「奇跡は二度と起きなかった」の本当の意味は?「俺の家の話」最終回

さんたまプロレスの年末興行、寿一はリングへと上っていった。しかしその時に心の中で「奇跡は二度と起きなかった」とつぶやいた。

 

それは、寿三郎が倒れ、同時に脳梗塞を発症し、意識不明に陥る状態となり、寿一の賢明な掛け声により奇跡が起きた

 

寿三郎はこの世界にまた戻ってきたのだ。しかし2度目の奇跡は起きなかった。それは観山家に重大な影響をもたらした。

 

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いつもと変わらない風景


観山家ではいつもと変わらない年明けの風景があった。能楽の観山流宗家としての舞台が控えていた。

 

隅田川」を息子の秀生と舞う予定だった寿一。1年間稽古を重ねてきて、それでもなお寿三郎から認められない寿一の舞。
寿限無も一緒に稽古に励むが、寿一の体幹がどうしてもぶれているので、立ち位置がずれていき、寿限無にぶつかってしまう。

 

ユカとの親権争いはどうなったのかわからないが、積極的に秀生を稽古に連れてくるようになった。

 

そしていよいよ年明けの初舞台がやってきた。寿一は夜遅くまで練習に励んでいたが、突然電気を切られてしまった。

 

そして、宗家として寿三郎が挨拶に立った。今回隅田川を舞うのは寿一と秀生だと発表した。騒然とする会場。しかし寿三郎は堂々としていた。

 

 

その中で寿三郎は、いつもふらりといなくなる寿一が大切な舞台に現れないことが気になっていた。

 

あんなに一生懸命稽古していたのに、こんな大切な日になぜ現れないのかパニックに陥る寸前だった。

 

しかし控え室へ行くと、なぜか寿限無が寿一の衣装を着ている。寿三郎には理解ができなかった。

 

それよりも、早く寿一が現れてくれないと舞台が始まってしまう。焦る寿三郎だった。

 

しかし寿三郎も舞台に立つ予定だったので、自分自身の準備もあった。舞うことはできないが語り手として後に控えていることができた

 

ついに本番が始まってしまった。舞台にはじゅげむが立っている。寿一はどこに行ったんだろうか。

 

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本当の理由


プロレスを引退して、観山家に帰ってきた寿一だったが、台所事情を知り、自分自身も再び「世阿弥マシーン」としてプロレスのリングで戻っていくことにした。

 

しかし父の寿三郎がさくらと言う婚約者を連れてきたことで、家庭の中は騒然となっていた。

 

それは、女性に対して甘い父が、今までに何度も繰り返してきた過ちだったが、今回は痴呆症が混ざり合い、本当に婚約者だと思っている。
しかし、認知症はまだらに進行しており、現実を認識できる時がある。そんな時は介護士のさくらとして認識している。それを家族には内緒にしておいてほしいとさくらは頼まれていた。

 

一方で、さくらは寿一に惹かれていく気持ちが止められなくなっていた。その気持ちを伝えると不器用ながらも、寿一は受け入れてくれた。

 

しかし、実家住まいと言うこともあり、遠慮が邪魔をして、2人の仲はなかなか進まなかった。それで我慢ができなくてさくらは別れを切り出した

 

 

そんな傷心の気持ちを抱えたまま、寿一はリングに上った。父が意識を取り戻したことエネルギーとして、勝って帰ってくる気持ちで家を出た。

 

そして、迎えたいつもの年明け変わらぬ風景がそこにはあった。しかしそれは寿一の気持ちの中と、寿三郎の気持ちの中だけだった。

 

実は、引退試合の年末の試合の時、ホセの攻撃を受けた世阿弥マシーンは意識を失しない、そのまま病院で息をひきとった。呆気ない最後だった。

 

そう、いつもと変わらない風景が見えていたのは、亡くなった寿一と、息子が亡くなったことを受け入れられない寿三郎の気持ちの中だけだった。

 

 

いつまでも寿三郎は寿一が生きていると信じていた。しかし周りの家族はそれを否定することができなかった

 

なぜなら寿三郎に息子がはっきりと見えていることが、寿三郎の態度からわかっていたから。何かにつけ誰かに話しかけている。寿一しかいない。

 

そして家族を知らないが、寿一もまた自分はまだ生きていると思っていた。そして秀生と一緒に隅田川を舞うために稽古に励んでいた。

 

そしていつものように、父から注意されてばかりで、なかなか進歩しない自分の舞に納得がいかず夜中まで練習していた。

 

すべては年明けの舞台のために、寿一の中でプロレスの事は全て一切忘れ、能楽だけに集中している時間だった。

 

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現実には


皮肉なことに、意識を失った父親の葬儀の準備をしていた長男としての寿一。だがそれは自分の葬儀なってなってしまった。

 

祭壇から、遺影まですべて父の葬儀の準備のために、葬儀屋に依頼した通りに自分の葬儀が行われた
しかし戒名だけは、長州力がつけていた父親向けの戒名ではなく、世阿弥マシーンらしい戒名に少しだけ変えていた。

 

皮肉なことに、父親には奇跡が起きたのに、奇跡を起こした自分自身には奇跡が起きなかった。

 

1年ぶりに突然我が家に帰ってきて、長男として家の中を引っ掻き回し、今までの賑やかな家庭に戻ったと思ったら勝手にまたいなくなってしまった。

 

兄弟たちは、兄の死を受け入れながらも、それが現実だと認識するにはやはり時間がかかった。父の姿がそうさせたのかもしれない。

 

 

そして弁護士として働いている踊介は、父の遺言状作成も手伝っていたが、それを訂正しなければいけなくなった

 

それはプライベートの内容なので、弁護士としては父親が故人となったら見せることができるもので、いくら内容知っていても家族であっても、内容を知らせることができなかった。

 

だが、踊介がそれをゴミ箱に入れてしまったために、舞とさくらが見ると言う。ごく自然にうっかり見てしまったと言う設定で。

 

踊介も近くにいながら、見て見ないふりをしていた。中に書かれている内容知っているからだ。

 

それでもなお寿三郎の記憶から寿一は生きていると、生きているときのままそのままの状態で1日1日を過ごした

 

家族も、そのことには触れず寿三郎の行動に合わせて寿一が生きているように振る舞っていた。

 

しかし、年明けの舞台が当日を迎えてしまった。当然寿一は現れない。しかし寿三郎にはなぜ来ないのかが理解できない。

 

1話から見逃した方へ

もうハチャメチャな家族であり、人間国宝だとういう寿三郎。もう、見てて情けない・・・。

 

でも、どこか憎めない!だから女性は心を許してしまうのでしょうか!?

 

 


 

 

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