「コタローは1人暮らし」最終回、母上のスマホ、引っ越し準備、父の手
コタローは「強き者になり、母上と父上とまた一緒に暮らす」という目標を持ち、1人暮らしを始めた。
そして、ついに自分は強き者になれた。と父上からの手紙を機に、父上と一緒に暮らすため、
アパートを出ていく決心をした。そして、みんなに見送られるコタローはあることに気づいた。
コンテンツ
母上のスマホ
狩野はコタローの母が、生前コタローのことを頼んでいた、「鈴野法律事務所」に呼び出されていた。
そして、鈴野は「コタローくんがお父さんと暮らすのは良いと思う」と言いながらも、浮かない顔をしていた。
その後の父の素行調査をしており、今の父親なら大丈夫だと以前は言っていたが、まだ心配はあるようだ。
そして、狩野を呼び出したのは、「コタロー君にこれを渡してほしい」とハンカチに包まれたものを渡した。
引っ越しの準備をしているコタローの部屋に行き、弁護士から預かってきた。とハンカチの包みを出した。
それは「母上のスマホ」だった。パスコードはコタローの誕生日だった。一番最初に出てきたのは、
コタローも以前目にした、父上と母上がホールに置かれたビアノを楽しそうに弾いていた場面だった。
「母上もこの動画を残していたのでござるな!!」とコタローは喜んだ。まだ彼が生まれる前の仲睦まじい両親の姿。
そして、しわくちゃなコタローが生まれた時、そして、コタローの成長の記録であり、家族の記録がそこにあった。
しかし、母上のスマホの最後は「母上の動画」で終わっていた。病室のベッドの上と思われる。
「コタロー約束を守れなくてごめんね。幸せになってね。」という一言で終わっていた。狩野はサボテンの女性だと気付いたが
コタローには言わなかった。そしてコタローは母上のスマホの最後の言葉『幸せ』がわからず狩野に聞いた。
狩野は「お前は人の幸せばかりを望んできたからわかんないんだよ」と言ったが、逆に「狩野殿の幸せはなんぞよ?」
と、聞かれたが狩野は答えられなかった。そして、狩野は部屋に戻り何かを始めた。コタローも荷造りを続けた。
原作
津村マミ
『コタローは1人暮らし』
コタローは1人暮らし 1 (ビッグ コミックス) [ 津村マミ ] | ||||
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コタローは1人暮らし DVD-BOX [ 横山裕 ] | ||||
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主題歌
関ジャニ∞
『未完成』
7バージョンあり
2023年5月10日発売予定
引っ越しの準備
コタローは引っ越しの準備をしていた。段ボールに一つずつ荷物を詰めていくが、アパートのみんなからのプレゼントがあった。
そして、コタローは準備の手を止めた。それは美月と狩野と3人で海に行った日。「お前はなぜか写真が嫌いだから」
と、思い出に美月との絵を描いてくれた狩野。そのことを思い出していた。狩野の部屋の方を見ていた。
丁度狩野も作業の手を止めて、コタローの部屋の方を見ていた。お互いがお互いを思いあっていた。
そして、狩野が「引っ越しの準備を手伝ってやるよ!」と部屋に来たが、「一人で大丈夫でござる!!」と言われてしまった。
すると、狩野は先日のみんなとのパーティーの様子を、スケッチしていたが、そこに色付けしてコタローにくれた。
コタローもみんな笑っている。このアパートの思い出がまた一つ増えた。それも荷物に入れた。
そして、とうとう明日コタローは引っ越すことになった。そして父が迎えに来たが狩野の部屋に来た。
「コタローを今までありがとうございました。」とお礼を言い、コタローを二度と一人にしないと約束をした。
コタローは小林と最後の部屋の掃除をしていた。そして「子供が苦手なのに毎週ご苦労であった」と小林をねぎらった。
しかし、小林はコタローのおかげで、「昔の自分に、自分は悪くないんだよ」って言ってあげられるようになった。
と、逆にお礼を言った。そして表札を外し、階段を降りようとするとみんなが外で待っていた。
父の手
