「クロサギ」8話、ひまわり銀行の次のターゲット、親爺からの指示、そして宝条の狙い

黒崎は次のターゲットを決めていた。先日金をだまし取った支店の牛山。彼女からひまわり銀行の内部について聞いていた。

 

すると、黒崎に「餌」になりそうな情報があったため、その準備をしていたが、一方で宝条の甥であり、

 

氷柱のセミナーの鷹宮にも怪しい動きがあった。宝条が追いかけている人物が、氷柱の部屋のオーナーだと気づいたのだ。

 

ひまわり銀行の次のターゲット

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黒崎は、牛山にいくらかだまし取ったお金を渡したのか、彼女は宝条のしていることについて話してくれた。

 

実際にはいくつのもの会社を所有しており、そこに行員を天下りさせて管理させている。

 

その中でも「世田谷病院」は赤字続きの病院だったが、ひまわり銀行から宇佐美が出向すると、２年で黒字に回復した。

 

黒崎は次のターゲットをこの病院に決めた。「医療コンサルタント」として、まずは宇佐美の妻に近づいた。

 

ちょうど夫からかまってもらえず、入れ込んでいたホストから見向きもされなくなったころだった。

 

そこに黒崎が現れ、夫を紹介してもらうことに成功した。そして、ベッドの購入を持ち掛けたが、

 

これ以上入らないと突っぱねられてしまったが、後々側近にベッドを購入して、別の場所へすぐに転売すれば

 

これだけの裏金が作れる。とかなりの額を提示してきた。そして、その一方で病院の経営について元いた事務員に話しを聞いていた。

 

彼は元々いた社員たちをすべて解雇し、医者たちもまだ若い、給料の安い医者へと入れ替えてしまった。

 

それで黒字への業績回復をしたように見せていた。そして、生活困窮者に「病名」をいくつもつけて入院させていた。

 

生活保護を受ける人物が入院する場合、「入院費」は国が支払うので、本人たちの負担はない。しかし、病院には「入院費」として

 

お金が入る。それを裏金としてプールしているのだ。黒崎は「CTスキャンとMRI」２台ずつの購入を持ち掛けていた。

 

 

親爺から北海道行きの指示

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久しぶりに桂木の店に顔を出した黒崎。桂木は次の獲物のために、北海道へ行け！！と指示をしてきた。

 

かの子から資料だけ受け取った。桂木は黒崎がひまわり銀行を食いつくそうとしていることに、勘づいているのだろう。

 

だからこそ、東京からしばらく話しておきたかった。しかし、黒崎は世田谷病院から手をひかなかった。

 

そこへ、桂木の店に氷柱が来た。何気なく、「あいつは今北海道か？」と聞いてみるが、氷柱は詳しく知らない。

 

だけど、しばらく姿を見ていないことは確かだと答えた。そして、黒崎もぬかりなかった。

 

ボイスレコーダーで、北海道の駅の音声を流しながら、桂木に電話をして、「例の件警察が動いているようで、しばらく様子を見る」

 

と、言ったのだが、警察にタレコミ情報を流したのは自分だった。北海道に行かなくても済むように東京から、

 

獲物の情報を北海道の警察へ送り付けていたのだ。桂木もこの電話で黒崎が北海道にいないことを感づいたのだろう。

 

宝条の次なる狙い

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神志名は上からの命令で、キャリア組として警視庁へ行くことになり、黒崎をおうことができなくなった。

 

実は神志名にも、昔黒崎を同じ思いをした。しかし、一方は「詐欺師」となり、一方は「警察のキャリア」になった。

 

どちらかが入れ替わっていてもおかしくない。道の選択をどちらかが間違えてもおかしくない状況だからこそ、

 

神志名は黒崎に近づいて忠告を繰り返していた。しかし、黒崎は獲物を捕獲するために動いていた。

 

世田谷病院から、4台の医療機器を購入してもらったが、前回のようにお金が振り込まれなかった。

 

「やられた」と思っているところに、黒崎が登場して「10億円ごちそうさまでした。」と言い、

 

病院の不正を告発する動画を、アップすると脅してきたが、すでに用意周到に違う動画をアップしていた。

 

側近がその記事をネットで見つけて慌てふためいているうちに、病院から姿を消した。

 

一方で宝条は牛山の支店で金をだまし取った男について追っていた。しかし、防犯カメラを意識してか、

 

はっきりとした顔は分からなかった。しかし、会食を共にした甥を連れて、事務所に戻ると彼はその写真を見て、

 

黒崎だと直感した。そして、すぐにアパートで待ち伏せをしたが、黒崎はのらりくらりと鷹宮を交わした。

 

宝条は黒崎をつぶしにかかるのか、フィクサーである桂木はその時どちらにつくのだろうか！？

 

 

 

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