「VIVANT」9話、引き裂かれた親子、ノコルとの出会い、テントの始まり

乃木は「別班」を裏切り、『父に会いたい』という思いを叶えるため、うそ発見器にも見事に答えた。

 

そして、一緒に捕まった黒須は別の牢屋に入れられ、乃木はノコルと同じ衣装を与えられ、

 

ベキから「兄弟力を合わせていくように」と言われて、テントの財政状況を見せてもらうことができた。

 

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引き裂かれた親子

ノコルはテントが経営する会社の帳簿を見せてくれた。ここから「経費を削減する」ことが乃木の仕事だが、

 

乃木は「過去5年分を見せてほしい」と頼んだが、ノコルはそれはできないと断ってきた。

 

バトラカが「ベキ様がお見せしてもいい」と5年分の帳簿を持ってきてくれた。そこには3年前から

 

テントの動きが活発になり、国境近くの土地を大量に購入していることが分かった。乃木はそこへ行ってみたが、

 

何もない土地だった。なぜ「テント」がその土地に大金をかけて、購入しているのか意味が分からなかった。

 

そして、夜になり乃木はパトラカから、ベキから夕飯の誘いがあるから、何か日本料理をと言われて、

 

倉庫に小豆をみつけて、「赤飯」を作ってベキにふるまった。彼は40年来日本に帰っていないその味をかみしめていた。

 

そして、乃木は「よろしければ離れ離れになった時のお話を聞きたい」というと、ベキは赤飯で気持ちがほぐれたのか、

 

「ノコルに出会った時の話しもしてなかったな」と言って、バルカに来た経緯を話し始めた。

 

ベキは卓という名前の日本人で、すでに兄が家を継いでいるので、自分は安定した職業に就きたかった。

 

そこで勉強して東大に入り、警察官になったが、息子とは逆に「公安」にスカウトされて特別任務に就くことになった。

 

すでに母の明美とは知り合って、結婚式も終えていた。明美にだけは特殊任務であることを伝えてバルカに渡った。

 

そこでは4つの国が国境を接しており、紛争が絶えなかった。その制圧が目的でバルカ入りをしたが、

 

表向きは農業使節団として、農地開拓をして2年後には豊かな作物が収穫できるようになり、「ノゴーンベキ」と呼ばれるようになった。

 

そのころ、憂助はバルカで生まれた。両親の愛情を受けて育つが、4歳くらいの時に紛争が激化して、

 

国内から日本人を排除する動きが出てきた。明美は憂助と隠し部屋に隠れた。そして、後で卓が来た。

 

「公安がヘリで助けに来るから、今からその場所へ向かおう」と3人で走り出した。途中で明美が転ぶが3人で何とか目的地に着いた。

 

しかし、ヘリがみえるが卓たちを確認したにも関わらず、ヘリはUターンして帰ってしまった。

 

代わりにバルカの人たちが車で親子へと向かってきた。憂助は「人身売買にして金に換える」とトラックに乗せられた。

 

それを阻止しようとした明美は、発砲され卓と一緒に牢獄に入れられた。卓は公安の極秘任務で来たことを明美に話してもいい。

 

と言ったが、最後まで明美は言わなかった。変わりに自分たちを見捨てた日本を恨んでいた。

 

取り調べを受ける中、卓が聞かされたのが、日本政府に問い合わせたが「乃木卓」という日本人は存在しない。

 

と、公安から自分の存在を消されていた。釈放された時には子供も妻も失った卓だったが、わずかな望みをかけて

 

憂助を探し回った。そして4年が過ぎた時「日本人の男の子と話した」という女性にあった。

 

しかも、男の子は自分たちの住まいの方から来たという。年は6歳くらいだが残念ながらすでに亡くなっていた。

 

生きる希望を失い、家族と引き裂かれた卓は無気力に壁にもたれかかっていた。そこでパトラカはベキの面倒を見るようになった。

 

でも何も食べないベキ。そこに猟銃を構えた4歳くらいの男の子が来た。そしてパンを盗もうとした。

 

「腹が減っているのか?」と聞くと頷く少年に、ベキはすべてのパンをあげたが、去ろうとした男の子は倒れてしまった。

 

近寄ったベキに「向こうに弟がいる。」と指をさした。名前はノコル。ベキはすぐにそこに向かいまだ1歳にもならないノコルを

 

抱き上げ戻ると、男の子は亡くなっていた。ノコルを抱いた時憂助を抱いた感覚が蘇りこの子を育てると決めたのだ。

 

■キャスト関連ドラマ

ノコルとの出会い

ノコルはあの時兄が、命を懸けてパンを盗まなければ、助からなかった命かもしれない。

 

そして、ノコルとの出会いはベキに、生きる希望を与えた。卓という名前を捨て、ベキと名乗り、

 

