「つまり好きっていいたいんだけど、」最終回、マネージャーをやめるはずだった千歳

父が倒れたと言う電話を受けて、2人が育った甲府へと急いで駆けつけた瀬那と千歳。

 

名前を聞いて兄はすぐに、いつも弟が嘘をついては泣かせていた、あの千歳だと気づいた。

 

映画撮影のため、急いで東京に戻るうちに、父は再び危篤状態となり、それが最後の再会となった。

コンテンツ

映画のクランクアップに待ち受けていたもの

父の最期を看取ることができなかったが、父の遺品の中から、芸能活動に反対していた父が、

 

どんな小さな記事でも、息子が写っていれば切り抜いて、スクラップにしていたことがわかった。

 

だからこそ、2度目の危篤の報告に駆けつけることなく、最高の映画に仕上げるため、現場に駆けつけた。

 

そして無事に映画はクランクアップを迎えることができた。しかし、事務所にまもなく発売する記事のゲラが届いた。

 

それは2人が一緒にマンションを出て、甲府に向かうところだった。それを週刊誌は「マネージャーと恋愛関係」と書かれ

 

社長の知るところとなった。瀬那は芸能活動よりも千歳を取ると宣言したが、千歳が自ら会社を退職することで社長は許してくれた。

 

そして瀬那を待ち受けていたのは、多くの記者に取り囲まれ、あることないこと聞かれることばかり。

 

しかも、女性マネージャーからのパワハラにより、強制的に男女の関係になったと勝手に報道されてしまった。

 

瀬那は千歳のことを心配して、電話をかけたが、千歳は電話に出ることをやめた。今出てしまうわけにはいかないと思ったのだ。

 

そして、事務所に自分の荷物を取りに行った時、たまたまワイドショーに瀬那をガードする朝比奈が映った。

■キャスト

鳴り止まない電話

朝比奈がちらっとテレビに映っただけで、一瞬にして事務所の電話が鳴り出した。

 

その内容が全て、「朝比奈の復活はいつなの?」と言う問い合わせの電話ばかりだった。

 

不倫報道が朝比奈の、芸能活動の生命線を断ち切ったと思われたが、ファン達は朝比奈の復帰を待ち望んでいた。

 

朝比奈は自分で勝手に、もう自分は芸能界に必要とされていないと思っていた。だからこそ千歳がマネージャーをしたいと言った時

 

「ひよっこには無理だ」と断っていたが、千歳は最後の仕事として、朝比奈の芸能界復帰計画をまとめた。

 

そして戻ってきた社長と朝比奈にプレゼンをしようとしたが、朝比奈は否定した。「今更自分を待っているファンはいない」

 

しかし、千歳は「さっき一瞬朝比奈さんがテレビに映ったんですけど、復帰はいつって言う電話が鳴り止まなかったんです」と真実を述べた。

 

朝比奈は驚いていたが、社長はプレゼンするからには、朝比奈が復帰するまでサポートするように、退職を伸ばした。

 

まずはパソコンを使った「オンラインサロン」から始まった。配信が始まると、6人ほどだった閲覧者が

 

どんどんと増えていき、画面いっぱいにファンの顔が広がった。それだけで朝比奈は胸がいっぱいになった。

 

次は、ファンが待ち望んでいた「復帰ライブ」小さなライブ会場だったが、それでも入り切れないほどのお客さんでいっぱいになった。

■関連作品

瀬那の主演男優賞受賞

瀬那が白川と2人で主演を果たした映画が、「映画祭」に出品され、瀬那は最優秀主演男優賞受賞することに。

 

事務所にとってははじめての快挙だった。すでに事務所を辞めた千歳は、マネージャーを目指して履歴書を書いていた。

 

すると言う人から電話がかかってきて、「今テレビ見てる?」と、瀬那が受賞のスピーチをしていることを教えてくれた。

 

急いでパソコンと動画で、インタビューの様子を確認すると、瀬那は受賞できた事は皆さんのおかげ。

 

しかし、今1番この喜びを伝えたい人は、この場所にはいません。僕は嘘つきです。だからみんな僕のことを信じようとしませんでした。

 

しかしたった1人だけ、幼なじみの女の子が、いつも僕の嘘を信じてくれました。それがこの間報道された女性です。

 

と、2人の関係が俳優とマネージャーである前に、幼なじみであるということをメディアを通じて発表した。

 

このことにより、千歳を責める誹謗中傷はやめ、2人を応援するコメントがSNSにあふれた。

 

そして気がつくと千歳は瀬那と、一緒に生活しながらマネジメントをする仲となった。

 

瀬那の主演映画の成功を受けて、事務所も大きく事業を広げることになり、新人タレントや、マネージャーが増え、

 

2人の交際を反対してた社長も、こんなやり方もあるんだなと、2人の姿を応援していた。

 

いつものように仕事に出かける2人。瀬那は「何か言いたいことないの?」と言うと千歳は少し戸惑って

 

「…つまり、好きって言いたいんだけど…」と口にした。

 

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