青山の今のルーツがはっきりとわかったが、ついに見つかる「珈琲いかがでしょう」6話

青山は知らないホームレスが淹れた珈琲を飲んだ時、世界が変わった。

 

今まで、色も感情も、味もない世界に、少しずつ変化が見えた。

 

それは「人間」となっていく青山の姿だった。しかし、いまだにそれをよく思わない人物もいる。

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タコじいさん

ふと珈琲が飲みたくなり、みんなから「タコじいさん」と言われているホームレスの部屋を訪ねた。

 

「珈琲のみてぇ」というとじいさんは聞こえないふりをした。なので「珈琲を飲ませてください」と言うと返事をしてくれた。

 

青山が今まで知らなかった、人としてのルールからたこじいさんは青山に教えてくれた。

 

そして、「珈琲の淹れ方を教えてください」と言ったことから、スパルタな教育が始まった。

 

徐々に、タコじいさんの味に違づいていくのだが、何かが足りない。それは人として何かが足りていないということだと言われた。

これほるもん!?

いつものように「お片付け」のお仕事にぼっとうしていて、ふと思った

 

「これほるもん!?」平に聞いたら、平が「兄貴迷いが出たらしまいだぜ」と答えた。

 

青山に人間らしい感情が宿り始め、簡単にむやみに人を「ほるもん」にしてはいけないと思い始めたのかもしれない。

 

それから、依頼が来た仕事が少しずつ遅れるようになり、上からの呼び出しでぼこぼこにされる日々が続いた。

 

それでも、珈琲をならいにじいさんの部屋に通った。青山は雨が降ると頭痛がした。

 

仕事に行きたくない。と、じいさんのところへ行くと、じいさんも雨の日は心が痛むらしい。

 

じいさんが淹れてくれた珈琲を飲むと、頭痛が不思議と和らいだ。しかし、じいさんに今の仕事から足を洗え。

 

などと説教じみたことを言われ、自分を心底心配してくれていることも十分に伝わったが、なんだか青山はじいさんに言い返してしまった。

いなくなったじいさん

しばらく行かなかったが、雨の日に訪ねてみると、じいさんはコーヒー豆を取ろうとしたのか

 

そのまま倒れ、珈琲豆が散乱する中ですでに亡くなっていた。そこで青山は決意した。

 

じいさんの夢を叶えるために、「移動珈琲販売」をやることと、じいさんの遺骨を愛する人のお墓に埋葬すること。

 

平が青山を追っていたのは、そのことに気付いていたのだろう。平なりにじいさんが思い続けた人の住所を残し、

 

青山に足を刺され反撃されたから、本部に連れてこれなかったと嘘を言ったが、すでにバレていた。

 

青山が住所にたどり着き、インターフォンを押そうとしたとき、一番見つかりたくない人が先にインターフォンを後ろから押そうとした。

 

2代目亡きあと、3代目を襲名した坊ちゃんだった。

 

 


 

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