「シジュウカラ」11話、千秋の苦悩と忍の決断

千秋はいつも自分を追い詰める。母のことが見捨てられず、万引き品の肩代わりをしたり、

 

親からのDVから逃げてきたみひろが、忍の家に避難した時も、みひろの生活費を忍に渡した。

 

千秋は何のためにバイトをしているのか?お金を得るために、漫画を描く時間が削られて行く。

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心身が削られて行く千秋

働いても、働いても母にお金を搾取されてしまう。みひろもいなくなったので、アパートを引き払い実家に戻ると、

 

半年分の家賃を滞納していた。それもすべて母は千秋に払ってもらうつもりらしい。そしてバイト先でも

 

大学のサークルが忙しいと、遅刻してくる男性に、「代わるよ。稼ぎたいから」というと

 

年齢を聞かれ、「28」と答えると、「就職とかしないんですか?」と聞かれ、漫画家とは言えなかった。

 

編集者が言うような漫画を描くことも、時間もない。どこもかしこも周りはふさがり逃げ場もない。

 

そんな時、幼馴染のせいらに会った。「千秋、いい加減自分を追い詰めて、試すようなことやめたら?」と言われたが

 

自分がやめたら母はどうなるのか?と思っているのか、せいらの見透かしたような言動に反発した。

 

自分が安らげる場所は、唯一公園の東屋だけ。そこで缶コーヒーを飲むことだけが自分の時間。

 

千秋は身も心も限界だったのか、もう笑うしかなかった。そして忍に「みひろが帰って来ない」と電話が来た時

 

「漫画を描くのをやめる」と宣言した。担当が岡野であり、常々「こんなんじゃいつまで経っても、佐々木には追いつけない」

 

と、言われ続け、自分でもデビュー作の続きを、読者向けに描くには限界を感じていた。あの頃唯一の拠り所だった忍は突然姿を消した。

 

今になりそれを言われた忍。夫の心臓発作や、ゆうたの進学もありバタバタしていて仕方なかったといっても、もう遅いのかもしれない。

■関連作品

原作

坂井恵里

「シジュウカラ」

 
 主題歌

ロイ-RöE-

「ニードル」

SpendyMily

「後悔」

忍の決断

忍は岡野から、「この前、マンションの裏で橘と抱き合っているのを見た」と言われた。

 

そこまでは良かったが、「俺たち45だよ!考えてみろよ。」と言われてしまった。確かに45と28で抱き合っているのはおかしいかもしれない。

 

しかし、忍もどこか千秋に頼っている部分が心のどこかにあるのかもしれない。だからこそみひろを匿ったのかもしれない。

 

千秋と会う口実に。でもみひろは「人形展」で同じ人形に感銘を受けた、同じくらいの年齢の女性に

 

「ここにいたら、あなたは可哀想なだけじゃない」と言われ、突然彼女の部屋へ行くとみひろは出て行った。

 

うまくやっていけている。と思っていたのは忍だけ。みひろは劣等感を感じながら過ごしていたことを知った。

 

そして改めて、岡野から以前受けていたプロポーズを受けることにした。

■ドラマ関連記事

元旦那の苛立ち

忍の元旦那は離婚してもまだ、忍名義の部屋に住んでいた。昔行きつけだったスナック。

 

そこで千秋の母と知り合い、不倫をした。自分は許されると思っていたのか、20年のうっぷんがたまり、忍から離婚を突きつけられた。

 

しかし、その時千秋の母に代わりチーママだった女性がママになり、お店を仕切っていた。空いた時間に訪ねては

 

卵焼きを作れば喜んでくれた。きっと自分にもまだまだチャンスはあると思ったのだろう。

 

ママを自宅に呼び、一緒に過ごす時間が多くなったが、体は言うことを聞かなかったが、ママはそれでもいい。と、未来の夢を語った。

 

どこかの海辺で2人で、定食屋をしたい。と。すっかりその気になりお店に入り浸りになると、閉店後ダンスに誘われた。

 

気持ちよく踊っていると、店の改装をしたいと言い出した。「少しなら」と、お金を出したのか途端にお店はなくなり、ママも姿を消した。

 

自分は騙された。子供の時は親の顔色を伺いながら暮らすのが、当然だった。そして大人になり、結婚し子供ができ

 

自分のお陰で家族は暮らせている。と自負していた。しかし、いつしか妻も子供にも愛想を尽かされ

 

再び愛した女性に裏切られて、自分は何を間違ったのか?多くを失ってもまだ自分の過ちに気づかない。

 

そして、気づくと忍の仕事場兼住まいに座り込んでいた。そこに岡野と戻ってきた忍。自分は全てを失い、全てを手に入れた妻をどう思うのか?

 



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