「霊媒探偵城塚翡翠」倒叙集3話、殺人を犯したかもしれない高校生、探りを入れていく翡翠、事件の真相

翡翠と真は旅行に来ていた。そのころ鐘場は天子とラーメンを食べながら、ニュースを見ていたが、

 

翡翠たちのいる場所の天気が荒れ始めていた。鐘場に翡翠から写真付きでメールが来ていたのだが、

 

こんな時に限り、彼女が事件に巻き込まれることが多いと心配していた。予感が的中したのが、真の車が動かなくなった。

 

殺人を犯したかもしれない高校生

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真の車が動かなくなり、レスキューを呼んだが、途中の道が豪雨の営業で通行止めとなり、来れない状況となっていた。

 

翡翠は今まで来た道に、「明かり」がついた家が1軒あったのを思い出し、真だけに様子を見に活かせようとするが、

 

結局2人は一緒に家に向かって、1本の傘で向かうことになった。そのころその家『別荘』では、高校生の男子が手に包丁を持ち、

 

目の前に血を流して女性が倒れているに気づいた。状況から見て「自分が殺害した」と思わざるを得ない状況。

 

そんなところに、インターホンが鳴り翡翠たちが家に入れて欲しいと言ってきた。無視していたが、

 

2度目のインターホンの後、真が「鍵が開いていたから」とドアを開けて入ってきてしまった。

 

そして、外に不自然に濡れているカバンを見つけ、一緒に持って入ってきた。そこには七輪があり、少年は「バーベキューですね」と

 

後で片づける。と床にそのまま置いておいた。少年は夏木と名乗った。しかし、少年の両親は、近くの農家から助けを求められ、

 

カッパと長靴で向かったという。大雨が降っているのに、リビングの窓は開いていた。そして、不自然に置かれた女性もののかばん。

 

そして、暖炉の上に写真があるのに、少年が1枚も写っていない。写真移りが悪いとか、撮るのが下手とか、言い訳をしていた。

 

翡翠はシャワーを借りることにした。しかいし、夏木を呼び出し「どちらがシャンプーかリンスかわからない」

 

と、ありもしない「色」のボトルを口にしていた。この家で何かが起きているということを、すでに翡翠は確信していた。