あいこが思う疑問とは!?清一郎が恋愛をしない訳「レンアイ漫画家」5話
2人で様々な設定をする中で、あいこはふと疑問が浮かんだ。それは以前向後が言っていた話しだった。
しかし、清一郎にはあいこの話しすら聞くことなく、疑問に答えることを却下した。
一体あいこは何を聞こうとしていたのだろうか!?
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対等になっていく3人
【対等であれ!!】
レンが家に来た時に言われた最初の言葉。訳の分からない叔父に引き取られるしかなかったレン。
対等の意味が分からずにいたが、清一郎がぎっくり腰で動けなくなった時に、即座にあいこを呼んだ。
それでなんとか手は動くから、ネームの締め切りに合わせるため、2人で徹夜して書き上げ、あいこが細かい修正をした。
そこで、初めてレンは「対等だ」と言われた。よくわからなくても、なんとなく分かった。自分は叔父のピンチを救ったこと。
それが対等になったことだった。そして、あいこも居候をさせもらうのに「対等」を求められた。
しかし、あいこにも「対等」の意味が分からなかったが、レンが高熱を出し苦しんだ時
何もできない清一郎に代り、すぐさまレンをおんぶして病院へ運び、一晩中傍で添い寝をしていた。
それであいこも「対等」とみなされたのだ。つまり、清一郎のできないことを補うことが、この家では「対等」とみなされるのかもしれない。
なので、あいこは「対等」であるからには言いたいことは、はっきり口にすることにした。
しかし、その「対等」な関係に嫉妬する人物がいた。向後だ。今まで清一郎は向後だけの秘密のトップ漫画家だった。
その存在もベールに包まれ、原稿も向後以外触ることを許さなかった清一郎。
だが、ネームの仕上げをあいこに手伝わせたことや、レンが友達を家に連れてくるなど、今までの向後と清一郎の領域が2人に侵されていくのをよく思っていなかった。
しかし、逆に清一郎は自分らしさを取り戻していくようで、ほほえましくも見えた。
家族に近づく3人
様々なことを乗り越えるたびに、本当の家族のようになっていくようにも見えた3人。
そこには、31歳と言う若さでこの世を去った、清一郎の弟【純】の存在が大きいのだろう。
あいこもいうように、清一郎が描く男性はどことなく、純を彷彿とさせるものがあった。
しかし、清一郎はモデルが純だとは認めていない。でもあいこには気になることがひとつだけあった。
2人は散歩から帰ると、姉が寝静まっているのを確認して、あいこはリビングのソファーに寝ようとした。
すると、タイミング悪く姉がトイレに起きてきてしまった。そのため、清一郎が自分の部屋にあいこを入れた。
そこのソファーで寝れば怪しまれることもない。と。自分は仕事をするからと机に向かった。
その後ろ姿を嬉しそうに見つめるあいこに、清一郎が「見るな!!」と声をあげると、背中に目が付いているのか!?
と、言い返すあいこだったが、清一郎が「今なら質問に答えてやる」と言ってくれた。
あいこは以前に向後が純から「兄が恋愛をできないのは、自分のせいかもしれない」と言っていたのはどうして?
と、聞くと、やはり質問に答えることを却下した。そして再び机に向かい、弟と過ごした時を思い出していた清一郎。
弟は人当たりがいいのか、とても女性にもててしまう。そしてまた彼女が変わったらしい。しかし、兄の「恋バナ」を聞いたことがない純。
そこで、清一郎は一枚のスケッチを見せた。「河原でたまに見る女性だ」と、優しいタッチで描かれた水彩画だった。
それだけ、その女性のことを思っていることが伝わってくる絵だった。
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レンに沸き上がる疑問
かなり夜も遅かったが、レンは眠れず唯一父の遺品である、清一郎のスケッチを見ていた。
父は、清一郎の「ファン第一号」だと、いつもレンに自慢していた。そのくらい自慢の兄なのに
なぜ、あんなに心をとざしているのか。そして、鉛筆のスケッチの中に1枚だけ紛れ込んだ水彩画。
レンはそれを見れば見るほど、ある人物を思わずにいられなかった。
翌日、レンは思い切って清一郎に、スケッチを持って行き「あのぉ、この女性ってあいこさんですか?」
と、いきなりあのスケッチが出てきたことに驚いたが、清一郎は即座に否定した。
しかし、優しいタッチでなびく髪を触る女性。どことななくあいこに見えなくもない。
そして、清一郎が純のせいで恋愛をしなくなった。とすると合致する点がいくつかある。
あいこは高校の先輩である、刈部純に5回告白し、4回振られ5回目に付き合うことができた。
そして、純はそのことを清一郎に「5回も告白されたら好きになっちゃうよね」と嬉しそうに話していた。
その相手が、「あいこ」=河原にいる女性で、純と歩いていたら・・・。
間違いなく清一郎は自分の思いにふたをしてしまうだろう。弟へすべてを譲るくらいに、弟思いの清一郎ならそうしかねない。
そして、そんな兄を知っているからこそ、スケッチの絵が「あいこ」と気づいたとき、自分は兄の片思いを奪ったと思ってしまったのではないだろうか・・・。
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