「ペンディングトレイン」8話、見つけた電線、残るもの達、戻る方法
田中が車両の連結部分を開いたことにより、大切な相棒のミーポが小さな穴に吸い込まれていった。
そして加藤は、それを「ワームホール」と言った。それは現代に戻れるかもしれない方法だった。
しかし、そこに入ることで「マイクロレベル」になってしまったら、体はボロボロになってしまう。とても危険な賭けになった。
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見つけた電線
嵐が起きたので、田中は車両に戻ってきた。しかし嵐が収まるとまた樹の下へと戻っていった。
そこに米沢が食料を運んできた。そして相棒のミーポを失くて、悲しむ田中をよそに、米沢は何かを見つけた。
見覚えのあるものだった。電車と言えばその上に電線が走っている。その電線が土に埋もれているのを見つけた。
車両に戻り、そのことを報告すると、加藤は同じ大学の教授が研究している、ワームホールの事について分析をしていた。
田中の人形が穴に吸い込まれた日、外は嵐が起きていた。研究によると、異常な気象やオーロラが現れる日は、
時空の歪みが起こりやすく、それによって「ワームホール」が生まれる可能性が高くなる。ということがわかってきた。
だから、あの日連結部分にワームホールがほんとに現れていたのだ。しかしどうやってもう一度ワームホールを出現させるのか?
意図的に車両に電流を流す。ちょうど車掌の小森が駅があった、車両この側に非常電源用の建物があったことを思い出した。
白浜たちは電線をたどっていけば、その建物にたどり着ける。と結論づけた。そして、その日から、土に埋もれた電線を掘り起こす作業が始まった。
黙々と作業をする中、渡部はやはり現代にはもう戻りたくないと言う。そして妊娠している小春は、ここで赤ちゃんを産むと決定した。
しかし、それを渡部が反対した。「この環境で赤ちゃん産んだらどうなるか、とても危険なことじゃないのか?」と現実的なことを言った。
それでもまずは非常電源用の建物を見つけることが最優先だった。畑野が話しかけるのに全く気づかない白浜。
あまりにも作用に夢中になりすぎている。時々声をかけて、みんなで休憩をとりながら建物を探していった。
未来に残る者
あの嵐の日、萱島は畑野に抱きしめられた。きっと弟のことを語り、悲しむ姿を見ていられなかったのかもしれない。
その日以来、畑野が思っているのは白浜と知りつつ、畑野が気になる萱島。そして作業しながら、みんなのリーダーシップをとっている白浜。
畑野はそれを見て「やっぱり白浜さんはみのの尊敬します。」と気持ちを言うと、「尊敬だけ?」と思わせぶりなことを言った。畑野は戸惑った。
しかし、建物を探す作業は続いていた。すると、またしても米沢が電線ではないものを見つけた。そして白浜がそれにつながる先を引っ張ると、
自分たちが今まで一生懸命掘り起こしてきた電線が、一気に地上に現れた。この起点が非常電源の建物につながっている事は間違いない。
そこを基準にまた建物を探し始めた。それと建物の上部らしいものが見えた。周りのものをかき分けるとと、やっと建物を見つけ出すことができた。
そして中に入ると配電盤がたくさん並んでいた。しかし、小森は建物の存在だけを知っていて、操作の仕方は知らなかった。
すると立花が、「私の会社にも同じようなものがあります」と配電盤の操作を始めた。様々なボタンを触り、
そして覚悟を決めるようにみんなの方を見た。再び配電盤を見ると、ブレーカーのスイッチを入れた。
すると建物内に電気が通った。意図的に電車に電流を流すことが可能になった。これで気象条件が重なり、時空が歪めば、またワームホールが現れる。
みんなの中に期待感があふれた。しかし、そんなみんなの思いとは逆に、萱島は表情が暗く沈んでいた。
そして、白浜に「自分がここに残る」と宣言した。加藤が言うように、「ここに残る人物も必要かもしれない」もし人類が全滅した時、
自分はここで生き抜いてみせると宣言した。「俺ぼっちは慣れてるから」と決意を明らかにした。
そして白浜に「弟を頼む」とお願いをしたが、白浜は納得がいかなかった。この世界に来てからみんなで協力しあって生きてきた。
それはもう一つの「家族」だった。そんな家族を置いて、ワームホールを超えることはできない。
渡部も小春も、みんなでワームホールを越えようと、白浜は説得した。その間にも準備進み、車両に電流が流れるように電線が巻き付かれた。
