あいこに次なるミッションとは!?疑似恋愛はどこまで続くのか「レンアイ漫画家」1話

あいこは、目的の男性に出会い既にミッションは終えたと思っていた。しかし清一郎に次なるミッションを与えられた。

 

それは「デートに誘え!!」と言うものだった。というのも、清一郎が今書いている物語は、少女が令和の時代で恋愛をする物語。

 

おそらく運命的なめぐりあいをしただけでは成立しないのではないだろうか?

 

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言い出すタイミング

あいこは、お金のために引き受けてしまった仕事だが、デートに誘うと言う事は男性をその気にさせてしまう

 

現にあいこが行きつけのカフェで、店員が男性の名前を検索すると、「僕にも春が来そうな予感」と投稿されていた。

 

あいこは次に合うかどうか、それを聞いてますます迷いが生じてきたが、仕事としてどうしてもこなさなければいけない。

 

自分の生活がかかっている。だからどうしてもミッションを成立させなければいけない。しかし罪の意識はある。

 

 

そして翌日、約束通りカフェで男性早瀬と会った。あいこはいつデートに誘うかタイミングがつかめないまま、出社の時間となりカフェを後にすることになった。

 

そして、一緒に歩きながら、設定は丸の内のOLなので、「会社はどちらですか?」と逆に質問されたため、あそこですと指を刺した。

 

すると早瀬は「あーあの近くならスポーツバーがありますね。」と向こうからチャンスをくれた。そこですかさず、「今度一緒に行きませんか?」とあいこから誘った。

 

しかし早瀬を騙していることには違いは無い。あいこの中でまた罪の意識が芽を出し始めた。

 

そしてスポーツバーへ行く約束の日、あいこは決心をしていた。それは自分が偽りのOLであることを告白すること。

 

仕事の内容が明かせないので、仕事に差し支えのない部分だけ、早瀬に告白をすることにした。

 

 

デート当日

ついに2人でスポーツバーへ行く日が来た。あいこは決心を持って自分の身分を明かした。しかしその時スマホが鳴った。

 

相手は清一郎だったので出ないわけにはいかなかった。早瀬に了解をもらって電話に出ると、レンの声がした。

 

「おじさんがもっとすごく苦しんでいる、また僕1人になっちゃうどうしよう。」

レンのただごとではない様子に、愛子は行かないわけにはいかなかった。まだデートは始まったばかりだったが、早瀬に別れを告げてバーを出た

 

実際に家に行ってみると、うずくまり苦しんでいる清一郎の姿があった。いわゆるギックリ腰だった。病院へ連れて行こうとするが、原稿を今日中に仕上げなければいけないと言う。

 

それでも病院に連れて行こうとするあいこに、立ち入り禁止とされていた仕事部屋に行き紙とペンと消しゴムを持ってくるように指示をした。

 

体を動かすことはできないが、手を動かすことができる。だから描かなければいけない。

 

 

あいこ側で見守りながら、清一郎が漫画を描く姿を初めて見た。清一郎の風貌からは全く予想がつかない、繊細なタッチの可愛らしい絵だった。

 

しかし、痛みに耐えかねて、ペンがどうしてもずれてしまう。その部分を消しゴムで消そうとしたが、力を入れると体が痛む。

 

そこで、向後以外に原稿を触らせたくない誠一郎が、初めて他の人に原稿を託した。あいこ間違った線を消してほしいと頼んだ。

 

あいこは一瞬戸惑ったが、清一郎に協力して、原稿を早く仕上げるためには、今そばにいる自分しか協力できない

 

清一郎が指示する通りに、はみ出してしまった先を消したり、間違ったラインを消したり、様々なアシスタントをした。

 

そして終わった頃に、向後が来たが、腰に氷嚢を当てている様子では原稿は無理だろうと思っていた。しかしそれが既に終わっていたのだ。

 

不思議に思う向後の前で、ずっと2階の階段から見ていたレンに向かって「お前が電話をしたおかげで、仕上げることができた。これで対等な関係だ。」

 

その言葉を聞いて、自分以外に原稿を触らしたことがない清一郎の行いに、向後は驚きを隠せなかった。

 

 

対等な関係

レンは清一郎が言う「対等な関係」の意味がわからず、自分がいつまでここにいられるのか不安で仕方がなかった。

 

しかし、清一郎から自分があいこに電話をしたおかげで、感謝の言葉を言われただけでなく、「対等な関係」と言われたことで安心した。

 

それは、この家にいてもいいと言うことだった。もう1人ではない。仕事が忙しくておそらくなかなか会うこともなかったおじさんだから

 

レンにも清一郎の事はよく理解できなかったかもしれない。でも、とりあえず自分は1人になる事は避けられた。

 

なんだかちょっと嬉しくなった。そして少しだけ清一郎を近くに感じることができたかもしれない。

 

自分の父親の兄。それだけの関係だったが、これからは家族として一緒に生活していく関係になる。つまりこの家の子になる。

 

父親の葬式の日に、周りの人たちは清一郎にレンを預けることを戸惑っていた。それは全く人と付き合いがない清一郎に、レンを預けても良いものかどうか周りも迷っていたのだ。

 

 

しかし、実際の清一郎は、弟を愛していた心優しい人間だった。そして人と付き合いがなかったのは、仕事で忙しいこともあったが、もともと人付き合いが苦手なのかもしれない。

 

そして、レンが自分の窮地を救ってくれたことにより、自分の家にいることを許してくれた。しかも笑顔を見せてくれた。

 

きっと、レンにとっても得体の知れない人物だったかもしれない。でもその笑顔を見て、父親の兄だから安心できる人間だと確信したのではないだろうか。

 

一方のあいこも、自分に無理な指示ばかりする清一郎に対して、反抗心があったが、仕事のために自分の体を犠牲にして、描き続ける姿を見て、少し気持ちが緩んだのではないだろうか。

 

しかし、せっかくデートまでしたのに、次なるミッションは非情なるものだった。

 

「わかれろ!」

 

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