清一郎の踏んだり蹴ったりの一日の始まり「レンアイ漫画家」6話

いつものように学校へ行くレン。しまった扉に「行ってきます」というと初めて扉が開いた。「トイレのついでだ」

 

と、照れ隠しなのそういいながら、レンを見送った。あいこもすでにバイトに出ているのでいなかった。

 

しかし、これが清一郎にとって【最悪な一日】の始まりとなったのだ。

 

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途中の公園で「可憐」に連れられ、レンを待ち伏せしていた麻央。可憐は刈部家の内情知りたさに、子供を使い家に上がろうという魂胆だ。

 

ウサギを可憐さんが見たいっていうから、今から家に行ってもいい？

 

しかし、以前のことできつく清一郎から「絶対！他人を家にあげるな！！」と言われているので迷うレン。ウサギだけだから。と念を押され、押し切られる形で家に戻り

 

玄関に向かおうとした可憐に、「庭はこっちです」と案内するレン。家の中を見ようとする可憐に注意しながらも、清一郎に見つからないかドキドキするレン。

 

すると突然うずくまる可憐。「トイレを借りたい」という可憐に、追い打ちをかけるように麻央に「大人に恥をかかせてもいいの？」

 

と、言われ、仕方なくトイレへ案内すると、案の定レンが庭に出ると、可憐はトイレなど行かずに様々な扉の中の気配をうかがった。

 

 

たまたま風呂場だったのか、いい香りがしたので「まりあ様は入浴中♪」と、なぜそこが仕事場とわかったのか、奥の部屋の扉を開けた。

 

床に散らばるネームや、デスクの上の書きかけの「銀河天使」のネームを見て、まりあの存在を確信する可憐。

 

しかし、様子を見に来たレンに、仕事場に入ったことがみつかってしまった。急いで立ち去ろうとすると、本の山にぶつかり崩れ落ちた本。

 

可憐は慌てて片付けるが、レンはその中から一枚の写真を見つけてしまった。父と女生と清一郎が映った写真。

 

 

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そこにタイミング悪く、清一郎がお風呂から出てきてしまい、部屋の異変に気付いた。他人を家にあげたレンは約束を破ったことがばれてしまった。

 

可憐は何事もなかったように、帰っていったが、レンには気になることがあった。水彩画のスケッチと、写真に写る女性。

 

レンはあいこだと思っていたが、一度だけ見た母親の写真。その記憶から、スケッチの女性はレンの母親ではないかと思ったのだ。

 

その疑問を解消すべく、叱られるのを承知でスケッチと写真をもって清一郎のところへ行き、「この写真の人は僕のお母さんですか？」

 

 

と、聞くとその答えよりも先に【出禁】となっている『仕事場』に入ったことがばれてしまい、しかも写真を見せられ動揺したこともあり、

 

レンを家から追い出してしまった清一郎。レンは約束を破った自分が悪い。と反省しつつ、あいこがいるカフェへ向かった。

 

そして、追い出されたことを離すと「家族なのに！！」と憤慨するあいこ。帰ったら私から話すから。と閉店までお店で過ごすことにした。

 

そのころ、清一郎は写真を撮った日のことを思い出していた。いつものようにスケッチする清一郎の横に座る女性。

 

そして、そんな二人に携帯を向ける純。すると女性が道行く人に【すみませーん！写真撮ってください！】とお願いしたときのものだった。

 

そして、レンの言う通りレンの母親美波がそこには映っていた。自信の言動を反省しカフェに向かうが、楽しそうに遊ぶレンを見て帰宅してしまった。

 

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眠ってしまったレンを、二階堂がおんぶして連れてきてくれた。そしてあいこが部屋に寝かせると、再びインターフォンが鳴り

 

レンのリュックが店に置いたままだったことに気付き、持ってきてくれたのだった。そして、清一郎に会ったあいこは、「レン君に出ていけっていったんですか？」.

 

と、詰め寄った。すると「これは家族の問題だ！他人が口をはさむことじゃない！！」と逆に言い返されてしまい、あいこは落ち込んでしまった。

 

自分が「他人」であることはわかっていたが、3人いい感じに打ち解けてきたと思っていたのに、やはり「他人」という言葉は痛かった。

 

 

しかもそのころ、可憐はレンの言動を思い出し、「おじさんの仕事部屋に入っちゃダメ」と言われたことから、『刈部まりあ』はまりあ様ではなく、清一郎様ではないのか！？

 

と，確信してしまった。密かに持ち去ったネームも銀河天使のものだったし、書きかけのネームも銀河天使。

 

そこがおじさんの仕事場ならば、まりあは清一郎に間違いない。と一番清一郎が恐れていた事実が、同業者である可憐にばれてしまっていた。

 

今後どうなるのだろうか！？

 

 

 

 

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