Paravi先行配信ドラマ「つまり好きって言いたいんだけど、」第1 話運命のいたずらか再会か?

小学校の臨時講師をしている店千歳は嘘が大嫌い。ある日の図工の時、持ち物は牛乳パックだった。

 

でも1人の女の子だけ、ジュースの缶を持ってきた。女の子はクラスの男の子に明日の持ち物はジュースの缶と言われたらしい。

 

千歳は男の子の所へ行き、なぜ嘘をついたのか問い詰めた。しかし相手が悪かった。

コンテンツ

行き場をなくした千歳

千歳は嘘をついた男の子に対して、なぜそんなことを言ったのか問い詰めた。でも男の子は自分は言っていないと言い張っている。

 

でも女の子は事実、牛乳パックではなくジュースと缶を持ってきている。それは女の子が勝手に間違えたのが悪いと、男の子が嘘をついている。

 

とにかく女の子に謝罪をするように、やんわりと千歳は促したが、男の子は絶対に嘘をついてないと言って

 

謝罪するつもりも全くなかった。そこでだんだん千歳の語気が荒くなり、ついには「謝りなさい!!」とクラスのみんなが驚くほどに大きな声を出してしまった。

 

すると加害者側のはずの男の子が泣き出した。その相手が悪かった。男の子の父親は市議会議員であり、母親はPTA会長をやっている。

 

つまり千歳は臨時の講師なので、学校を辞めさせられてしまったのだ。たった小さな嘘なのに、それを見逃すことができず、仕事をクビになってしまった。

 

そして学校から引き上げた荷物をアパートに運んでいると、大家がやってきて、「引っ越しの準備は進んでるようだね」と言ってきた。

 

バタバタとして忘れていたが、1ヵ月後にはこのアパートの取り壊しが決まっており、全員に向けて引っ越しをするようにかなり前から通知があった。

 

千歳は仕事なし、家なし、全てがなくなってしまった。まずは仕事をなんとかしなきゃいけないと思い、

 

臨時講師の面接を受けるため、手当たり次第に電話をかけ面接のアポ取りをしていた。

■キャスト

運命のスマートフォン

千歳は公園の噴水の前のベンチに座り、面接のアポ取りをしていた。すると近くのベンチでスマートフォンが鳴った。

 

でも誰も取る様子がない。思い切ってスマートフォンに近づき画面を見ると「公衆電話」と表示されていた。

 

そこで勇気を振り絞って電話に出てみると、持ち主が今すぐこの場所までスマートフォンを持ってきてほしいと切羽詰まっていた。

 

本来ならば、持ち出し本人が取りに来るのが筋だが、とても急いでいるようなので千歳も急いでいるが、スマートフォンを届けに指定の場所に向かった。

 

指定されたのはテレビのスタジオ。でも彼女の家にはテレビがない。テレビを見ないので、全く縁のない場所だった。

 

そこで通りすがりの男性に「Bスタジオはどこですか」と聞くと男性は、女性が持っていたスマートフォンのケースが、自分の出演したヒーロー物だったので

 

自分のファンだと勘違いしてしまった。そしていきなり手をとられたため、その手を振り払った瞬間にバランスを失って倒れた。

 

気が付くと男性を下敷きにして倒れていた。思わず悲鳴をあげてしまった千歳。何とか持ち主にスマートフォンを届けることができた。

 

するぞそのスタジオで撮影をしていたのは、先ほど男性だった。男性は今売れっ子の俳優瀬那だった。

 

スマートフォンの持ち主は、瀬那の所属する芸能事務所の社長だった。アドレス帳に多くの芸能人の連絡先が入っているので、

 

千歳が拾ってくれてとても感謝していた。何かお礼がしたいと言ったときに、ちょうどスタッフたちがお弁当配りだした。

 

千歳がそれを見ていると「食べたい?」と聞かれたためうなずくと、お弁当でお礼をすると言って、食べさせてくれた。

 

そして、瀬那が近づいてきたので、嫌な気持ちになり急いでその場を去った。しかし痛恨のミスをしてしまった。大切な履歴書を置いてきてしまった。

 

何気なく社長が封筒の中を見ると、履歴書が入っており、就活中であることがわかった。事務所はスタッフが1人でも欲しかった。

 

社長はすぐに千歳に電話をかけた。瀬那は履歴書の名前を聞いて、何か思い当たる節があるようだった。

 

社長はすぐに千歳に事務所に来てもらい、次の就職が決まるまででいいから、マネージャーをやってほしいとお願いをした。

■関連作品

原作

円城寺マキ

「つまり好きって言いたいんだけど、」

残酷な運命の再会

臨時といえども何とか就職が決まった。学校時代の同僚と飲んでいて、「なんでそんなに遅が嫌いなの」と聞かれた。

 

小学生の頃、ある1人の男の子にいつも嘘をつかれていた。そして素直な千歳は、いつも騙されて恥をかいていた。

 

だから嘘をつく人が1番嫌いだった。しかし、芸能事務所の社長は、こともあろうか瀬那のマネージャーになるようにした。

 

2人のやりとりを見てぴんときたと言う。しかしマネージメント業務は今まで通り事務所の社員が行うことになり、千歳は送り迎えが主な仕事だった。

 

しかし迎えに行っても電話にも出ないし、部屋に迎えに行くと毎日違う女性が出てきて、その後上半身裸の瀬那が出てくる。

 

毎日女の子とっかえひっかえする、瀬那のことが信じられない。しかし仕事と割り切って、マネージャーとして現場に同行するしかなかった。

 

ある日のドラマの撮影現場で、瀬那の演技に感動し、素直にその感想を述べたが、瀬那は「どうせ自分の言うことなんて誰も信じてくれない。」と言ってきた。

 

しかし唯一幼い頃、自分の言うことを信じてくれた女の子がいた。千歳は「1人でも信じてくれる人がいてよかったですね」と言った時、

 

瀬那が手を出してしまった女性の彼が殴り込みに来た。とっさに瀬那をかばおうとした千歳は、男性に付き飛ばされて転びそうになった。

 

瞬間的に瀬那が「ちいちゃん大丈夫?」と千歳の腕を握って、倒れるの寸前で止めてくれた。しかし千歳には瀬那の言った言葉が引っかかった。

 

「ちいちゃん」小学校の低学年以来呼ばれたことがないニックネームだった。瞬間的に、いつも自分に嘘をついてきた男の子が思い浮かんだ。

 

瀬那は芸名を名乗っており「今更気づいたのか?」と言って笑っていた。1番会いたくなかった相手の、仕事相手となってしまった。

 

嘘が許せなくて、仕事をクビになったのに、あろうことか自分に嘘をつき続けてきた男の子のマネージメントをすることになってしまった。

 

原因の根源にこれから毎日付き合うことになってしまう。これは運命のいたずらなのか、最悪の再会だった。

 

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