寿寿のクズっぷりが40年かけて明らかになる。死ぬまでにやる100「俺の家の話」4話

重三郎は「余命宣告」「認知症」というダブルパンチを受け、観山宗家二十七世として舞台に立つことはなくなった。

 

しかし、「まだら呆け」であるため、自分が何を今しているのか記憶ははっきりしている。

 

ヘルパーのさくらを最初「婚約者」と思っていたが、正気になると「介護ヘルパー」だと認識している。

 

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クズの寿寿

最初から「余命いくばくもない」だから、好きな事をするんだ!!と、若いヘルパーさくらを【婚約者】

 

と、して全財産をさくらに相続させる!!と、支援者たちの前ではしゃいだことすら、すでに【クズ】の片りんを見せていた。

 

しかし、【能楽】については昔から厳しく、特に長男で跡取り候補の寿一には厳しかった。

 

しかし、寿一の息子秀生が【能楽】に興味を持ち、発達障害がありながらも稽古はきちんとこなし

 

寿三郎から褒められることに、寿一は【孫だからひいきしている】と見ていたが、秀生の指摘でハッとした。

 

 

自分は父に褒められたことがない。そして挙句「能楽」の道を捨て、プロレスラーとして生きる道を選んだ。

 

しかし、それは【怪我】との戦いでもあり、満身創痍でリングに上がるのも、離婚した子供への養育費

 

全盛期に駆ってしまったマンションのローンが残っていたため。しかし、「父が危篤」と知らせを受け

 

3人兄妹の中で一番筋がいい寿一しか、跡取りがいないとなると、プロレスラーを引退した。

 

しかし、レスラー時代怪我に悩み、稽古を褒められなかったのも、秀生の言う通り「じっとしていられない」

 

つまり体の基本の軸となる【体幹】がしっかりしていないので、わずかながら動いてしまう。

 

それは【静】の動きを重んじる能の世界では褒められるべきことではない。そしてレスラーとしても怪我の原因となる。

 

 

ますますクズの寿寿

さくらは、家族には寿三郎の意識ははっきりしており、記憶は鮮明にあると伝えた。

 

しかし、家族のためにも黙っていてほしいと言ったため、寿一たちは父がまださくらを「婚約者」と思っているふりをしていた。

 

そこへ来て、さくらを「好きなドラマのロケ地巡りに連れていきたい」とやりたいことノートに書いてあった。

 

その少し前、踊介は寿三郎の車椅子に【GPS】を仕掛けていた。前にも寿一がリングに上がる時

 

トイレでニアミスをしていたが、寿三郎が好きに動き回ることをよく思わない踊介の独断で取り付けたが

 

姉の舞から、「さくらちゃんが好きなんでしょ!?」と痛いところをつかれてしまった。つまりさくらの居場所を把握したいだけだった。

 

 

でも、つけておいてよかった。踊介が定期的にGPSを確認すると、同じ場所ばかりを長方形の形で

 

ぐるぐると回っている。これはおかしい。と寿一に電話をしてきた。ちょうど試合直後だったので

 

おそらくその場所は「ロケ地巡り」だろう。と行ってみると、やはり2人はドラマの再現をしてはしゃいでいた。

 

本来はさくらが車椅子なのだが、この際どうでもいい。車椅子の後ろに立ち乗りした桜も楽しんでいたが

 

突然めまいに襲われ、車椅子から落下したが、寿三郎が数メートル先で気づいた時には車椅子はバッテリー切れ。

 

そこに、ちょうど「世阿弥マシーン」に扮したままの寿一が現れ、二人は救われた。寿三郎の思い付きでさくらに怪我をさせるところだった。

 

 

ますますクズの寿寿

寿三郎の「エンディングノート」ともいえる、【死ぬまでにやりたい100の事】の中に、寿一が気になる文言があった。

 

「寿限無へのけじめ」 

 

寿限無は小学生の頃から、「能楽」の才能を認められ、脳弟子として観山家の養子になった。

 

だから、幼いころから寿一と一緒に稽古したり、時には舞台で暴れたり、友達であり、ライバルであり、兄弟のように育った。

 

そして、今でも舞台に立てない寿三郎の代わりに舞台に立つが、それでは他の方へ支払う給料がないので

 

デリバリーのバイトまでして、舞台を手伝ってくれる人たちに給料を支払っていた。

 

 

しかし、ある時寿一が家に帰ってくると、舞が激怒し「くそ親父!!」と玄関を飛び出し、

 

少し後に踊介も激怒し「このくそ親父!!」と玄関を飛び出してきた。何事かと家に入ると見知らぬ女性。

 

またしても【婚約者】というのかと思ったが、実は寿一が小さい頃に住み込みでいた男性の奥さんだった。

 

つまり、「寿限無」のお母さんだった。養子になってからはしばらく会ってないのでわからなかった。

 

しかし、事の真相を聞き、寿一は中庭に出て「このくそ親父!!」と叫んできた。

 

それもそのはず。寿一を里帰り出産している間に、寿三郎がはらませてしまい、認知しない代わりに

 

【寿】の文字と、住み込みの男性の妻にすることで形的には家族崩壊は免れ、その後舞や踊介が生まれている。

 

つまり、寿限無は才能を認められた養子ではなく寿一たちの異母兄弟だった。そして寿一から寿限無が家の為にバイトをしていることを知り

 

寿三郎は深く反省したが、帰宅した寿限無にすべてを打ち明けた。それから彼は何も変わらなかった。

 

しかし、次の「子ども向け能」の舞台では、ずっとセットの後ろに隠れ出てこなかった。

 

そして、出番になると、秀生が大洲と思っていた衣装の布は寿限無で、寿三郎に小声で怒りを鎮め

 

【くそ親父!!】と言い放ち、舞台へ向かった。本当に寿三郎、女に関してクズ過ぎる。「人間国宝」取り下げたい!!

 

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