「コタローは一人暮らし」3話、宇田の正体と、歓迎会、宇田の罪悪感

宇田が「アパートの清水」に越してきてから、コタローは「父の仇ぞ!!」と言って、おもちゃの刀を振り回していた。

 

二人の間に何があったのかは知らないが、宇田は住民たちに「僕も覚悟をもってここに来ました。」

 

語った。どんな覚悟を持ってきたのか!?コタローにとって悪い人物なら追い出すと田丸は言い出した。

 

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宇田の正体が判明する

宇田はいつも辛そうにしている、コタローの母の話し相手をしていた。実際、コタローは宇田と話しているときの母は笑っていた。

 

と、記憶していた。悪い人ではないらしいが、それが、父から母を奪おうとする人物に映ったらしい。

 

しかし、小林が宇田について調べておく。という前に弁護士事務所に宇田から訪ねてきたという。

 

彼は前に探偵の青田が、このアパートでコタローのことを調べていたが、その青田からコタローのことを聞いたらしい。

 

そして、青田からすべてを聞き、コタローの父の暴力についても、宇田が通報をしたらしい。

 

そのせいで、コタローは今一人さみしく一人暮らしをしているのではないのか!?と思いアパートに越してきたのだ。

 

それを知らないコタローは、嫌がらせに夜になると真下の宇田に響くように床をどんどんと足で踏みつけた。

 

そして、布団を干しているときに、下から声をかけられても、まだ警戒心は解かれていなかった。

 

しかし、狩野の判断で宇田が「悪い意図をもって、ここに来たわけではない」と知り、歓迎会をすることになった。

 

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宇田の歓迎会

宇田の歓迎会が、コタローの部屋で行われることになった。美月はコロッケを作ってきた。

 

そして、狩野も一応「卵を焼いたやつ」を持ってきた。コタローはおにぎりをいっぱい作ったが、

 

宇田は食べられない。とはっきりと口にした。「悪意はないが人が握ったものは食べられない」という。

 

狩野もそういう人もいるから。とコタローに気にすることはない。というが、宇田はコタローの母が作ったおにぎりは食べれた。

 

と話した。そして、コタローの母も宇田が作ったおにぎりを食べたという。コタローはなんだか複雑な気分になったが、

 

翌日になると、炊飯器を宇田に渡し、「母上の味の再現をするぞよ!!」とおにぎりの指導をしてもらうことにした。

 

そして、出来上がったおにぎりだが、宇田はやはり食べられないので、宇田が自身で再現したものをコタローに食べさせた。

 

狩野は「コタローはお母さんの味を覚えてないんです」と言った言葉が響いたのか、おいしそうに宇田のおにぎりを食べるのをみて、

 

宇田はコタローが握ったおにぎりを食べてくれた。やはり宇田は悪い人ではないようだった。

 

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宇田の罪悪感

コタローの父は毎日のように、母に暴力をふるい、コタローはそれにおびえて暮らしていた。

 

そして、疲れた母にはあまり相手にされず、髪も伸び放題で、清潔とはいいがたい子供だった。

 

しかし、母は宇田と玄関で話しているときだけは笑顔を見せた。ある時コタローは父の暴力に耐えかねて、

 

ベランダに出た。そこに宇田が通りかかり、手すりをたたいたりして合図を送ると、宇田が気づいてきてくれた。

 

そこで、すぐに父は通報され逮捕された。そしてコタローへの接近禁止命令が出されたため、

 

施設で暮らしていたコタローは、施設のHPに顔写真が掲載されたことから、施設にもいられなくなり、

 

一人暮らしが特別に許可された。そして、弁護士とアパートのみんなに守られて暮らしている。

 

コタローは「わらわが先だったのだ」と、宇田が父のことを通報したのでなく、宇田に自分が頼んだから、

 

父が自分にあえなくなった。と狩野に打ち明けた。コタローはその時のことを少し後悔しているのか、

 

泣いていた。狩野はタオルをかけて、それは悪いことではないとコタローを慰めていた。

 

そして、宇田にコタローに話しを聞いたとして、「自分のせいでコタローが一人で暮らしているのが心配で来たのか?」

 

と、聞いてみたが、宇田は本心を口にはしなかった。それでも宇田は確かにコタローのことが心配で、わざわざ引っ越してきたのだろう。

 

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Twitterの感想

「コタローは一人暮らし」は登場人物は確かに、毎回最小限だが、その人々すべてがコタローに深くかかわる人物。

 

そのくらい、人とのつながりが幼いコタローにあれば、今こうして一人暮らしをしないで済んだのかもしれない。

 

そして、今まさに親のDVなどでくるしんでいる、子供がいたらどこかに必ずSOSを発信してほしいと強く願ってしまう。

 


 

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