本城彰のDNAが入手できれば、
真犯人として追い詰めることができる。しかし、まずはDNA鑑定の結果だけでも、松本が今刑務所にいる限り、
同じような犯罪を犯す人物がほかにいることを、報道してほしかった。「ニュース8」に企画を持ち込んだが、
報道が背負うには大きすぎるリスクがある。と、蹴られてしまった。そこで村井を頼り、そのつてで週刊誌に
「スクープ記事」として取り扱ってもらうことにした。そして、修正に修正を重ねて「あす発売」となった時に、
本城に関係する他のスクープがテレビで報道された。これでは岸本が追ってきたスクープは世に出せない。
すべてが真犯人にタイミングよく動きすぎている。この事件の裏に何が動きどんな圧力がかかっているのだろうか!?
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