「SUPER RICH」10話、病気の発表と島谷の思惑
働き続けたら「脳梗塞」の危険があるとして、誰にも公表することなく『育休』の調査として
リモートワークを続けて来た衛。しかし、ひょんなことから宮村にバレてしまい、病院の送迎をしてもらうことに。
そして、帰ってきたところを優に鉢合わせてしまい、全てを打ち明けることになった。しかし、別の問題も起きようとしていた。
衛は株式上場を目指していた。しかし、体を大切にするため、社員に嘘をついてリモートワークにしたため、
株式上場の当日も、衛は自宅にいた。しかし、その前に東海林が口説き落とした新人作家の作品を
2,000部用意する約束で契約をするはずだったが、優の実家の印刷工場に発注したのだが、
納品日前になり200部しか用意できていなかった。そのため、作家から控訴される可能性をはらみつつ
株式上場の場に社員たちはいたが、東海林の頑張りにより、ギリギリに示談が成立したが、優は気づいてしまった。
実家が貧乏なのは仕方ない。と思っていたが、それは「間違い」だったということ。
それに甘えて、何もしてこなかった両親に腹が立ち、衛の前で怒りをぶつけてしまっった。
そして、外に出て頭を冷やすことにしたが、1人では寂しかったのか、豪徳を呼び出していた。「何か話を聞いて欲しいんですか?」
彼は察してくれた。そして、今やっている仕事のことも少し話してくれた。
帰宅するとすでに、両親はいなかった。あの後すぐに帰ったらしい。そして衛と話し合い
今の衛の状態を会社の全員に知らせる。と決め、翌日全員に本当のことを話し、1ヶ月の休養と、
役員会議で今まで通り、優がCOOを務め衛の留守を埋めることになったが、どう考えても宮村の仕事量が多い。
特に誰が指示したわけではないが、自ら割り振っている仕事が多いので、優からの提案で仕事をアプリで共有することにした。
衛が憧れの元上司の島谷。MEDIAのCEOとしてバリバリと働く、まさに理想の女性だった。
そして、いつも窮地に陥ると助けてくれる、頼もしい存在でもあった。衛の体調も落ち着いた頃
島谷から食事の誘いがあった。しかし、食事もそこそこに島谷は「仕事の話をしましょう」と切り出してきた。
しかし、衛はその話は断った。島谷は「スリースターブックス」を子会社化することで、
今よりももっと大きな規模で仕事ができるように。と考えていたが、衛は「今のままの規模でいい」
と、断ったが、理由はそれだけではなかった。条件として、今会社がもっている「作家の版権」を譲渡する。
それが子会社化の条件だったのだ。そうなると、利益のほとんどはMEDIAのものになってしまう。
役員会議でそれで良かった。という話になったが、そこで、新人作家についての話も出てきた。
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衛の元にいきなり、新人作家の権利をMEDIAが持つこととして、1株4,500円で買収するという通知が届いた。
新人作家のことは、役員会議で先日話したばかり。改めて役員が集まると、いないのは優と宮村だけ。
衛は急いで優の元へ向かった。行き先は豪徳の自宅兼職場。おそらく優が行き先を告げていたのだろう。
優は衛に内緒で、豪徳の仕事について学んでいた。「デイトレーダー」株式を売り買いして儲ける仕事。
優はこれをどうして学び出したのかわからないが、突然現れた衛に驚くと共に、話を聞き宮村とアプリを共有していることから
裁判所へ向かった。なぜ宮村が裁判所にいたのか・・・。それは幼少期から振り返る。
両親共働きで、アパート暮らし。鳴かないという理由からウサギを飼うことにした。
鍵っ子の自分は、ウサギと毎日両親の帰りを待つ日々。そして、祖母のことも好きだったが
同じ時期に失ってしまった。あまりのショックで、2週間ろくに食べず、学校へもいけなかった。
両親は心配して、交互に仕事を休み宮村の側にいた。その時思った「自分の感情を表に出すことは迷惑」な行為だと。
それから、自分の感情を押し殺して生きてきた。しかし、彼は9年前に勤めていた会社の上司からひどいパワハラを受けていた。
そして、その犠牲は彼だけではなかった。「全裸での土下座」それが限界に達した時、衛に会い転職した。
今、宮村は被害者を代表して、訴訟を起こしていた。そして、証人として裁判所にいた。
ちょうど2人が裁判所に着いた頃、宮村は上司のパワハラについて証言を始めていた。
そして、裁判が終わると、2人は宮村と会った。衛に「知ってしまいましたか・・・」と全てを悟った。
MEDIAに株式の買収を持ちかけたのは自分だった。以前島谷からヘッドハンティングを受け断っていたが、
今、かつての上司を訴え、自らの気持ちを言葉にすることで、宮村は「社長」になりたくなった。と言うのだ。
その顔は、いつになく晴れやかで清々しい程だった。
2021年10月14日スタート「SUPER RICH」キャスト、脚本、概要など
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