そしてオーロラが現れ、嵐の前触れが起こりだした。「時空が歪む。」みんなは車両に乗り込み、ワームホールが現れるのを待った。
しかし、萱島は自分は残るから、配電室を見てくると、車両から離れようとした。しかし、白浜は手を差し出して、一緒に帰ろうと誘った。
田中は家族とは疎遠になっており、ここで1人で気ままに暮らしたいと、彼だけは残ることに決めた。
萱島は白浜の手を取り、車両に乗り込もうとしたが、風に吹かれた木がその間を阻んだ。萱島は風で起き上がることもできなかった。
白浜と畑野が手を伸ばす。そして何故か6号車の人間が乗り込んできた。そして車両のドアを閉めようとしたが、
田中がそれを阻んで、ドアを一生懸命両手で開けていた。そして早く萱島に車両に乗り込むように促した。
萱島もなんとか立ち上がり、何とか2人の手をつかむことができた。そして田中は車両のドアを外から閉めた。
「Pending Train」放送日時、脚本、キャスト、ストーリーなど概要
「Pending Train」1話、8時23分、地震が起きてなくなった2両
「ペンディングトレイン」2話、混乱する乗客、バッテリーがなくなるスマホ、水のありか
「ペンディングトレイン」3話、田中が追いかけた人物、みんなの協力、電車に乗り込んだのは!?
「ペンディングトレイン」4話、刺された加藤、萱島の活躍、6号車の人々
「ペンディングトレイン」5話、山本の存在、田中のスパイ、出来上がったお風呂
現代に戻る方法
加藤の言う通り、ワームホールに入った場合、どんな現象が起きるかわからない。だから、車両事ワームホールに入れば
一応車両がみんな守ってくれる。そして現代でもワームホールを出現させる方法を考え出されていた。
ワームホールの研究をしている蓮見によれば、「隕石」がワームホールを開く鍵になるかもしれない。
そこで隕石を集めることになった。それをたまたま萱島の弟の達哉が聞いていた。そして河原で石を一生懸命拾っていた。
三島は何をしているのかと聞くと、「お兄ちゃんたちが戻ってくるためには、中、石が必要なんだって」と一生懸命だった。
三島はそんな達哉が不憫だった。既に政府からの情報もなく、生死もわからないまま、それでも兄を待ち続けている達哉。
その頃、予想した通り、ワームホールが開いた。そして電車が吸い込まれていった。衝撃が止まり、周りが明るくなった。
現代に戻れたのか?すると外からノックする声が聞こえた。そして車両のドアが開くと、電車の整備をしている男性らしき人物がいた。
白浜は「今は何年の何月何日ですか」と聞くと「2026年5月10日」と言われた。現在の2023年には戻らなかった。
しかし、隕石が衝突する。2026年に戻ってきたということは、なんらか大きな意味がある気がする。その使命を各自果たすことができるのだろうか?
Twitterの感想
「尊敬しかないです」って言った紗枝に「……尊敬だけ?」って聞き返して意味深な言葉に意味深な表情で見つめ返す白浜優斗、完全に有罪#ペンディングトレイン #ペントレ #ペントレ乗車中 #赤楚衛二 pic.twitter.com/299ev8us1l
— モチ🫧🌼🌿 (@rmori5901) June 9, 2023
涙を拭ってあげたい、抱きしめたいはずなのに躊躇ってやめて、背を押す直哉。不器用な直哉の想いに涙が止まらなかった😢#ペンディングトレイン #山田裕貴 pic.twitter.com/V8b6TKAVZl
— 𝐑𝐢𝐨 (@ry_tk1103) June 9, 2023
萱島くんが恋とか愛から目を逸らそうとしてるのに畑野ちゃんにギュッてされて、愛が無遠慮に流れ込んできて制御しきれなくて泣いちゃう感じが好き(伝われ)
#ペンディングトレイン #山田裕貴 pic.twitter.com/uopRr6lJpj— nappi (@nappi___7) June 3, 2023
白浜は畑野が自分のことを「好き」で居てくれることをわかっているから、ちょっとしたいたずらをしたのかもしれない。
そして畑野は、萱島が背負っている。あまりにも、大きな荷物に、少し寄り添ってあげたくなったのかもしれない。
しかし、萱島は畑野の気持ちを知っているから、自ら身を引くことを選び、未来に残ることを選んだのかもしれない。
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