「エルピス」最終回、報道にかける思いと、斉藤の阻止、そして天秤にかけられた報道

新聞記者の笹岡は、大門副総理の記者会見について疑問を抱いていた。その疑問が何なのか知りたくて、

 

恵那や岸本に電話をかけているが、こんな時に限って誰も出なかった。きっと彼女が不思議に思っているのは、

 

大門が亡くなった娘婿の亨について話しているところだろう。昔からの旧知の仲で、よく理解していると思っていたと語っていた部分。

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報道にかける思い

笹岡がどこか引っかかると思っているのは、亨が旧知の仲であり、自分のやり方を理解していると思っていた。

 

しかし、2017年に大門副総理の派閥の議員が、アルバイトに来ていた女性に性的暴行加えて、その事件をもみ消し

 

結果的に彼女は自ら命を絶つことになった。そのことについて彼は岸本に全てを話してしまった。

 

亨が自分のことを理解しているならば、あの事件を揉み消したことを、絶対に話すはずはないと確信していたのだろう。

 

だから大門副総理は、信頼がおける男性だったと彼の姿を美化したのだ。それが笹岡には引っかかったのだろう。

 

恵那は岸本の家に来ていた。しかし、居留守を使った岸本はすぐにばれてしまい、家にあげることになった。

 

そして彼がつかんだ、2017年の事件について、亨の証言の音声と原稿を見せてもらうことになった。

 

それは、松井が前日に放送終了後「殴り込み」にスタジオにやってきたことに関係していた。報道に対してまっすぐな想いを持っていた松井。

 

そんな彼があんなに激しく、スタジオのセットを壊して暴れまわるのを初めて見た。それに触発されて、恵那は岸本が持っているスクープを見に来た。

 

恵那は音声を聞いて「これ報道でやるから」と言って原稿とVTRを持ち出そうとした。しかし岸本止めた。きっと上層部の止められる。

 

しかし、恵那の決意は硬く、もみ合いになっているうちに、ボイスレコーダーが飛んでしまった。壊れていないか、音声を聞いたときに

 

亨が岸本に対して「一筋の光が見えた」と言っているのを見て、恵那にも「希望」と言う一筋の光が見えてきた。この報道をやらなくてはいけない。

 

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2017年の報道を斉藤が阻止

恵那は2017年の揉み消された事件を、トップニュースで扱うつもりだった。しかし、それは極秘に行うつもりで、VTRと原稿を用意していた。

 

同期の滝川に、トップニュースのVTRの差し替えをお願いしたが、その内容を見て絶対に報道はできないと阻止してきた。

 

しかし、恵那は会社を辞める覚悟を持って、このニュースを報道しようと思っていた。

 

滝川は上に掛け合おうとするが、急ぎの用事なのか取り合ってもらえないまま時間が迫ってきた。

 

すると、滝川は誰かに電話をかけた。少しすると斉藤がスタジオに入ってきた。そして恵那との時間をくれ。と言ってきた。

 

滝川は強引に「10分間の休憩に入ります」と言ってスタジオの人間全部を外に出してしまった。スタジオには斉藤と恵那が2人きりになった。

 

そして、斉藤は2017年の事件を報道することにより、政権交代など大きく世の中動かすことになる。この報道をするべきではないと阻止してきた。

 

そして、まだ自分には力はないが、いつかこの世界を変えてみせる。と恵那に誓った。しかし恵那はどうしてもこの報道は外せないと譲らなかった。

 

しかし、もう一つ切り札があった。それは昨年起きた少女殺害事件だった。岸本がスクープネタとしてつかんだ、本城彰の容疑者の疑いのDNA鑑定の結果。

 

そのスクープと、性的暴行事件の報道と天秤にかけて、どちらかを報道させてほしいと斉藤にお願いした。本城と大門の関係を伏せるならば。

 

と言って、本城彰の報道を流すことを許した。すぐに恵那は岸本に電話した。すると、岸本はなぜかテレビ局に来ていた。

 

恵那が亨の証言をニュースでやると宣言したので、家にいるのも落ち着かなくて、テレビ局のロビーに座っていたのだ。

 

そして恵那は、本城彰の事件についてのVTRを持っているか聞いた。もちろん岸本は原稿もVTRを持っていた。

 

そこで、急遽、トップニュースで本城彰が真犯人である可能性を匂わせる報道をすることになった。名前を「A」と伏せたまま。

 

■キャスト

天秤にかけられた報道

この2017年の事件と、本城彰の持っていたショールと、被害者の女子が持っていたショールのDNAが完全に一致した。

 

と言う報道を、恵那は天秤にかけて斉藤を試し、斉藤はより大門にダメージの少ない報道を許可した。

 

恵那はすぐに岸本に、関係者にすぐに連絡してほしいとお願いした。誰に連絡するかはわからなかったが、

 

とにかくこのVTRに関係している人間に連絡をした。そして報道が始まると、「緊急速報」と本城彰が真犯人である可能性を報道した。

 

その反響は大きく、世の中が冤罪の可能性を確信した。そして2年後の2020年、さくらはカレーライスを作っていた。

 

それは松本に対して振る舞うためのものだった。松本は冤罪が認められ釈放されたのだ。

 

そして恵那は本城彰のスクープの件で、問われる事はなく、今でもニュース8の顔としてキャスターを続けていた

 

そして、松井は「映像企画」の会社を立ち上げ、そこに岸本は就職し、ネットニュースの報道を行っていた。

 

それぞれが何度も絶望したが、一筋の光がそれぞれに光を与え、前を向いて歩けるようになった。

 

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