「ペンゲィングトレイン」9話、2026年、動かない右手、さらされる人たち

5号車のみんなは、時空のゆがみを利用して、どこか別の場所に移動した。そしてドアが開いた。

 

白浜が日付を確かめると、「2026年5月1日」だった。戻りたかったのは2023年だったのに。

 

しかし、もうそこで生きるしかない。そして、未来に起きる出来事を止めなければ意味がない。

 

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2026年に戻ってきた5号車

田中は「生きろ!!」と扉を閉めた。その扉が開いた時「2026年」になっていた。3年先に進んでいた。

 

戻りたかったのは、2023年だったが、それでも家族のいる時代に戻ることができた。

 

113名のうち、戻ってきたのは53名。田中を含む60名が未来に残ったままだった。そして、乗客たちは病院へ送られた。

 

感染症や怪我無いか健康状態をチェックされた。生年月日を聞かれた萱島は「30歳」と答えたが、

 

3年後に戻ってきたので、「33歳」になっていた。そんした気分だった。そして、異常が見られなかった乗客は

 

家族と再会することができた。達哉が来るのを待つ萱島。しかしやはり来なかった。あの日迎えに行けなかったことが悔やまれる。

 

しかし、会場を出ると三島に連れられた達哉がいた。直哉は涙が止まらなかった。「あの日迎えに行けなくてごめん」

 

そして、久しぶりに3人で牛丼を食べた。この味は一生忘れないだろう。それぞれが再会を喜んでいたが、

 

畑野と白浜は1人だった。しかし、会場をでた白浜にずっと気がかりだった上司の高倉が会いに来た。

 

車いすを止めると、白浜に向かい歩き出した。3年前は口では「大丈夫」と言いながらも、白浜の決断を後悔していた高倉。

 

しかし、3年リハビリを頑張ったのだろう。「今なら本当に言える。もう大丈夫」だと。白浜はうれしかった。

 

達哉はあれから構成して、三島の店で見習いとして働き、家に同じ見習いの彼女と住んでいた。

 

変わってないはずの自宅が変わってしまった。3年の間に。そんな悲しみを覚えながらも、カットの練習をして、

 

美容師復帰をしようと、マネキンに向かいはさみを向けようとしたとき、はさみをおとした。

 

拾おうとしても拾うことができなかった。検診では見つからなかったが、萱島は重大な怪我をしていた。

 

■キャスト

 

動かない右手

萱島は未来に残ろうとした。しかし、田中に「生きろ!!」と言われ、電車に乗ろうとしたが、

 

強風に飛んできた木が彼の手を直撃していた。それが今になり「右手が動かない」症状となって現れた。

 

右手を動かそうとするほど、震える右手。もうはさみを持つことはできない。ということは、美容師にはなれない。

 

そんな時、直前になり6号車から飛び乗った上村と、加古川が「未来に飛ばされた」という事実をネット上で公表してしまった。

 

加藤たちは十分な証拠を集め、専門分野の蓮見にも「持ち帰ったもの」を検証してもらい、

 

確証を得てから公表するつもりでいた。それが意図もなく公表されてしまい、そこに人気美容師萱島がいた。

 

という事実が突き止められ、達哉の犯罪歴も暴かれてしまい、ネットで誹謗中傷された。

 

しかし、一番ショックだったのは、「母」と名乗る女性が「親子3人で乗り越え、あの子が美容師になった時はうれしかった」

 

と、実際は小学生の弟と、中学生の自分を置き去りにして、男の元へ走った母親。自分たちを捨てた母親が平然とインタビューを受けている。

 

萱島は悔しかった。どんな思いで2りで生活して美容師になり、カリスマにまでなったのに、もう戻れない。

 

連絡がつかない萱島を、畑野は心配していた。そしてお店を訪ねたが入れ違いになってしまった。

 

その間も、寺嶋をはじめ、5号車の人たちは家に集まり、会議を重ねていた。そして蓮見も加藤の話しを検証し、

 

「隕石」の軌道がどうなるのかを検証していた。そんな中次々と、5号車のメンバーがさらされていった。

 

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さらされる人たち

加古川たちの心無い行いのせいで、ネットでは5号車の乗客の素性がさらされていた。白浜は「イケメン消防士」となっていたが、

 

消防士に復帰していた白浜は、消火活動を行おうとしても、動画配信者が無理やり撮影をして、消火活動を阻害した。

 

寺嶋も家族のことをさらされていた。畑野もさらされていたが、彼女は戻った後教師を辞めていた。

 

5号車の乗客はさらされながらも、生きようとしていた。そして、白浜は約束のお好み焼き屋に畑野を連れてきた。

 

そして、畑野は店の樋口への思いは吹っ切れたのか、畑野と向き合っていた。店は貸し切りにしてくれた。

 

2人とも萱島を心配していた。そこで白浜は萱島を探したが、部屋を出た後だった。しかし、歩いている萱島を見つけた。

 

そして、萱島は「戻ってきた現代はクズだ!」と戻ってこなかったほうがよかった。と口にした。

 

すると、白浜は「それなら畑野さんのことは俺が守ってもいいのか?」と尋ねたが、すでに萱島のこころは限界を迎えていた。

 

そして、2人で未来で見た光らなかったあの2026年に完成した塔を見つめていたが、萱島はもう自分のことは放っておいてほしい。

 

とその場を去ってしまい、電話をかけてきた畑野にも同じことを言った。米澤はみんなが集まった時

 

田中の自宅へ行ったことを告白した。対応したのが娘で「家族とは疎遠になっているから、未来に残った」

 

と、伝え、「ミーポ」という人形を作り大切にしていたことを伝えた。すると、娘は「それは私のあだ名。美帆だから」

 

と、父の思いに涙した。それぞれが戻りたかった時代に戻り、ネットにさらされ誹謗中傷を受けながらも、

 

なんとか12月に起きる「隕石衝突」を証明しようと、苦悩していた。本当に信じてくれる人は現れるのか!?

 

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Twitterの感想

一番現実に打ちのめされたのは、最初に萱島。そして萱島の言っていた意味を理解した白浜。

 

戻ってこなければ、あのまま乗客と「家族」のようにサバイバル生活をできた。しかも渡部は明石の妻に訴えられて・・・。

 

みんなを励まし、元気づけ現代に戻ってこれたのは、萱島と白浜がいたから。でも現実は思った以上に厳しかった。

 


 

 

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