「祈りのカルテ」7話、消化器内科をうろつく男と、親子の絆、そして明かされる事実

消化器内科をうろつく、オレンジ色のスーツ姿の男性がいた。院内では「注意喚起」がされていたが、

 

男性の目的は不明だ。人がいると隠れ、どこの病室に見舞いに来たのかもわからない。そして、冴木がそんな時誕生日を迎えたが、

 

一人泥酔して、翌朝になってしまったが、諏訪野にある事実が明かされることになる。

 

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消化器内科をうろつく男の目的

消化器内科を、オレンジのスーツ姿という目立つ服装でうろつく男性がいた。受付を通さずにうろついているので、

 

院内で「注意喚起」として、各診療科にメールが来ていた。男性はどこの病室に用事があるのか、

 

奥の方を見ては、看護師が来ると隠れ、奥の病室の見舞いが来ると隠れ、どこへも行こうとしなかった。

 

ただ、奥の病室には組員の幹部がいるらしく、男性もその筋の人かと思われていた。しかし、諏訪野と牧村が

 

夜間救急担当となって初日に、その男性が救急搬送されてきた。救急隊員が車で意識はあったが、

 

意識消失をしており、激しいけいれんを引き起こしていた。何か持病があるのかわからないが、男性は翌朝意識を回復した。

 

担当医の柚木はもしかしたら、違法薬物の可能性がある。として、尿検査を受けさせたが、反応は出なかった。

 

しかし、男性はしきりに時間をきにしていた。そして、2年目の研修医の部屋では、冴木が「今日誕生日」

 

と、祝って欲しくてたまらない様子で、すべて自分が用意するから、祝って欲しいと懇願していた。

 

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いくつもの親子の絆

しかし、男性は尿検査の後、再び意識消失して倒れてしまった。病院にも1年前にかかっているが、

 

特に病歴もなく、原因がわからない。そして、ベッドを抜け出すこともあり、男性が「けじめをつける」

 

と言っている意味もよくわからなかったが、とにかく男性がどんな病歴を持っている可能性があるのか、

 

親族で同じような症状がないか聞いてみたが、ずいぶん昔に親とは縁を切り、結婚したが妻から離婚を切り出され、

 

男性は一人で、親族の病歴も分からなかった。諏訪野たちが奮闘している間、夜勤のない動機たちが、半ば無理やりに

 

冴木の誕生日を祝っていたが、橘がカメにご飯をあげる時間。と言って帰ったのを合図に自然界さんになった。

 

そして、冴木は知らずに眠ってしまったが、そこに父である、外科部長の真也が来た。そして、日本酒を酌み交わし、

 

冴木は自分のふがいなさを嘆いたが、父は自分も2浪して医大に入り、いつも年下の同期に追い抜かれてばかりだった。

 

と励ましたが、「俺のことを恥だろ?」と聞く息子に、「26年恥だなんて思ったことは一度もない」と励まし、

 

大好きなホットケーキを作ってあげようとしたが、小麦粉を取ろうとした冴木は、頭上から小麦粉を浴びてこなまみれになった。

 

そのころ、諏訪野はカルテを見て、男性がなぜ病院に運ばれてきたのか!?尿検査のトイレから見つけた『飴』をヒントに探っていた。

 

すると、昨年と今年、消化器内科に入院している岸本という女性がいた。諏訪野はやっと理解できた。

 

男性は持病の糖尿病があり、そのインスリンがかばんに入っていた。男性はわざと意識消失させるために

 

自分でインスリンを過剰に投与して、この病院に来た。その目的は岸本の誕生日。実の母の誕生日を祝いたかったのだ。

 

事情を知った柚木は、そんなことに救急を利用したことに憤慨したが、12時まで時間をくれた。

 

そして、男性はやっと母に30年ぶりに会うことができた。母もやっと会うことができ「おめでとう」を聞くことができた。

 

そして、「けじめ」をつけた男性は帰宅し、諏訪野たちも長い夜勤を終えて帰ることができたが、

 

そこにはこなまみれで、ソーセージをもって眠る冴木がいた。そして、諏訪野に父からと紙袋を渡した。

 

 

初めて明かされる事実

前から頻繁に諏訪野を飲みに誘う患者広瀬がいた。最初は救急で搬送されてきて、諏訪野が担当したが、

 

その後も何かと病院を訪れていたが、実は冴木たちの同期で、いつも仲間の中心に彼がいた。

 

しかし、父冴木の話し方だと、彼は何らかの罪を犯して服役したため、医者を辞めたらしい。

 

そして、二度と病院に来るな。と忠告をしていたが、その忠告をなぜしたのかわかった。

 

広瀬の息子は諏訪野だった。おそらく何らかの罪を犯し、逮捕されたため諏訪野の記憶には父がいない。

 

しかし、父には息子の記憶があるため、息子に会いに病院へ来ていた。しかし、広瀬は何か病気を患っていることを

 

父の冴木は見抜いたのか、息子に袋を諏訪野に渡すように託した。そして諏訪野はその袋を持ち、書かれた住所へ向かった。

 

古びたアパートだったが、中から出てきたのが広瀬であったため、ひどくお互いに驚いてしまった。

 

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