「つまり好きって言いたいんだけど、」6話、あゆみ突然の引退と、瀬那の本気

瀬那が突然高熱を出して、「ちぃちゃんそばにいて。好きだよ」と言って、千歳は一晩寝ずに看病した。

 

しかし翌朝すまほーを見ると、あゆみの朝ドラの現場入りが、1時間早まったと言う連絡が入っていた。

 

急いであゆみに連絡するが、タクシーと車で別々に向かうことになった。しかし千歳の現場につくとあゆみはいなかった。

コンテンツ

過呼吸と過労で倒れたあゆみ、引退決意?

その頃あゆみは部屋で倒れていた。日ごろからネットの誹謗中傷が気になり、落ち込んでいたところに、朝ドラのヒロインとして忙しい日々が続いていた。

 

そしてタクシー乗ろうと外に出ると、周りから向けられる好機の目に、呼吸を起こしてしまった。しかしそこで倒れるわけにはいかず、頑張って部屋まで戻った。

 

しかし数日の入院が必要になることになった。原が現場と掛け合って、3日は撮影を待ってもらえることになったが、最後の1日で後10シーンを撮らなければいけなかった。

 

千歳はあゆみに謝罪に行こうとしたが、社長が「あれを持っていけ」と言って、あゆみが大好きだったジェリーを教えてくれた。

 

そして退院したあゆみは自宅にいた。2人でゼリーを食べながら話をしていたが、あゆみは自分が無理をしたせいだと感じていた。

 

決して千歳のことを責めなかったが、自分の弱さを責めていた。しかしあと残りのシーンを「女優魂」で乗り切ると頑張って宣言した。

 

そして、約束の最終日が来た。あゆみは気持ちを込めて、最高の演技をした。そしてクランクアップを迎えたが、花束をもらったあゆみは、突然周りが驚くことを言い出した。

 

「全てやりきりくいはありません。私は今日限りで女優を引退します。ありがとうございました。」

 

そんな話は、原も千歳も聞いていなかった。突然の引退発表に周りは騒然とした。すぐに週刊誌や新聞に掻き立てられた。

 

原がどんなに説得しても引退の意思は固かった。そこで彼女の意思を尊重して、これから事務所を背負って立つあゆみだが、

 

引退に向けて事務所は動き出した。契約しているCMや、スポンサーとの契約終了の手続きや違約金の支払い、様々なことを行った。

■キャスト

あゆみの悩みに気づいていた千歳。

原は、最近あゆみがひどく疲れていることには気づいていたが、それを放置してしまったことに責任を感じていた。

 

そして社長は、千歳にも何か心当たりがないか聞いてみると、「そういえば現場で悩みを聞きました」と言うと「なぜそれを早く言わなかったんだ」と周りから責められてしまった。

 

ネットの誹謗中傷に悩んでいた。そこに疲労が重なり、今回倒れたがその誹謗中傷が、大きな原因となっている。そこまであゆみを追い詰めていることに千歳は全く気づいていなかった。

 

だから、あゆみが話したことを、事務所に報告するまでもないと思っていたのだ。自己判断で行動してしまいマネージャー失格だと落ち込んでいた。

 

すると突然、原はカバンから辞表を出して、「今日限りで止めさせていただきます」と言って荷物を求めて、さっさと事務所を出て行ってしまった。

 

事務所にとって、看板女優の引退と、敏腕マネージャーの退社はかなりの痛手となった。千歳はあゆみの様子を見に行へ行った。

 

すると、千歳にあることを頼んできた。誰にもバレないように、お願いを実行してもらうように、千歳に念を押していた。

■関連作品

原作

円城寺マキ

「つまり好きって言いたいんだけど、」

瀬那の本当の気持ちと、千歳の鈍さ

あゆみが引退することで、事務所がドタバタさしている間、瀬那の仕事はどんどん決まっていった。

 

しかし瀬那には不満があった。マネージャが持ってくるのは、大手企業のCMやバラエティ出演など、瀬那が目指しているものとは違った。

 

しかし、ついにマネージャーが映画の主役の話を持ってきた。それに驚いた瀬那は理由を聞いてみた。それには千歳が関係していた。

 

彼女が事務所で、瀬那のマネージャーに「藤代さんが1番輝いているのは、延期している時だと思います」とはっきり意見をしたので、

 

マネージャーが今まで得意としてきた、CMやバラエティーばかりの仕事ではなく、これからは映画やドラマにも力を入れていこうとしていた。

 

千歳のおかげで、瀬那は映画に出演することができるようになった。とても嬉しかった。彼女が自分のことをよくわかっていてくれたこと。

 

しかしこの後、瀬那が激動する事態に発展していった。千歳が「外でご飯を食べましょう」と珍しく瀬那を誘ってお店に来たが、

 

ある扉を開けると、そこにはあゆみが座っていた。そして千歳は「ここ料理がおいしいらしいんで、ごゆっくりしてくださいね」と言って帰って行った。

 

瀬那は初めて千歳に裏切られた。しかも自分の本当の気持ちを伝えた後に。でも千歳は、瀬那が熱を出しており、その弾みで言ったことだと本気にしておらず、

 

いつも嘘を言って騙されているので、今回もそうだろうと勝手に決めつけていた。だから瀬那のやっと素直になった気持ちを大きく傷つけることになってしまった。

 

そんなことも気づかずに、千歳はあゆみが瀬那と2人きりで会いたい。と言う願いを叶えるため、一生懸命お店を探して、瀬那に嘘をついて連れ出してしまった。

 

その頃千歳は友人といつもの居酒屋で飲んでいたが、自分はマネージャー失格だと落ち込んでいた。まさか瀬那が怒っているとは夢にも思っていなかっただろう。

 

千歳が帰宅すると、まだ瀬那は帰ってきていなかった。しかしその後すぐに帰ってきて、乱暴に上着をソファーに置いて、かなり怒っている様子だった。

 

千歳にはなぜ起こっているのかが全くわからなかった。しかし瀬那は自分がいつも千歳を騙していることを棚に上げ、やっと本気で向き合おうとした千歳に裏切られたことに、かなり怒っていた。

 

そして、自分の気持ちが本当であることを伝えるために、千歳に強引にキスをした。そしてシャワーを浴びに行ってしまったが、

 

1人残された千歳は、あの時瀬那が「ちぃちゃん好きだよ」と言ったのは、いつもの嘘ではなく、珍しく本当のことを言ったのだと、ようやく気づくことができた。

 

それなのに、自分はあゆみと2人きりの食事をセッティングしてしまった。結果的に自分の思い込みで、嘘だろうと思い本気で受け止めていなかったことに愕然としていた。

 

しかし、瀬那はこれから「本気の気持ちを伝えていくから」と言葉を残していた。という事はもう千歳に嘘をつかないと言うことだろうか。

 

しかし、マスコミがあゆみの突然の引退発表について、同じ事務所の瀬那と付き合うためではないかと、こぞって書き立てていた。

■関連記事


 

テレビ東京2021年秋スタートドラマ一覧

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です