「となりのチカラ」4話、404号室に隠された過去

力は404号室の道尾に「困っているから助けてほしい」と言われ、部屋に案内された。

 

しかしそこにはマンションの住民が既に集まっていた。そして「助けて欲しい」と言ってきた道尾をだったが

 

全員が揃うと「では私が皆さんを救って差し上げましょう。」と言って顔を見て現在困っている状況を言い当てていった。

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道尾の真の目的

その場にいる全員の困り事を言い家出た道尾は、清江をターゲットにした。一番の年長者であり、一番ターゲットにしやすかったのだろう。

 

道尾は言葉巧みに清江に水と数珠を差し出していた。「今の状態を浄化すれば大丈夫。これがたったの10,000円で手に入るの」と詰め寄っていた。

 

そこにいる誰もが悪徳商法だとわかっていたが、どうやって助けたらいいのかわからなかった。力も何か言いたくてもぞもぞしていたが、

 

どうやって清江に買うことをやめさせるのか、いいアイディアが浮かばなかった。するとその場にいた妻の灯が道尾が作ったクッキーを食べた。

 

そして「このクッキーとってもおいしい!皆さんも食べてください」と言ってその場の空気を変えてくれた。

 

しかしそれが逆効果になったのかもしれない。クッキーで口の中の水分が奪われて、みんな飲み物が欲しくなってしまった。

 

そこにインターホンが鳴り、来客が来たので、みんなは無事に何も買わずに帰ることができた。

日本に失望したマリア

自宅に帰り、道尾がみんなの悩みを当てたのは凄いと力はいったが、灯は冷静に「あんなの年齢や生活から見れば、誰もが持っている悩みだよ」とインチキだと言うことを言っていた。

 

しかし力が気になったのは、娘と妻の様子がおかしい。どうしたのかと聞いても2人とも食事を終えてそれぞれ別の場所に行ってしまった。

 

何かが原因で喧嘩したらしいが、それがわからずに困っていた。息子に聞いてみると手旗信号をしてくれるが、あまりあてにならない答えだったみたいだ。

 

一方道尾のところに来たのは男性のお客さんだった。道尾は1人で暮らしていたが、実は子供がいた。その娘の旦那と言う人だった。

 

妻と義理の母を何とか仲直りさせたい。と言う気持ちで訪ねてきたらしいが、力が改めて道尾に娘さんと仲直りするように。と言おうと部屋に行くと、

 

「ちょうどよかったわ。あなたに奇跡の瞬間を見せてあげる」と言って真っ暗な部屋に通された。パソコンの画面が明るかった。

 

そしてそこに初老の女性が映った。真珠の球を拝みながら何かをしている。どうやら降霊をしているらしい。

 

そして、可愛らしい声で話し出した。時間にすれば数分の事だが、画面が切り替わり200,000円振り込む画面になった。

 

道尾はためらいもなく決済をした。道尾には息子がいたらしいが、まだ小さい時になくなったらしい。

 

それならばなおさら娘さんと仲直りしてほしい。と言うことを言ったが、彼女は「もう縁を切ったから放っておいてください」と態度を一変させた。

 

しかし後日また娘の夫と言う人に出会い、娘が住むアパートに連れていかれた。部屋のベルを鳴らそうかどうか悩んでいると

 

ドアが開いて、その勢いで力の頭にドアがぶつかった。そして事情を話すと、妻の夫と名乗っている人は、元夫でありすで離婚している。

 

何やら投資に失敗して、多額の借金を背負わされていた。そして彼女も連帯保証人になっていたため、パートを掛け持ちして借金の返済にあてていた。

 

それでも返済が滞るのか、母親が怪しげな商売にお金を使う余裕があるならば、そのお金を借りたいと言う魂胆だった。

 

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託也の合格発表と少年A

娘の気持ちが頑なだった。よっぽど昔何か辛いことがあったのだろうか。しかし、力にはもう一つ問題があった。自分の家の事だ。

 

いまだに冷戦状態が続いている娘と妻。何が原因で喧嘩したのかわからない。妻に聞いても理由を話してくれない。

 

しかし、自分が知らないうちに2人の喧嘩に関係している事は確かだった。それがわからないまま、力は道尾親子の仲直りの方法を思いついた。

 

亡くなった息子の命日。それは娘にとっては大切な弟の命日だった。互いに大切な存在の命日は忘れないだろう。

 

お墓参りに来る2人が、鉢合わせすれば仲直りのチャンスになるかもしれない。思った通り命日に2人はお墓で鉢合わせした。

 

すると娘の口から息子がなくなった経緯を聞くことになった。弟が学校でいじめを受けている時、母親が学校に脅しのような電話をかけた。

 

それが原因でいじめがもっとひどくなり、弟は自殺したと言う。あの時母親があんなこと言わなければ弟は死なずに済んだ。

 

と、思っていることを初めて口にしたのかもしれない。そして弟がなくなってからは、自分に過剰な干渉するようになり、

 

すべて母親の言いなりになるしかなかった。それがとても窮屈だった。だから家を出ていたが、道尾が占いにハマったのは、自分で何も決められないからだった。

 

子供たちが全員いなくなり、夫とも離婚し、自分が決めてきた道を、誰も決めてくれなくなった。だから占いに全てを決めてもらうようになった。

 

お互いの気持ちを初めて口にした時、娘は母親を連れて行きたい場所があると言って、息子が通う保育園に連れて行った。

 

今まで「ばあばは死んだ」と言い聞かせてきたが、初めて孫に合わせ、本当は生きていたんだよと言うことを教えた。

 

孫は自分にはばあばがいたことをとても喜んでくれた。道尾の頑なな気持ちも和らいでき、娘も出産の時にどれだけ孤独だったか初めて口にした。

 

力の家では妻と娘が知らないうちに仲直りしていた。喧嘩の原因を知りたかった。娘に聞くと、母親に父親の悪口を言ったのが原因だった。

 

そこで灯が「パパの悪口を言っても良いのは、私だけ。パパのことを1番愛しているのは私だから」と言って喧嘩になったらしい。

 

やっと和解できた親子。後日道尾がマンション前の広場を掃除していた。皆さんに迷惑かけた分、少しでも役に立ちたい。

 

力はそんな道尾を誘って、清江の部屋に行った。孫の託也の大学の合格発表がネットで行われる。合格したらそのままパーティーをすると言う。

 

発表の時間になった。そして無事に合格していた。そこにピザのデリバリーがやってきた。清江が頼んでいたのだ。

 

しかし宅配に来たのは601号室の上城だった。中でお金を払うからといって、力は彼を部屋に入れた。それと上條のスマホが鳴った。

 

就職活動していた彼が、正社員として正式に採用されたと言う電話だった。あまり嬉しそうな顔をしていなかったが、感情があまり表に出ないらしい。

 

大学の合格祝いと、就職のお祝いを兼ねて、みんなは盛り上がっていたが、そこに管理人がやってきた。そして力にネットの書き込みを見せた。

 

「少年A」が住む場所として、マンションの住所と写真がネットに出回っていた。次なる力の助けは上條になるのか?


 

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