「エルピス」4話、ゲリラ放送とその反響、そして岸本の挫折

浅川恵那は「ナレーションを間違えたから、こっちのVTRに差し替えて」と何食わぬ顔して、本来のVTRと差し替え

 

ゲリラ的に松本の「冤罪事件の可能性」について、自分のコーナーで放送を決行することに決めた。

 

何の話も聞いていなかったスタッフたちは慌てふためいた、浅川は特にいつもと変わらず番組を進行した。

 

コンテンツ

松本死刑囚のゲリラ放送

浅川は、岸本と一緒に集めたVTRを1本にまとめて、自分のコーナーで放送できる尺にして

 

何食わぬ顔して、VTRの差し替えをお願いし、自分のコーナーを迎えると、いつものポーズを決めず、

 

ジャーナリストとしての顔を見せた瞬間だった。松本死刑囚の事件が本当に彼がやったことなのか?

 

それは深夜放送で週一回の放送でもあり、視聴率はあまり良くなかったが、そのコーナーだけは視聴率がとても高かった。

 

それだけ、時間が経った事件でも「冤罪かもしれない」と言う可能性がある限り、人は関心を向けると言う事だった。

 

浅川が1番稀有していたのは、番組の反響だった。しかし、そのコーナーを否定するものはなく、むしろ応援するものが多かった。

 

そして、一番最後の被害者である。少女の姉から電話がかかってきた。あの後実家に少女の友達から電話が来て、

 

彼女が「下着を売るような人間ではない」とずっと思い続けてきたと、両親に自分たちの思いを打ち明けたことを電話してきてくれた。

 

浅川は、それだけでも、放送した意味があったととても嬉しく思っていた。岸本も電話を聞いてとても嬉しく思っていた。

 

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冤罪コーナー放送後の反響

もともと、このコーナーを番組の会議にかけた時、チーフプロデューサーの松井は「面白ければ何でもいい」と言う考えの持ち主で

 

松本死刑囚の冤罪について放送するのは反対しなかった。しかし、プロデューサーが「局長が反対している」と発言し、お蔵入りになりそうになった。

 

だからこそ浅川はゲリラ放送を決行したのだった。しかし、放送してみると、反響はかなり良く、

 

テレビ局内で、局長にばったりと会ってしまった。自分は地雷を踏み、どうなっても良いと覚悟を決めたが、

 

局長の反応は、それとは異なるものだった。あのコーナーをとても絶賛しており、引き続き放送を続けるように応援してくれた。

 

すべては「局長が放送却下した」と言うプロデューサーの発言は、彼が嘘をついたと言うことになる。つまり、プロデューサーは局長に話を通していなかった。

 

浅川は、局長の了承を得たと考え、岸本と新たな撮影に出かけた。それは証言についてただった。

 

数多くの証言が「髪の長い男性と女の子が山の中に入っていった。」と言う証言だったが、その証言は風化してしまい

 

1番最後に残ったのが、作業着を着た男性が山から急いで出てきて、自転車に乗って走り去っていったといったものだった。

 

それを証言した男性がどういう人物なのか、証言を取ろうとしたが、とても荒っぽく証言を取れるような人間ではなかった。

 

■キャスト

岸本が初めて味わう挫折

岸本は、優秀な弁護士の両親のもとに生まれ、裕福でもあったため、小学校から一貫教育の学校に入っていた。

 

そして、常に母親から「私たちは勝ち組」と言われ続け、彼は名門学校に入り卒業し、大手テレビ局に就職した勝ち組だと思っていた。

 

しかし、いつもの番組の打ち上げで、岸本は浅川のゲリラ放送を前もって知っていた。それは前日に彼女から電話が来たからだった。

 

そして、夜遅くまで残り作業している岸本の下に電話が来た。それは最後に被害にあった少女と付き合っていた男性と言う。

 

そして、彼女と手紙のやりとりを何度かした。と話し、その中に最近やりとりをしている男性がいると書かれていると言う。

 

岸本は、その話に食いつき、すぐに原本を送ってほしいとお願いしたが、男性は「ファックスならば…」と言うことですぐにファックスをしてくれた。

 

確かに手紙は存在した。しかし肝心な犯人の名前を読み取れなかった。このことを早く浅川に知らせたくてマンションまで来た。

 

しかし、浅川は以前に斎藤が何を言おうとしたのか知りたくて、家に斎藤を呼び流れで再び抱き合うことになってしまった。

 

その直後に岸本が来たため、エントランスで岸本と斎藤が鉢合わせになった。岸本は、斎藤に手紙のことを告げた。

 

そして送られてきた原本を見ると、斎藤は「いくら払った?」といきなり訪ねてきた。岸本は恥ずかしそうに「50,000円です」と言いながらも

 

後日、原本が送られてきたら10万円振り込む予定だと話した。しかし斎藤は「原本は送られてこない」岸本はガセネタをつかまされたのだ。

 

そして、松井にそのことを話したが、彼もまた「ガセネタ」と岸本に告げた。自分は自信満々でお金まで払ったのに、これが嘘だった。

 

途端に今まで自分が「勝ち組」と思っていたのが一体何だったのか分からなくなってしまった。それを松井に打ち明けると、ある場所に連れていかれた。

 

それは母校が見えるマンションの屋上だった。2007年に少年がいじめを苦にして自殺をした事件だった。

 

しかし、その自殺した少年は、岸本と同級生であり、松井は少年と岸本との関係を聞いたが、岸本は「いじめについては知らなかった。」と言ったが

 

すぐに自分が言ったことを訂正した。「本当は親友でした。でも、自分がいじめられるのが怖くて、彼を裏切ってしまった」

 

岸本の脳裏に時々浮かぶ、両手が傷だらけで血にまみれた、あの手は、友人の手だった。いじめを受けて、鉛筆が刺さり、血まみれの手を見せてきたとき

 

岸本は自分を守るため、長いものに巻かれるようになった。自分が「勝ち組」であるために、友人の命は犠牲になった。

 

その事実を改めて思い知らされて、自分が信じてきた「勝ち組」とは一体何なのか全てがわからなくなってしまった。

 

ちょうどその頃弁護士から、再審請求が却下されたと、浅川は話を聞いた。自分がゲリラ放送したタイミングで却下された。

 

これは、少なくとも、自分が取材した事が影響したと考え、次の取材についてもためらっていた。

 

それ以来、浅川とも接触することなく、彼は自分の殻に閉じこもるようになった。浅川、そんな彼を見て「すべてを見透かされているよう」だった。

 

しかし、その後、青いジャンパー起きた人物が、どこかの建物から地面に落ちた。一体誰だったのだろうか?

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