そこには田丸の息子もいた。そしてお互い大人になったら「酒でも飲め!」と田丸は行った。
すると美月は、夢をかなえて自分のお店を持ったら、絶対にきてね。とコタローと約束した。
宇田は自分の本当の目的を話そうとしたが、コタローに先に「母上に片思いをしていたのであろう」
と、言われてしまった。宇田はさよりに片思いをしていたが、その後彼女が亡くなり、一人息子のコタローを心配して、
近くでも守ろうとしていたのだろう。それぞれが別れの言葉を言う中、狩野は何も言えなかった。
ただ「幸せになれよ!」とだけ言って、手を差し出した。コタローは「おぬしがお隣さんでよかったでござる」
と、その手を取り握手を交わし、父のk元へ駆け寄った。そして一緒に父の住まいへ向かおうとしたとき、
父が手をつなごうと手を出した。しかし、その時コタローの脳裏に「フラッシュバック」が起きた。
「父の手」それは、母上を殴っていたあの手。母上を苦しめたあの手。そして、自分は父の手が怖かった。
それを思い出したとき、コタローは振り向いてアパートに戻っていた。「わらわはまだ父上と暮らせぬ!」
「父上の手が怖いのである。強き者になってもその手が怖いと思ううちはまだ暮らせぬ」と理由を話すと
父も納得した。どれだけ自分がコタローのこころに傷を残していたのか。わかっていたのだ。
そして、コタローは「ここのアパートのみんなと暮らすのがわらわの幸せぞよ!」とまた狩野の隣に暮らすことになった。
狩野もコタローがいて、このアパートの住民がいてそれが「幸せ」だと思っていた。コタローも同じことを考えていた。
しかし、表札には「なみきこたろー」と書かれていた。きっと父の姓をきちんと名乗ることにしたのだろう。
↓「帰ってきたぞよ!」シリーズ↓
「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」キャスト、主題歌、脚本など
「コタローは一人暮らし」1話、小学生のコタローと職業訓練、狩野の出世
「コタローは一人暮らし」2話、コタローのお腹と過去の出来事、そして父の敵
「コタローは一人暮らし」3話、宇田の正体と、歓迎会、宇田の罪悪感
「コタローは1人暮らし」5話、銭湯のお誕生日割引、魚の食べ方とキャラメルの思い出
「コタローは一人暮らし」6話、それぞれの親の気持ち、小林の親、母と暮らす
Twitterの感想
コタローちゃんが引っ越してくるまでの狩野どののことを考えると、この物語は狩野どのが幸せになる物語でもあったのだと。とうとう美月さんとも💖な感じだし☺未完成の歌詞が本当にぴったり✨横山さんすごいですね!!
何度リピートしても狩野どの美しいです☺
(伸びていくひこうき雲が凄くいい✨) pic.twitter.com/oD5iNvckKf— eu- (@Eucalyptus0408) June 10, 2023
そうね、コタローにとってあの刀は誰かを守る物であり必死に自分自身を守るための刀だったのかな。刀を持つと言うのは常に緊張状態だったはず。その刀が押し入れにあると言うことはコタローは心から安心できる場所を見つけることができたんだね。幸せってそういうことかな。
— いちごバナナ (@fukukuru5F) June 10, 2023
狩野どのとしっかり握手したあと、お父さんの手が握れなかった対比が凄い。グサグサきた。お父さんの涙に胸が痛かった。
時間が経てば、いつかこたろうくんがお父さんのことを怖がらなくなる日が来るんだろうか…#コタローは1人暮らし#コタロー— ∞🖤 (@8er825) June 10, 2023
きっと父上の手を見た瞬間に、狩野と握手した手を思い出し、あの時素直に握れたのに、父の手を握れない自分に気づいた。
コタローはやっぱり成長した。そして、成長したのはコタローだけでなく、アパートの全員でもあるが、
やっぱり、両親を亡くした狩野が、コタローと接して「生きなおす」ことで一番成長したんだと思う。
だから、その言葉が編集長の「コタローくんにあったから狩野大先生の絵がよくなった」という言葉に現れていると思う。
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