スマホの電源OFFですれ違う2人Paravi先行配信「理想のオトコ」7話

燈子が何度電話をかけてもミツヤスにつながる事はなかった。彼はスケッチに集中するためスマホの電源を落としていた。

 

そんな不安もあってか燈子は、仕事でリニューアルに向けて発注する壁紙を間違えてしまい、オーナーにひどく叱られた。

 

しばらく店にも来なくていいと言われ、落ち込んでしまった時に圭吾から電話が来た。

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思わず言いそうに…

とても落ち込んでいる時に圭吾から電話が来たので、思わずミツヤスの事や仕事のことなど話してしまいそうになったがぐっと堪えた。

 

しかしになると、圭吾が家に訪ねてきた。昼間の様子が気になって話を聞きに来てくれたのだ。

 

燈子は仕事でミスをしたことを話した。それで落ち込んでいると言うことにしたが、圭吾には通じなかったようだった。

 

ミツヤス先生と何かあったのか?問題の核心をつかれてしまった。燈子は今取材旅行中で合っていないと答えた。

 

しかし、圭吾にはそれだけではないと感づかれてしまったのか、連絡が取れないことを話さざるをえなくなってしまった。

 

 

燈子は思い出したようにキッチンに行き、何かつまみなどを出そうと思ったが、何もなかった。急いで買い物に出かけた燈子。

 

圭吾はその隙を狙って、ミツヤスに電話をかけていた。先生には燈子を任せられません。僕ならいつでもそばにいれます。」と再び燈子をめぐり火花を散らすことになった。

 

買い物から帰ってきた燈子。しばらくして圭吾は帰っていたが、なかなかミツヤスから連絡が来ない事を「うじうじしている自分が悪い」と、スマホの電源を落とした。

 

まさにその瞬間だったのだ。ミツヤスが勇気を振り絞って、燈子に謝罪の電話をしようとしていたが、電源が切れたためつながらなかった。

 

翌日になり急いで帰ろうとするが、田舎にいたためバスの本数もなく乗り遅れてしまった。そこで近くにある畑にいた男性に駅まで送ってもらえることになった。

 

急いで美容室に向かうミツヤスだが、燈子はしばらく店に来なくて良いと言われ、その上の歩道橋を歩いていた

 

ニアミスしていることを気づかずに、お互いが連絡が取れないと思い込み、どんどんすれ違っていくように見えた。

 

茉莉沙のマスク

燈子と喧嘩別れしたままの茉莉沙。大きな取引があったのか、食事会のようなものの幹事を任されていた。やっと一段落して全員解散したところ

 

高野も参加していて、「家まで送ります」と言って茉莉沙と一緒に歩き出した。途中から手をつなぎ出した2人。

 

結局家の近くまで来てしまったが、手をつないだまま来てしまった。それがいけなかったのか、家に帰ると茉莉沙は夫から頬に平手打ちをくらった

 

実は窓から下を見ていたのだ。妻が若い男と手をつないで楽しそうに帰ってくるのを。

 

赤く腫れ上がった頰を隠すため、マスクをして出社したが、圭吾が風邪?と心配してきた。そしてミツヤスと燈子を別れさせると宣言した。

 

それではまた元のミツヤスに戻ってしまう。気ままにフラフラといつ原稿が上がってくるか分からない状態になってしまう。

 

 

と言い返していると、マスクが少しずれたのか頬の赤みが見えてしまった。圭吾はめざとく気づき、燈子にメールした。

 

燈子は急いで茉莉沙の待つレストランに向かった。お互い勝ち組負け組で喧嘩して以来。そして勝ち組といった自分が、マスク姿で情けないと言う茉莉沙。

 

夫の浮気を疑っているが、本当は高野にも心が傾いていると言う本心を打ち明けることができた。手をつないだとき嬉しかった。夫とは感じることができなかった感情だった。

 

かといってまだ夫のことを嫌いになったわけではない。自分でもどうしたらいいか分からない状態だった。しかし燈子に話したことで、少し気持ちが落ち着いたようだった。

 

スマホの電源


その頃ミツヤスは完全に影のようになっていた。部屋の電気も消され、最賀が電気をつけるまでいることに気づかなかった。

 

すっかり自信をなくしてしまったミツヤスは、既に新作を描く気力もなくなっていた。

 

電話をしてもつながらないし、美容室に行ってもいない。どうしたらいいかわからない。まるで最賀の方が年上のようだった。

 

思い切って電話してください!」とミツヤスの背中を押した。多分またつながらないだろうと思っていたが、

 

燈子は帰宅し、スマホの電源を入れたとき、ミツヤスからの着信履歴にびっくりしていた。そこに届いたミツヤスからのメール。

 

 

燈子に黙って出かけたことを謝罪するとともに、自分は燈子のことが大好きだと書いてあった。

 

燈子は今までの落ち込みが嘘のように、嬉しくなってはしゃいでしまった。しばらくその後も2人のやりとりは続いたのだろう。

 

またしても、圭吾は燈子を振り向かせることができなかった。しかし茉莉沙にとっては、ミツヤスの仕事がはかどるので嬉しいことだった。


 

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