テレビ朝日「コタローは一人暮らし」コタローがアパート清水に来るまでの過去

「とのさまん」が大好きな5歳児だが、30近いお隣の狩野よりしっかりしている「さとうコタロー

 

毎週「優しい人」からの寄付をもらう代わりに、1週間の自分の成長記録を弁護士に渡すコタロー。

 

彼がアパート清水に住むことになったのは、弁護士の計らいによるものだが、そこに田どり着くまでどんな人生だったのか!?

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育児放棄

時々彼が思い出す過去は、今のように「身ぎれい」とは言えない。髪はぼさぼさで、汚れた服を着ている。

 

育児のストレスなのか、育児放棄されてしまいお風呂に入れてもらえなかった

 

そのため、コタローに触る時は「ゴム手袋」をしていた。それでもゴム手袋を通して母親が触ってくれるのがうれしかった。

 

そして、父からはひどい暴力を受け、結局両親は離婚した。そして、「元気でいてね」と母は出て行った。

 

 

元気にしていれば必ず会えると信じて、家で母を待ち続けた。彼は食べるものがなくなると、ティッシュを食べていた。

 

ティッシュは「高級品」ほど空気に触れると「甘み」が増すらしい。だから、引っ越しの挨拶のティッシュも高級ティッシュだったのかもしれない。

 

しかし、母は二度と帰ってくることはなかった。そして【養護施設】に入ることになったのだた

 

養護施設のホームページに「コタロー」がはっきりと写っていたので、父親が接見禁止命令を無視して養護施設へ来てしまった。

 

だから、狩野と美月が写真を撮ろうとしても逃げ回っていたのだ。

 

施設から出る

父親に居場所がバレてしまい、このままだとどこの施設でも父親に見つかる可能性があると判断したのか

 

コタローは「一人暮らし」をすることになる。そして、【優しい人】からの寄付で不自由なく暮らしている。

 

そして、狩野が気になって仕方ないので、コタローが外に出ると必ずついてきていた。

 

ティッシュを買うのに、最高級にこだわるコタロー。その意味が狩野には分らなかったが

 

幼児虐待のニュースで「食べるものがなく、ティッシュを食べていた」と聞き、コタローが前に「高級なティッシュほど甘い」

 

と、言っていたのを思い出し、次にティッシュを買う時、狩野は「もう普通のティッシュでいいだろ?」と彼を諭した。

 

 

ドラマでは「とのさまん」はつづいているが、原作では引っ越し早々に最終回を迎えてしまう。

 

彼は「とのさまん」が心のよりどころであり、決して好きで見ていたわけではない。

 

とのさまんのように強くなれば、父親を犯罪者にしなくて済むと考えているのだ。

 

あの頃は無力だったから、父は幼児虐待でつかまり犯罪者になってしまった。それは自らの弱さのせいと責めていた。

 

そして、「とのさまん」は深夜放送のアニメであり、コタローはそれを見ることで安心して眠ることができた。

コタローに染み付いた習慣

「とのさまん」はあえなく最終回を迎えるが、「もうわらわには必要ない!」と言い切る。

 

それは、狩野が布団の位置を変え、コタロー側の壁に寄ることで、彼の寝息がコタローを安心させていたのだ。

 

そして、彼は毎日お風呂に入ることにこだわっていた。それは「汚れている」【嫌われる】と思い込んでいるから。

 

母が手袋をしていたのも、自分が汚い存在だからだと思っていた。それが染み付いており

 

銭湯のボイラーが故障した時は、自ら日に日に狩野と距離を取っていくことになった。

 

そして、コタローの言葉から、「自分が汚いから狩野に嫌われたくない。だから離れて歩く」

 

 

ということが、わかってから狩野はコタローに「たかが数日風呂に入らないくらいで、お前のことを嫌う奴なんていない

 

と、言うのだが、コタローは体の小ささを利用して、台所のシンクをお風呂にすることを思いついた。

 

そこまで自分が「清潔」であることにこだわりを持っている。まだまだ他にもアパートに来る前に

 

両親から受けたネグレクトにより、コタローには間違った常識が染み付いているが、狩野やアパートの面々がそれを受け入れ

 

ちゃんと真実を教えていくことで、コタローは少しずつ子供らしさを取り戻していく。

「コタローは1人暮らし」


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