「となりのチカラ」8話、灯の悩みに力は答えを出せるのか?
突然家出してしまった灯。理由は分からなかった。しかし、2度目に実家へ行く時には、力なりに家出の原因を突き止めていた。
力はお隣さんの話しや悩みに首を突っ込んで、問題を解決に導いてきた。しかし、気づけば力は一番身近な灯の話しを
引っ越ししてからまともに聞いていないことに、やっと気づけた。そして夜明けまで話しに付き合ったが、灯は帰って来なかった。
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灯の悩み
灯には悩みがあった。仕事で無理難題を上から押しつけられては、新しく入った店員もやめていく。
そんな状況で、お店のことで手一杯になっても、家に帰れば子供たちがお腹を空かせて待っている。
毎日、毎日手一杯なのに、力はどこかのお隣問題に夢中になっている。だから、灯は「仕事を辞めたい」と言った。
小説を書く。と言ってばかりで、結局「ゴーストライター」に甘んじている自分が家族の家計を支えられるのか?
そして、年頃の愛理は生意気ばかりで、将来を心配している。小学生の高太郎は、成績が悪いことに無自覚で
無邪気だが、塾にいかせたいと灯は考えていた。この3つの悩みに関して、力が「答え」を出さないと、灯は家に帰ってこない。
そのことで頭がいっぱいになり、いつものように相談にくる、マンションの住人たち。しかし、それどころではない。
と、問題を放置したら、マンションの住人たちから無視されるようになった。ゴーストライターを辞めて、小説を書いて見るが、
編集者から逆に、ゴーストライターの才能を褒められてしまう。これでは小説家として、自立し灯が仕事を辞める環境は作れない。
そして愛理に引っ越してからの、学校の様子を聞いても「別に好かれなくてもいい」という。そして問題の高太郎は、
初めてテストを見たが、どれも20点未満。本人は至ってのんきに将来はヒーローになる!と言っている。力が思っていたより
事態は深刻そうだった。でも答えが出せない。いつも答えが出せないとき、灯が助けてくれたから。お店に行ってもまだ出勤してないと言うが、
実家に電話しても、力が帰った翌日には、帰って行ったと言う。一体どこへいってしまったのか?
孫の葛藤と清江の決心
託也の大学進学が決まり、大喜びだった清江だが、いきなり「老人ホーム」に入ると言う。
託也は幼い頃に、両親を東北の震災で亡くした。それからずっとそばにいてくれた。いくら痴呆症になったからと、
大切な家族を施設に入れたくない。と託也はいったが、その矢先事件は起きた。住人から相手にされなくなった力だが、あきらかにマンションが騒がしい。
頼子に聞くと、清江が行方不明になったらしい。力も一緒に探すが、どこにもいなかった。しかし、清江が見つかった。と、
マンションに戻ると、清江を見つけたのは灯だった。実はずっと前からマンションにはいた。頼子の部屋にいたのだ。
そして清江が行方不明になったと聞き、もしかしたら老人ホームに行き、そのまま入所するつもりだったのではないか?
と、思い施設近辺を探していると、帰り道がわからなくなった清江を見つけた。清江は託也を探すが、託也が返事をしても
記憶は預かった同時に戻っているのか、託也はこんなに大きくない!もっと小さくてかわいいの。と言われ託也もなす術がなかった。
力は思い切って託也に、清江を施設に入れるように言った。それは冷たいことのように聞こえるかもしれない。
しかし、高校生の時母が亡くなり、それを追うように、息子を残し自殺した父の身勝手さを力は当時は恨んでいた。
でも、自分が一番大切にしている人に、迷惑はかけたくない。と言う清江の気持ちを聞いてあげることも必要だと言う。
託也はまだまだ、清江と暮らしたかったが、今回のようにいつまた行方不明になるかもしれない。人の手を借りることも必要かもしれない。
力が出した灯への答え
子供たちは灯が帰っていることを知っていた。しかし、灯に言われて黙ってていたのだった。
改めて力は灯の悩みにに答えを出した。まずは高太郎はこのままでいい。勉強に気が向かないのは興味がないから。
パパみたいに小学3年で本が好きになり、勉強した。高太郎もやりたいことが見つかれば、それに必要なことがわかる。
そして愛理は友達はいなくてもいい。というが、学校で浮いた存在にならないかを灯が心配していることを伝えた。
灯の仕事問題は、素直にゴーストライターをやめられないことを伝え、灯は仕事をやめたりしない。と言い切った。
よしみちゃんと新しく、2人で生活を始めた達代に、自分がやめたいと思う仕事は紹介しない。
それが根拠だった。高太郎が手旗信号で何かを言った。「大好き」しかし、そんなマンションに問題が潜んでいた。
管理人の星が問題視していた、603号室のトラブルメーカーが、部屋からボヤ騒ぎをついに起こしてしまった。
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