「祈りのカルテ」9話、倒れた広瀬、腎臓移植ができない疑問、原因は検査技師！？

諏訪野は広瀬のアパートに頻繁に通うようになった。しかし、応答がないため玄関近くの開いている窓から中を見た。

 

すると、倒れている広瀬を見つけて、すぐに病院に搬送してきた。父の冴木に状況を聞かれ、すでに吐血していた。

 

と、答えたが意識が回復すると、広瀬はだれにも何も言わずに病院を去ってしまった。

 

倒れた広瀬の病名とは！？

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広瀬は冴木から「もうこの病院に来るな」と言われていたが、「喘息の咳」だと冴木に話していた。

 

しかし、「吐血」していたとなると、違う病気が疑われるので、検査を勧めたが、すでに自分の病気は他の病院で調べてもらい

 

わかっているという。ステージ4のガンだった。治る見込みのないことは本人が一番わかっていた。

 

諏訪野に看護師を呼びに行かせ、冴木は七していたが、広瀬が「水を飲みたい」というので取りに行った。

 

するとそのすきに、彼はすべての医療器具を取り外して、病院から姿を消してしまっていた。

 

なぜ彼はそこまでして、入院や検査を嫌がり逃げてしまったのだろうか！？

 

 

腎臓移植ができない疑問

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諏訪野の研修先は「腎臓内科」となった。そこには『鈴音』という17歳の女の子が腎臓移植を待っていた。

 

しかし、諏訪野たちが驚いたのは、彼女にすでに婚約者がいるということだった。母からの腎臓移植が終わったら

 

結婚する予定となっていた。研修医たちの部屋で冴木たちが調べると、相手は「ホテル王」として名前が知られた存在。

 

そして、彼女の実家も大正から続く老舗の料亭。しかし、冴木曰く「落ち目」だという。歴史が欲しいホテル側と

 

援助が欲しい料亭側の利害が一致して、結婚に至ったのではないか！？というけつろんにたっした。

 

しかし、移植前日にして鈴音の血液検査に、異常な数値が見つかり、移植手術は延期となった。

 

でも再検査しても何も出なかった。そして、やっと次の検査となり、ドナーの健康状態が検査されたが、

 

心電図に異常があるとして、またもや移植は延期された。そして、諏訪野は鈴音から「透析の時間も病院にいる時間も好き」

 

と、聞いて違和感を覚え、彼女と年も近く一緒に透析を受けて、仲良くなった沙智に話しを聞いた。

 

彼女は最初心を閉ざしていたが、ある時から明るくなりよく話すようになったという。それはなぜなのだろうか！？

 

 

手術延期の原因は検査技師！？

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諏訪野はカルテと向き合った。手術が決まるたびに、検査結果に異状が出る。そして、彼女が突然変わった原因。

 

それは、病院の検査結果をすべて管理する、検査技師に問題があるのではないか！？と考えた。

 

それは、検査技師の小笠原と、鈴音が以前付き合っていたのではないか！？という仮説が経った。

 

それならば、彼女から結婚について相談を受けていて、手術を延期するために、検査結果を偽装することはたやすいことだった。

 

彼女は、「店のため」に結婚を決めていたが、小笠原のことをはっきりとあきらめられないでいた。

 

透析が始まり、不安な彼女をいつも励まして、支えになってくれたのは彼だった。そして、彼は彼女と結婚して、

 

自分の腎臓を移植してあげたかった。その思いが今回の偽装につながっていたのだった。

 

事実が分かり、小笠原は病院を去っていったが、諏訪野の知らないところで、冴木と立石の説得が行われていた。

 

それは、病院を抜け出した広瀬が、再びスーパーで倒れて搬送されてきた。しかし、またもや入院を拒否して、逃げ出そうとした。

 

3人は同じ医大に通う同期だった。しかし、冴木と広瀬の姿を見つけて、立石が来た。そして話しが始まった。

 

立石は学生時代に、恋人を自殺で亡くしていた。それを慰めたのが広瀬であり、「ずっと支えていく」

 

と、約束したにも関わらず、「守りたいものがある」と言って、研修医半年で手紙一つで去っていった。

 

それを立石は許せなかった。しかし、広瀬は弱っていく自分の姿を、本当の息子の諏訪野に一番見られたくなかった。

 

しかし、立石は「あの時守りたいと思えたなら、最期までちゃんと見せなさい！！」と広瀬を諭していた。

 

そして、配属の科を決めないうちに、最後の研修である、緩和病棟に諏訪野が来たが、担当が広瀬となった。

 

親子の時間を少しでも持てるように、冴木たちの計らいだろうか・・・！？そして広瀬は事実を打ち明けられるだろうか！？

 

 

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