日テレドラマ「トップナイフ~天才脳外科医の条件~」劣等感を抱いた西郡の勇気

2020年2月8日放送の日本テレビドラマ、天海祐希さん主演の「トップナイフ~天才脳外科医の条件~」

東都総合病院の「脳神経外科医」チームに新しい体制を作ろうと、部長が呼び寄せた医師が3人。

その3人をまとめていくのが、「女帝」と呼ばれる東都総合病院脳神経外科医の深山です。

しかし、それぞれ3人がなかなかのクセ者ぞろい。今一番深山が気にかけているのは西郡ではないでしょうか!?

 

西郡琢磨

カテーテル手術も外科手術もこなす二刀流。

技術に関しては誰にも負けないと、自負して周りにプレッシャーをかけようとするも

それは見せかけの姿。誰とも話しをしない、謎多き人物でしたが

第4話にてその「自信」が見せかけの物だと崩れ去っていく。

 

意識不明で搬送された70代と思われる女性。しかし身元の分かる物は所持していない。

連絡先もわからぬ中、西郡がひそかに動いた。

誰かに電話をかけると、すぐに「女性」が駆けつけてきた。

西郡の妹。つまり、搬送されてきた身元不明の女性は西郡の母。

 

3年前に脳に腫瘍があることがわかり、西郡が執刀したが、元々が難しい場所にあり

「記憶障害」が残る可能性のあるオペだった。

術後、母は記憶障害になり、家族が誰かもわからなくなった。

上に2人の兄がいるらしいが「母を殺そうとした!」となじられたらしい。

しかし、黒岩は「腫瘍を完全にとり切れば、記憶は戻る」

と、再手術を執刀した。その手技を近くで見ながら母の無事を祈る西郡。

 

女性心臓外科医の第一人者

西郡の母は、日本の中における「女性心臓外科医の第一人者」として医療業界では知られた存在だった。

だからこそ、自分の息子たちにも「一流の医師」になることを求めていたのだろう。

しかし、3男の琢磨に対してだけは冷たく「トップナイフになる素質はない」と思っている。

西郡にも、母が入院してきたことで、今までが虚栄であることがバレてしまい

次第に、脳神経外科医の仲間たちとも話しをするようになる。

 

しかし、母が意識を回復し、腫瘍の圧迫がなくなり「記憶障害」も消えた。

それが再び、西郡へのプレッシャーとなり、あの時のオペで自分は完ぺきにできなかった手技を

黒岩が完璧にこなしたことにより、自信を完全に失っていた。

 

そこへ、「天才ピアニスト」が入院してくる。

聴力と、顔面の神経を圧迫している腫瘍が見つかるが、両方を温存することは難しい。

どちらかを「失うことになる」しかし、部長はあえてこのオペを西郡に執刀させた。

完璧なオペを行った。どちらの神経も傷つけることなく、患者は退院することができた。

深山は知っていた。日々、誰にもばれない場所で、オペのシュミレーションを行っていたことを。

そして、当日はシュミレーションが活かされ、無事に終了したことを。

 

しかし、西郡は「偶然」だった。というのだった。どちらかの神経が数ミリずれていたら・・・。

どちらかの神経がもろかったら・・・。このオペの完全成功はなかった。

自分の力ではなく「偶然」が重なり、オペができたんだと。

 

そして、その天才ピアニストのマネージャーは10時間近く、待機室で水分も摂らず座っていたのが影響し、

元々あった脳の動脈瘤が破裂し、くも膜下出血で倒れてしまった。

検査の結果、通常3本あるはずの脳への血管が彼女は1本しか元々なかったようだった。

 

通常ならば、他の血管が生きているので、「動脈瘤」のある血管の血流を止めてオペが行えるが・・・。

急遽、西郡がオペに入るが、予想外の出血が起き、「恐怖心」が蘇ったのか

手を動かすことができなくなった。そこに黒岩が到着し無謀とも思える「1分間」血流を止め、「動脈瘤」を取り除く。

通常ならば「脳死」に陥ってもおかしくない判断だが、黒岩はとっさの判断でそれをやり遂げた。

やはり、黒岩は本物のトップナイフと認めた瞬間だったのか

西郡は母の病室を訪れ「僕は平凡な医者です」と告げた。

病室から出てきた西郡に拍手する部長。「虚栄」という仮面がやっと外せた瞬間だった。

母に「トップナイフ」と認められたくて、自信がある振りをしていたが、それは違った。と認めたことで西郡は一歩成長できたのです。

 

 

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