各地で紛争が絶えない国で、ベキは公安で身に着けた射撃をパトラカに教えたが、中でもまだ幼いのに

 

的確な射撃をするピコという少年がいた。ベキは数人に射撃を教えると、紛争を制圧する依頼を受けるようになった。

 

そして、少しの謝礼をもらうようになった時、乗り込んだ自分たちの車に、先に乗り込み食料を食べている少年がいた。

 

それがジャミーンの父アディエルだった。その日からアディエルも一緒に行動するようになり、

 

扮装を制圧していくと次の問題が出てきた。それは紛争により行き場をなくした子供たちだった。

 

そのため、ベキは「テント」という組織を作った。それは「一つ屋根の下に集う」という意味で、

 

テントの活動の孤児院の経営の始まりだった。やがてアディエルは結婚をして、テントを離れると、

 

ベキは自分の住まいを提供した。それは砂漠で倒れた乃木をアディエルが救ってくれ、数日お世話になったあの家。

 

それは、乃木が生まれた家でもあった。乃木は初めて聞かされる真実に感動し、ジャミーンが病院からいなくなったことに関しても、

 

重い持病を患っており、日本で治療して、今は日本で元気にしている。と伝えると、ノコルとベキは安心した。

 

そして、翌日はみんなで遠出をするという。そしてラクダに乗ってベキを先頭にどこかへ向かった。

 

■キャスト

テントの始まり

テントはベキは最初「孤児院」として、スタートしたが、紛争を収めていくうちに、大きな組織となっていった。

 

そして、3年前に大きな地震が起きて、地盤に亀裂が生じて、男の子が転落する事故が起きた。

 

ノコルが助けるために下に降りたが、すでに男の子は死亡していた。しかし、そこには純度99.9%のフローライトの原石があった。

 

そして「テント」は紛争を制圧し、謝礼をもらう活動を大きくしていった。そしてその証拠として、

 

乃木家の家紋を模した旗をその場において、犯行声明のようにつかっていたため、日本はベキが日本を狙い

 

テロを企てていると思ったのだ。実際アリもそう証言していたが、ベキにはもう日本への恨みはないという。

 

そして、資金調達がどんどん活発化したのが3年前から。ちょうど「別班」がテントに目をつけだしたときだった。

 

しかし、ベキはフローライト採掘のため、一帯の土地を買い採掘をし、財源とする計画が持ち上がったが、最後の一つの土地を買うのにお金がなかった。

 

ベキはその現場を息子に見せたかったのだ。そしてベキの考えで資金調達をすると、少なからずとも犠牲者が出る。

 

しかし、乃木は父に「私なら犠牲者を出さずに資金調達できます」と断言した。それは別班の資金調達係黒須を利用するという。

 

彼のスマホを押収して、データを解析し「隠ぺい」している大企業に狙いを定めて、30億の株を買うと提案した。

 

そして、買い付けた後に「隠ぺい」の事実をマスコミに流す。すると株価は下落していく。その差額をいただくというのだ。

 

ベキは乃木にすべてを任せた。そして薬品会社に目を付け、株を買い付け隠ぺいをマスコミに発表した。

 

すると、見る見る株価は下落したが、乃木が言うように「ストップ高」となり、取引が終わったが、

 

ストップ高になる前に、乃木は株を追加で注文した。お昼休みが終われば、また株価は下がると予想したのだ。

 

そして、ストップ高を迎え、日本の市場が閉まる3日間で、資金を調達することができた。

 

しかし、ノコルは政府から呼び出しを受けた。「フローライトの独占は許さない」というのだ。

 

だが、前任者との引継ぎはできているのか?と冷静にノコルは対応した。そして、前任者との契約書を見せた。

 

そこにはテントの独占契約が約束されていた。しかし今までこの情報を知っているものはほとんどいなかったが、

 

なぜ「フローライト」の情報が漏れたのか。乃木は目覚めると黒須と一緒に宙づりになっていた。

 

ノコルたちから映像を見せられた。死亡されたとされる「別班」4人が日本の病院でリハビリしている。

 

ノコルに「殺害した」と見せて、別班を裏切ったように見せかけた。しかし乃木は別班を裏切っていなかった。

 

黒須はこの事実に驚いたが、乃木は尋問に答えようとしなかった。もう一人の乃木が「今言ったら殺される!!」

 

と、忠告したが、乃木は「別班としてこの地に来ました。」と事実を述べてしまった。

 

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Twitterの感想

こころを許し始めた3人が、「フローライト」の一件で疑心暗鬼になり、父はノコルを取った形になる。

 

しかし、乃木は乃木で息子でありたい思いと、任務のはざまで揺れている。でも最終的に

 

鍛えられた「別班」としての忠誠心には、勝てなかったのか、この先何か策があるのか・・・!?

 


 

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